三文風信

鍋

冷たさを含んだ雨は、お昼過ぎにやんだ。びしょ濡れになりながらサッカーの練習をしてきた息子。先週の野外学習よりも疲れたとボヤきながら、泥だらけのユニフォームを脱いでいたわ。お昼の気温は20度、半袖ではいられない肌寒さ。お彼岸過ぎたからって、急激な冷え込みは体によくありません。んじゃ、晩ご飯は鍋にしようって思うのも自然な成り行きじゃあ、ありませんか？青空が広がった頃、復活した息子を荷物持ちに連れ出し、よく行くお店へ。スーパーというほど洒落たところじゃないけれど、新鮮な食品が安く手に入るお店だ。白菜、ネギ、水菜をはじめ、お野菜をごそっとカゴに入れた。しゃぶしゃぶ用の牛、豚のお肉はお財布と相談しながら。うどんは手軽な冷凍ものを。お豆腐は二丁あれば大丈夫かな。いつもはお出汁をとってお醤油味の汁に少々タレをつけるのだけど、今日はキムチ鍋の素に手を伸ばした。私としては、なんて珍しいこと！子ども達は久しぶりの鍋ということもあって大騒ぎ。うどんがいい、お肉はどこ？こんにゃくは？窓を開けて涼しかったけれど、食べているうちにみんな汗だく。さすがキムチ効果、カプサイシンで痩せれるかしらん！鍋って不思議な食べ物ねぇ～。自然と笑顔がこぼれちゃう。準備も簡単だし、家族も喜ぶ。これから大活躍の食べ物だ。さっ、先週末でお仕事もひと段落したし、明日からまた平凡な日常が戻る。今日よりも冷え込まないようだし、まだ半袖で行こうかなぁー。また、ちょっぴり、頑張れそうな気分です。