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「人生が楽しくない」という人は「やりたいことがない」という悩みを抱えているのでないでしょうか。どうやら「やりたいことがない」という気持ちにもメカニズムがあるようです。
今回のブログは、「“やりたいことがない”はありえない」というテーマでお届けしていきます。
多くの人は、「やりたいことをやれない」「やりたいことをやるのは難しい」「やりたいことが見つからない」などの、悩みを抱えています。
このような人たちは、社会性、常識、これまでの価値観などに縛られ、やりたいことは「ない」「できない」と決めつけている傾向があるのです。自らハードルを高くし、チャレンジすることもあきらめているのです。
そんな固定観念であれば、「やりたいことはやれない」と当たり前に考えているでしょう。すると「やりたいけれどやれない」を日々積み重ね、それが「やりたいことなどない」となってしまうのです。
この「やりたいことはやれない」と考えてしまうのは、「○○のせい」と考えているからです。たとえば、 「年齢のせい」「性別のせい」「生まれた環境のせい」「親のせい」「他人のせい」など、 「○○のせい」と考えた方が楽なのです 。
けれども、本当はその「せい」にして、「失敗するのが怖い」からあきらめているだけです。そして、あきらめることを繰り返し、「やりたいことはない」「やれることはない」という固定観念になり、やりたいことがないかのように振る舞っているだけなのです。
地球上に生まれてきた魂は、「やりたいことがある」からこそ生まれてきたと言われています。「やりたいことがない」ということは、ありえないことだと言うのです。
では、どうしたら「やりたいこと」は見つかるのでしょうか? または思い出すのでしょうか?
たとえば、次のような質問を自分自身にしてみます。
・年齢が関係なかったら何がしたいか?
・性別に制限がなかったら何がしたいか?
・失敗がない世界なら何がしたいか?
「やりたいことの見つけ方」は、まず空想から楽しむことです。また、「子どものころ何をしているときが一番楽しかったか」を思い出すことも、ヒントになります。これは、子どものころ、「 ○○のせい 」という考えがなく、シンプルに人生を自由に楽しんでいたからです。
無理にやりたいことを探す必要はなく、素直に自分の心に質問することが大切です。やりたいことを見つけるためには、考えることではなく、感じることが必要なのでしょう。
「仏道のめざすところは『自己とは何か』を本当の意味で理解することであり、そしてそれは自分を何かと定義するようなことではなく、自分を『忘れること』なのだ」
鎌倉時代の禅僧である道元は、このようには説いています。ここに、人生の真理があるのでしょう。
自分を忘れることとは、「いまここ、この私に徹すること」とも言い換えられます。「没頭すること」「熱中すること」「時間を忘れること」、これらを味わうことが、自分を理解することにつながるのではないでしょうか。
実は、なんでもないその日常に、人生の真理が隠されているのです。それは、過去でもなく、未来でもなく、または他人軸でもない、「いまに生きる」ことが自分自身を思い出すヒントになるのです。
いかがだったでしょうか? 今回は「“やりたいことがない”はありえない」というテーマでお届けしてきました。
「やりたいこと」にフォーカスしてまとめてきましたが、やりたいことを探す余裕もない人も、いるのではないでしょうか。それは、心が疲れている証拠なのだと思います。
自分らしく生きるために、自分の心を大切にしていきたいですね。少しでもあなたらしい生き方に近づくことを祈っていますね。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】
・「悩み」を「哲学」で解決できるのか? その④ ~【生きがいの悩み編】~(2021年10月6日記事) あの世がしかけるこの世ゲーム [ 並木良和 ]
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