Nのブログ 

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『引力と斥力』



「そんなはずはないでしょう?」と思われると思います。

しかし、表在意識ではよくなりたいと願っていても、潜在意識

ではそうでない場合があります。どんな場合か。

「病気でいると家族が心配してくれる」とか「施術者が話を聞いてくれる」と

か「お金になる」という場合もあるかと思います。

それらに自分で気づいている場合と本人は本当に良くなりたいと思っているの

に良くならない場合つまり気づいていない場合とがあります。


例えば、腰痛の患者さんで、腰痛が良くなったら、次に肩の痛みが出て、それ

が改善したら、膝のいたみといった具合に、次々と症状が出てくる場合があり

ます。このような患者さんに対して、治療家になってしばらくは、「自分の治

療がよくないんやろうか」と悩んだりもしました。

その後、こころとからだは一つであることやこころもからだも引力と斥力とい

うエネルギーに作用していることなどを学び、引力と斥力から考えてみるよう

になりました。

引力とはひきつける力です。斥力とは押し出す力です。

具体的には

引力=吸気、摂食行動、性行動、わかって欲しい、かまって欲しいなど・・・

斥力=呼気、排泄行動、運動、防衛反応、ほっておいてほしいなど・・・

引力と斥力が中和しているときは健康です。(中道といえる)

引力が強いか、斥力が強いか?

食べるのが多くて病気なら、運動を増やすか食べるのを減らす。

運動が多く症状が出ていれば、休息を取る。

実に簡単なことです。

しかし、「かまってほしい」や「わかって欲しい」は対象となる相手が必要な

だけに、ちとむずかしい場合もある。

相手が理解があればいいんですが。(あなたの家族の病気は、あなたに原因が

あるかも・・・です。)

子供の非行なんかも、親に対して「かまって欲しい」「わかって欲しい」か

「かまいすぎ」「ほっといてほしい」のどっちかと思います。


自分はよくなりたいのになかなか症状が取れない方で、病院でも異常なしの方

はこのあたりのことを考えて見てください。



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