にのねぬな

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ダウン・ピサン(バナナの葉)



バナナの葉っぱ

 バナナの葉っぱ、見たことありますか?上の写真は、バリ島で撮ったもの。
左に立っている、葉っぱの大きなのがバナナの木です。(あれ、バナナって木?草?)

 なんで、ガムランにバナナの木が関係あるのか・・・それは、バナナの葉っぱのしなり具合が、ガムランのテンポの変わり方を説明するのに、ぴったりだから。あるバリ人の先生が、こんな事を教えてくれました。

 ”ガムランの曲の中には、たくさん、テンポが変わる部分が出てくる。だんだんゆっくりになるところも、だんだん速くなっていくところも、どちらも、バナナの葉っぱを思い浮かべてたたくといい。バナナの葉っぱは、まっすぐな直線ではないだろう?ゆるやかに、カーブを描いてしなっている。ガムランも一緒だよ。”と。バナナの葉は、ご覧のとおり、確かに直線ではなく、しなって先のほうが垂れ下がっている。
 つまり、ガムランで、テンポが変わる部分、例えば、だんだん速くなっていく部分では、最初、ほんの少しずつ速くなっていき、だんだん速くなる度合いが増えていく、ということ。加速の度合いがだんだん大きくなっていく、ということになります。

 もし、分かりにくければ、バナナの葉を、幹(茎?)からもぎとって、水平に持った場合を想像してください。幹に近い部分は葉脈が太くてしっかりしているので、水平に近い状態ですが、葉の先の方は葉脈が細くなっていくので、葉の重さによって下に垂れ下がっていきます。その、葉脈の上をビーだまをころがしてみてください。最初はゆっくり動いていたビーだまは、葉の先にいくに従って、どんどん加速していきます。極端な話、そのビーだまの動きと同じような感じで、ガムランのテンポも加速していけばいいんじゃないかと思います。
 この考え方は、テンポがだんだんゆっくりになる部分にもあてはまります。最初はほんの少し、そして、だんだんゆっくりにする度合いが大きくなっていきます。一曲の一番最後、エンディングは、ゆっくりになることが多いですが、そこでもこのバナナの葉っぱの考え方が使えます。

 もちろん、例外もありますので、全てがこうだ、とはいえません。急にふっと速くなる所や、速くなっていったのに、またすぐにゆっくりになったりするところもあり、沢山の例外があります。また、クンダン奏者の好みもあったり、曲によって違ったり、葉っぱのしなり方は、みんな同じではありません。ただ、直線でなくて、曲線であるところは、共通しているような気がします。
 ガムランのCDなどを聞いて、バナナの葉っぱを探してみてくださいね~。


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