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エレファントピア
プノンペン交通事情
電車もない、もちろん地下鉄もない。
つまり公共交通機関と言えるものがない。
それからタクシーも走っていない。
タクシーを使う場合は電話をして呼ぶ。方道3ドル。
市民の足ではない。
その代わりにバイクがぶんぶん走っている。
女性ライダーの姿も多い。二人乗り、三人乗りは当たり前、
時には4人乗りまで見かける。
こんなところもちょっと昔のバンコクに似ているだろうか?
バイクのない人たちは、多分、バイクタクシーを利用したり、
トゥクトゥクを捕まえて移動しているのであろう。
最もポピュラーな移動手段、バイクタクシーは、バイクさえ
持っていれば誰でも(勤務時間後のバイトなどとしても)できる
手軽な商売で、聞くところによると片道1000リエルから、
距離によって交渉して乗せてくれる。
どこでも捕まえられて便利なバイクタクシーだが、事故も多い。
普通に交通事故というのもあるし、よそに連れて行かれたり、
夜にかばんを持って乗っているとひったくりに合ったり。
結構乗りこなすのに慣れと技のいるシロモノなのだ。
しかしまだ人口が少ないから、これでもどうにかなっているものの
人口が増えたり(地方からの出稼ぎ者は年々増えるばかり)
都市が拡大したりしたら、どうするつもりなんだろう??
ヤンゴンでもコロンボでも、ラッシュアワーにはぎゅうぎゅう詰めの
バスが街中を走っていたものだったが。なんでバスがないんだろうなあ?
で、私の交通手段といえば、もっぱら車。
しかも夫の事務所の車を他のスタッフと共用。
奥さんが公用車を使っていいの?と聞いたら、いいよいいよ。との答え。
(まじかよ)
車を買ってもいいけど、自分で運転できないから、結局ある程度は不自由。
やっぱりここはバイクタクシー常用者になるしかないのか。。
(2006年1月30日)
先日プノンペンの交通事情として、バスなどの公共交通機関がなく、バイクタクシーやトゥクトゥクが庶民の足であると書いた。
この状況を不思議に思うのは私だけではないようで、初めてプノンペンに来た外国人は大概一度はこの疑問を口にするらしい。
昨日の夕食時、この話題が出たときに、夫の同僚がこんな話をしてくれた。
彼の記憶によると4-5年前に、日本の援助団体(○ICA)もこの交通状況を改善しようと考えたようで、可能性調査の一環として、市内バスを運行してみたことがあるらしい。
すると、なんと大規模な反対デモが起こったという。バイクタクシーの運転手による反対運動で、プノンペンだけでなく、他主要都市へも飛び火したという。
通常援助活動を行う場合は、既存の地元産業との競合を避けるものだ。このプロジェクトは可能性調査の段階で立ち消えになったらしい。
なるほどプノンペンの交通事情には、この国の技術推移と密接な関係があったのだなあ。と思った次第。
日本などの国の庶民の足が、汽車(電車)→バス→車(バイク)などと推移していったのに比べ、カンボジアは内戦後、バスなどの公共交通が再開される前にあっという間に個人のバイク利用が広がった。そして個人のバイクタクシービジネスが大切な収入創出活動として定着したわけだ。
そんな事情が分かった上でも、やっぱりバイクじゃ乗りにくいんじゃないのかなあ。。と思ってしまうのだが、地元の皆さんは3人乗り4人乗りは当たり前。ガラスを運んだり手押し車を引いたりして、たくましく利用している。
文句を言うより、自分が慣れた方がはやそうである。。
(2006年2月6日)
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