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ごった煮底辺生活記(凍結中
バトルラケッター 02
沢は孤児である。が、今は孤独ではなかった。
一年前、ある事件により孤児となった三人の子供を引き取ったのである。
男二人に女一人。最年長の学(まなぶ)は12才。次に秋子(あきこ)10才、
最後に真司(しんじ)8才。今や家族同然であった。
今日はその三人と出会った記念日なのだ。右手には闇市場で手に入れた
ショートケーキ3個を入れた袋がぶらさがっている。
その沢を待っていたのはなんだったか。
「な、なによ...これ...」
沢は見た。
川のほとりのコンクリートにできたバラックに、沢達の家に、一台の巨大な
トレーラーが突っ込んでいたのだ。
トレーラーは川沿いに立ち並ぶバラックを粉砕していた。
家を破壊された下層市民達はトレーラーのまわりに集まっていた。
ある者は泣き叫び、またある者は狂ったようにトレーラーを叩いていた。
沢は自分の家に、三人の子供達が待つ家に走りよった。
そこには圧倒的な力によってへし折られた木材が散乱しているだけで、
人影は見当たらない。
呆然と立ちすくむ沢に隣に住んでいる男が気がついて声をかけた。
「沢ちゃん! 大変な事になったねえ! ところで、おチビちゃん達は無事
なんだろうね? さっき家に入る所を見たきりだけど...」
「あ、あの...トレーラーが来た時は外にいましたよね・・・あの子達」
「え、!? 俺はその時、外で雑談してたから助かったんだけど...
ま、まさか...。俺は見なかったよ!!!」
トレーラーの側面には「パドロア社無人輸送車」と書かれていた。
数ヵ月後。
沢は右手に薄茶色のバックを持ち立っていた。
バックのポケットには3枚の板が入っていた。
それぞれに学、秋子、真司と書いてある。
目前にそびえるパドロア社。125階の超高層ビルだ。
その沢に一人の男がかけよって来た。
「おお、ねえちゃん! あんたも今日のバトル・ラケッターに参加する!?」
沢はゆっくりうなずいた。
薄暗い大広間。
そこに沢は立っていた。
控え室でもらった強化服を着て、指示されたまま、この大広間に来た。
強化服の色は白。
テニスウェアのようなデザインだ。
違うのは素材の質と機械部分である。素材は強化繊維を使用しているようだ。
まて、薄暗闇になにか...人の気配がする。一人、いや、なんだ!?
百人以上だ。視線だ。見られている。その時、
「みなさま、おまたせしました! 今日もバトルラケッターの時間がやって
来ました。今日のラケッターはなんと7人!」
エコーのかかったアナウンスが流れた。
瞬間、目の前が白く輝いた。
目が光になれると...沢は巨大な競技場の真ん中にいた。
周りを囲む観客席には空き席がない。
無数の視線をあびて、沢はすぐ横にいた6人に気付かなかった。
選手紹介のアナウンスが流れるまで。
「選手の紹介をします!」
同時に強力なスポットライトが7人の選手を照らした。
川沿いのバラック街。沢の家があった場所である。
「お!? 見ろよ! 沢ちゃんだ! 沢ちゃんがバト・ラケにでてるぜ!」
男の声を聞き、崩壊したバラックを建て直していた全員の目が一点に集まった。
空中に浮かぶ巨大テレビに。歓声が沸き上がった。
「沢ちゃん! がんばれ!」
「仇をとってやれえ!!」
トレーラーの持ち主であるパドロア社からは何の損害賠償もなかった。
それどころか、謝罪もなかったのである。これには彼らも激怒した。
このバトル・ラケッターもパドロア社の物であった。
それに沢が出ているのである。
沢の目的は仇討ちしかない。
川沿い一帯に"沢ちゃんコール"が響きわたった。
沢は対戦相手となる6人を見た。
「まずはアメリカ・プロレスのチャンピオン、ゲルフ・グレイバード!」
同時に、筋肉のかたまりのような男が、丸太のような右手を上げた。
「インディアン、アシュダ族最強戦士、バドラス・パオル!」
派手な羽飾りを頭につけた大男が、巨大な弓を掲げた。
「華麗なる空中バレリーナ、相原 ひろみ!」
ショートカットのおとなしそうな女の子だ。年は17、8くらいか。
「ヨーロッパ最大の魔道士、ラーソーサ・ドイルド!」
黒いケープを着た白髪白髭の老人が右手の杖をあげ、ホッホッホと笑った。
「甦る日本の神秘! 伊賀忍者、伊賀 甲賀郎(いが こうがろう)!」
黒い忍者服を着た男が立っていた。背中に長剣を背負っている。
「そして、スーパースター、シャラルド・ゲーラー!!」
金髪の派手な男が手を上げた。とたんに声援が会場を埋め尽くす。
「以上です・・・あ、失礼!」
会場が笑いに包まれた。
あきらかに下層市民である沢への差別であった。
「最後に...白金 沢!」
沢は...なんと笑っていた。
それも、くすくす笑いではなく、わはは笑いだ。
6人の対戦相手の目が沢に集まった。沢はそれさえも笑って返した。
会場は静まりかえっていた。沢の笑いのためであった。
「...では、選手にバトル・ラケッターの説明をします」
アナウンスが静寂を破ると、会場は再び歓声を取り戻した。
「バトルラケッターはテニスの要素を取り入れた格闘技です」
床からY字型の棒が昇ってきた。
横には半透明の球形体がある。
「この棒がラケット。このラケットでボールを打ち、敵に当てるのです。
ちなみに、このラケットはY字の枝の部分から強力なエネルギーを放出します。
この圧力で、打たれたボールの威力はかるく1トンをこえます。
強化服を着ているとはいえ、無事にすむわけがありません。」
6人にラケットがわたされた。
「それに、このパワーグローブをつけてください。最大握力500キロの出力です。
特殊合金製なので、防御にも使用できるでしょう」
こんどはグローブがわたされた。
「なお、御自分の力に自信のある方は使われなくて結構です」
プロレスラー、インディアン、魔道士、忍者がラケットとグローブを戻した。
自信があるのだろう。
「賞金は一兆円。それに一生涯の生活保証がつきます」
選手たちの目が変わった。
金めあてなのだろう。
ただ一人、沢だけがつまらなそうに空中を眺めていた。
いや、もう一人。忍者だ。彼は目を閉じ静かに黙想していた。
沢はそんな彼を見て「へえ」と感嘆した。
「以上で説明を終わります。選手のみなさんの健闘を祈ります。」
照明が徐々に薄れてゆく。
「最後に...生き残った者が勝利者である事を忘れずに」
競技場は再び闇に閉ざされた。
次に光が戻る時は死闘の時である。
--03に続く
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