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高度な術式が登場しましたねー。今回は加藤をクローズアップしたようです。小児循環器外科領域のスペシャリストとして…。それでは参りましょう「用語解説コーナー」今回の用語は、大動脈縮窄症、サブクラビアン・フラップ法、ブラロック・パーク法…まずは大動脈縮窄症について…、大動脈縮窄症(Coarctation of the aorta:CoA)とは大動脈が狭くなる病気で、動脈管と大動脈が結合する部分のちょうど前あたりによく起こります。縮窄が起こると下半身への血液の流れが減ります。したがって、脚の血圧は正常より低くなり、腕は正常より高くなる傾向があります。縮窄を治療をしないと、いずれは心臓が過労に陥り、肥大し、心不全を引き起こします。通常、医師が診察中に心雑音や脚と腕における脈拍と血圧の差に気づいた場合にのみ縮窄が疑われます。縮窄が重い症状を引き起こしていないようであれば、通常は子供が3~5歳ごろの早いうちに、外科的に修復すべきです。縮窄による重い症状がある乳児は、動脈管を再び開くためのアルプロスタジルの投与、心臓のポンプ機能を強めるためのそのほかの薬剤の投与、狭窄部を広げるための緊急手術など、緊急治療が必要です。緊急手術を受けた乳児の一部は、もう少し成長してからさらに手術を受ける必要があります。ときには手術の代わりに、縮窄を緩和するため、バルーン血管形成術を行います。今回は下記の術式を適応しました。続いてサブクラビアン・フラップ法について…切断したサブクラビアン(鎖骨下動脈)を狭くなった大動脈を縦に切開して広げた場所に吻合(縫いつける)して血流を確保する術式。続いてブラロック・パーク法について…切断したサブクラビアン(鎖骨下動脈)を狭くなった大動脈より遠位部(足側)に吻合(縫いつける)して血流を確保する術式。通常、小児か閉鎖につかい症例に適応となる。小児循環器は非常に難しい症例が多いので、基本がわからないと理解しがたい領域です。
Nov 27, 2010
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毎回見逃せないストーリーが展開してますねー。今回は「伊集院のポテンシャル」がキーワードのような気がしました。今まで積み重ねてきた経験と知識は確実に技量に反映されてましたね。今後の注目は、朝田の回復具合ってところでしょうか。では行きましょう、「用語解説コーナー」今回の用語は、「PCPS」PCPSについて…、PCPSとは、percutaneous cardio pulmonary supportの略で経皮的心肺補助装置です。PCPSは遠心ポンプと人工肺からなりたっていて心臓と肺の役割の補助をする装置です。病院によって異なりますが、循環器科の医師や臨床工学技士が操作します。これは心筋梗塞や心臓手術の後など心臓に何らかの致命的な障害が発生し、自分の心臓の機能だけでは循環血液量を保つことができない場合に使用します。このPCPSは、おおきなカテーテルを右心房付近と動脈にいれます。右心房に帰ってくる静脈の血をポンプで吸い取り、その血を人工肺を通して酸素化して動脈に送ります。そうすることで心臓と肺の補助を行います。このPCPSを使うということは、危機的状態と言えます。PCPSを使用している間は循環血液量は保つことができますが、結局は心臓の機能が回復しないとPCPSを外すことができません。今回使用されていたのは、テルモ社製「キャピオックス」というPCPSでしたね。PCPSを使用する場合、殆どが緊急的に使用するので準備にかかる時間が重要です。このことから、専用回路の装着から回路を生理食塩液で満たす行程が簡便な仕様や操作になっています。今回は以上です。次回の展開が早く見たい…。
Nov 20, 2010
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