・・神様からの贈り物・・

病名

梨花の心臓とおなか
心臓病と言っても症状はそれぞれで、同じ病名を持っていてもたどる経過は違ったりします。
以下は 梨花の場合 を書いています。 参考資料は「心臓病児者の幸せのために」「小児の心臓病」etcです。   情けないお話ですが、梨花の病気を完全に理解できているわけではありません。 分かりにくい点や間違った表現などあるかもしれません。 お気づきの点はご指摘下さい。また、何か情報がありましたらぜひ教えて下さい。

梨花の心臓

無脾症…


単に脾臓がないという意味ではなく、いくつかの内臓の形態異常・複雑な心疾患を合併。

梨花は脾臓の有無の確認はしていません。(血液検査でわかるそうなのですが…。)
心臓は右  右胸心 、胃は中央(食道手術後、左)心疾患も以下のように合併しています。

右室型単心室…


心室中隔が十分にできず、右室が大きく、左室が痕跡的である。

梨花は肺動脈狭窄はなくて、 肺高血圧・大動脈縮窄  を合併し、誕生後、
心不全を生じ、 肺動脈絞扼術  を行いました。
単心房…
心房中隔が全くない場合のこと。単独で生じることは稀で単心室・
心房内臓錯位症候郡  に合併する。

共通房室弁…


三尖弁と僧房弁がわかれていない、1個の弁からできている。

梨花はここの弁の逆流があり、2回目の手術の  両方向性グレン手術  と同時に 
弁形成術  を行いました。が現在も多少  弁逆流  があるようです。

総肺静脈還流異常…


肺静脈が正常のように左房に入らず、上大静脈・右房・下大静脈につながる疾患。

梨花は右房につながっている心臓型。右上の  肺静脈の狭窄  があるため
右肺の上に血液が流れていない。今後も狭窄の改善は期待できないとのこと。

大動脈縮窄…


大動脈と動脈管の接続部分にできたくびれのこと。

梨花は  大動脈弓低形成  も合併していたこともあり、治療が困難で誕生後、
重い心不全が生じ、翌日、緊急手術、 拡大大動脈吻合術  を行いました。
右胸心・右大動脈弓・両側上大静脈・大動脈弓低形成・動脈管開存・肺静脈狭窄・両大血管右室起始

梨花のおなか

食道裂孔ヘルニア…


食道裂孔(食道の横隔膜通過部位)が拡大し、その拡大した所から下部食道・
胃(梨花の場合は腸・膵臓も)が縦隔内に脱出した状態。
上半身を高くした姿勢で治癒することが多いが、難治例には手術が行われる。

梨花は   胃が左肺のところにあり充分に肺がふくらまない状態だった。
心房内臓錯位症候郡
ということもあり、とても難しい手術になりました。
胃食道逆流…

(資料がないので詳しいことわかりません)
↑の影響で胃の内容物・胆汁の逆流がある。根治手術をするまでは、ED
(十二四腸までのチューブ)でミルクを注入していたけれど、胆汁をよく吐いていた。
腸回転異常…

(資料がないので詳しいことわかりません)
正常な腸は、右回りであるが、梨花は逆の左回りだった。
よって食道裂孔手術の時に盲腸を切除した。


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