ベルセルク



 はじめの2巻はひたすらグロテスクな描写で、魔物と主人公ガッツの対決シーンが続きます。正直何度も読むのをやめようと思いました。(なぜ読んだかと言うと、自殺未遂をした家族が好きであることを知った為。)
 3巻の途中から主人公ガッツの少年時代が始まるのですが、グリフィスとの出会い以降、13巻の「蝕」まで、一気に読ませます。そして22巻でもまたびっくり!!こんなに用意周到なストーリー他にないんじゃないかと思います。
 絵的に小中学生にはお勧めできませんが、グリフィスとガッツを繋ぐ、「夢」と「友」を中心に読むと、本当にさりげない言葉に何度も発見があります。
 男ならこんな出会いをしてみたいんじゃなかろうか。

最近はファンタジー路線に走っていて、実存的な濃さはなくなってきました。ただ、今後の展開(キャスカの復活など)によってはまた自分の闇の部分をチクチク突かれるかもしれません。

結末は何年後になるか何十年後になるか、さっぱり見当のつきませんが、だからこそ、今最も期待している漫画です。


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