これでいいのか？育児ガーデニング日記

保育園謝辞

今なお雪は残りますが、やわらかな日ざしが春の訪れを感じさせる頃となりました。
先日の大きな地震では大変怖い思いをし、まだ不便を感じることもありますが、○○○○保育園の子供たちが皆無事であったことは、本当によかったと思います。

無事に☆☆組２０名の子供たちが卒園式を迎えられましたこと、卒園児の保護者を代表いたしましてここにお礼の言葉を述べさせていただきます。

私は平成１４年4月、８ヶ月の長男が入園して以来○○○○保育園にお世話になってまいりました。平成１６年１２月には７ヶ月だった長女が入園し、そして、その長女が卒園する今日まで９年間ご縁が続くこととなりました。

入園当時を思い返せば、息子は哺乳瓶を受け付けず、先生方を困らせたことと思います。
娘は肌が弱く、脱脂綿を持参しておしりを拭いてもらう日々でした。
ですが、どんなときでも先生方は「大丈夫、大丈夫。」と引き受けてくださいました。

歩いた、走ったと一緒になって喜んでもらったことがつい昨日のことのようです。

○○○○保育園ではたくさんの行事がありました。
毎月のようにあった遠足では、だたひとつのおやつを選ぶ真剣な顔、お迎えのときのはじけるような笑顔と空っぽのお弁当箱に、こちらまで元気をもらえました。

親子遠足では、大型バスのなかでのクイズ大会やビンゴ大会に燃えました。親子手をつないでのお遊戯も楽しい思い出です。

お泊り保育では、楽しみで仕方ない顔をしながら「肝試し怖い」という様子に、よけいに怖がるようなことをいってみたりなだめたりして、親もワクワクしました。当日は、今頃泣いているかな、トイレは大丈夫かなと、そわそわ落ち着かない夜を過ごし、翌日お迎えのときに先生が話してくれる肝試しのようすが楽しみでした。

夜店まつりではいつもと違う園庭にはしゃぎ、お友達と楽しい夜を過ごしました。

運動会では、よちよちと歩くつぼみ組のかけっこ、勝った負けたとよろこぶ団体競技、白熱のリレー、もっとも危険な競技父母対抗リレーと、楽しくも真剣に応援しました。親も子供もお土産を抱え笑顔で家に帰ったものです。

お遊戯会では、動くだけでかわいいかわいいと大歓声のつぼみ組から、ほぅっとため息が出そうなあでやかな振袖や袴姿のお遊戯まで、たったの６年でこんなにしっかりするものかと感動しました。

さまざまな行事の中で一人一人の子供を本当に大切にご指導下さいました先生方のおかげで、私たち保護者は子供たちの成長をしっかり感じとることができたものと感謝の気持ちでいっぱいです。

赤ちゃんだったお友達も、不安げな顔で仲間になっていったお友達も、こうして見回すと、今、どの子の顔も希望に満ちて頼もしく見えます。
みんなランドセルを背負って学校に行けるくらい、立派なお兄さん、お姉さんになりました。

仕事と育児との両立の中で、子供に「早く、早く」と言い続けた日々でした。
何より辛いのは子供の病気やケガでした。でもそんな時、子供のことを心配しながらも、頭の中で｢明日の仕事どうしよう｣と考える自分がいました。そんな自分を責めたこともありました。
朝ぐずられるたびに、大事なわが子をこんなに泣かせてまでする仕事なんだろうかと悩むときもありました。
うれしかったこと楽しかったことだけではなく、辛かったこと苦しかったことそんな出来事のひとつひとつを通して、親子共々成長できたような気がします。

仕事をもつ私たちがここまで続けてこられたのも、これもひとえにいつも優しく子供たちを見守り、はぐくみ、導いて下さった園長先生をはじめ諸先生方のおかげです。
本当にありがとうございました。

笑い声、歌声、元気な声が絶え間なく響きわたったこの保育園ともお別れです。
今日、子供たちは○○○○保育園を卒園し、それぞれの小学校へ進んで参ります。
私たち保護者もそれぞれ我が子の成長を楽しみにしていきたいと思います。
先生方にもどうぞ暖かく見守っていて下さいますようお願いいたします。

○○○○保育園では、小学生になっても、ご招待の行事のおりなど、元気な顔を見せにくることができます。
そう思えば、何度季節が繰り返そうとも、○○○○保育園で過ごした日々そして離れ離れになってしまうお友達も、ずっとずっと忘れることはないでしょう。

園長先生、担任の－－先生、そして諸先生方、今まで本当にありがとうございました。

最後に○○○○保育園のますますのご発展と先生方のご健康をお祈りいたしまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。

平成２３年３月２０日
卒園児保護者代表　　氏名

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