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やあ!元気だった?君がいなくてとても寂しかったんだ。どこか遠くに行ってしまったんじゃないかって。もう二度と君に逢えないんじゃないかって。でも、戻ってきてくれたんだね。僕に逢いにきてくれたんだね!さあ、恥ずかしがらないで。怖がらないで。あの日と同じように。君は君のまま。僕は僕のまま。二人の時間はあの日、止まったままだから。人気blogランキングへ
October 10, 2007
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一瞬、時が止まる。あなたにメールした瞬間。私の心臓はいつになくドキドキしている。あなたにこの想いが伝わったのだろうかと。この瞬間、あなたからの返事を待つ瞬間。携帯を握り締め、何度も確かめる。目に見える全てが無彩色になりあなたの返事で私の心がしっかりと彩られるのを待つ。あなたは意地悪。すぐには返事をよこさない。私の心はもうあなただけに向かっている。あなただけを求めている。そんな私の気持ちが熟したのを確かめるようにあなたの優しい文字が蝶のように宙を舞い、私の携帯に止まった。私の心にも満開の花びらが咲いた。あなたという太陽を浴び、私の心の中にきれいな花が咲いた。人気blogランキングへ
April 16, 2007
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はんなりと匂やかに佇む薄紅色の春景色。枝振りの大きな存在感たっぷりの枝垂桜たち。道行く人がふっと足を止め見惚れる清々しい並木。幾重にも覆いかぶさるような鮮やかな染井吉野。ため息が出そうなほどの幻想的な桜の空間。やがて花びらは風に舞い、花いかだとなって水面を流れるのだ。訳もなく切ない想いが胸に込み上げてくる。私は一人、貴人たちの思いを感じ、過ぎ行く季節に思いを馳せる。百花、誰がために開く。人気blogランキングへ
April 11, 2007
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「待った?」「ううん、平気だよ」「ゴメンネ」「謝ることなんてないんだよ」「それよりもさァ」「何?」「今日の君は、素敵だよ」「ありがとう」「ずっと待った甲斐があったよ」「そう言ってくれてホント嬉しいな」淡いピンク色を纏った、どこまでも優しい君のことをずっと見守っていたいんだ。きらきらと輝く日差しを受けて、君はなお一層、美しさを増してゆく。やがて艶めかしさは最高潮に達し、私の心をすっかりと包んでくれることだろう。あと少し。あと少しで、辺り一面がピンク色に染まる季節がやってくるのだ。私は君の成長をずっと見つめていよう。蕾が花開き、やがて水面に散り行く日までずっとずっと…人気blogランキングへ
March 27, 2007
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理性、先進、冷淡。深遠、苦悩、憂鬱。青は僕の心をかき乱す。青は僕の心を穏やかにする。青は僕の心に影を落とす。青は僕の心を翻弄する。心に青を投影し、青は心に反射する。青が青である以上、私は純粋な心で青を享受する。それほどまでに青は深い。私の心の奥にも、青が満ち溢れている。すっかりそれがなくなってしまえば私なんて透明な存在に過ぎない。透明な青。青い透明。狂おしいほどの悲しい青…人気blogランキングへ
March 21, 2007
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私はクリップ。必死になって束ねようとするのだけれど。私はクリップ。もうそれ以上は限界だよって悲鳴を上げる。自らの大きさをわきまえてそれに見合った働きをしないとね。力を入れ過ぎても束ねきれない。力を入れないと外れてしまう。丁度いいくらいの力で丁度いいくらい束ねよう。サイズが合わなければ無理に束ねることはない。サイズが合うってことはお互い馬が合うってことだ。そんな関係。理想だよね。人気blogランキングへ
March 13, 2007
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寄り添いながらしっかりとその花は一生懸命に輝いていた。本当の春はまだなのに両手を精一杯広げながら陽の光を浴びていた。小さいけれどもそれらは力強く生きることに全てを捧げていた。私は柔らかくその花を見つめ確かに力をもらった。弱音なんか吐いてる場合じゃない!一歩ずつ前に進もう。陽の光はやがて濃度を増し私を暖めてくれる。冷え切った私の心を優しく安らかに癒してくれるだろう。私の胸は高鳴る。希望に満ちた春がもうすぐやって来る。人気blogランキングへ
March 7, 2007
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キーボードを叩く手が一瞬とまる。勇気を出してここまで綴ってきたけれど。そこから躊躇して先に進めない。ただポンと押せばいいのに。溢れるほどのあなたへの想い。メールだけで済ませたくないと思った。携帯を手に取り、あなたの番号を呼び出す。もう眠ってるよね。ため息をつきながら携帯を閉じた。届かないメールと鳴らない携帯。それでも私の心はいつもあなたに繋がっているんだよ。今度は勇気を出してあなたの声を聞いてみよう。勇気を出してあなたに逢いに行こう。きっといつか……人気blogランキングへ
March 2, 2007
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見つめる瞳の先には、何が見えますか?過ぎゆく季節ですか?それとも、流れ去る景色ですか?時間は無情に淡々と過ぎゆき、今という一瞬は、残らず過去へと昇華する。想い出に浸るより、未来に踏み出そう。真っ白なキャンバスには何だって描けるのだから。あなたは一点を見つめ、決意する。もう振り返らないと。あなたの瞳に私は映らない。それだけが悲しくて心残りだけれど。私を今という過去に置き去りにしたまま、あなたはしっかりと未来に向かって歩き出した。人気blogランキングへ
February 27, 2007
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ポストに絵葉書が舞い込んだ。見覚えのある字で力強く「元気か?」とだけ書いてあった。もう何年前になるのだろう。急に会社を辞め、店をやるんだといって北の大地に去っていった同僚。当時は「きっとすぐに帰ってくるんだろう」と高をくくっていたが、月日は流れ、小さいながらも自分の店を持ってしまった彼。伴侶にも恵まれ子供にも恵まれたと、風の便りで知った。それから数年後の現在。忘れかけた頃の彼からの便りだった。はがきに記されてあった番号に恐る恐る電話をした。時間があっという間に、若かったあの頃に戻った。年月は経過していたものの、しばらく話しているうちに二人の時間も遡ったような気がした。彼は持ち前のパワーで景気の悪いのをふっとばし、なんでも、2号店とやらを手がけるのだという。他愛もない会話を交わした後、最後に私は「ダメだと思ったらいつでも帰ってこいよ」と意地悪く笑った。電話を切ったあと、何だか急に涙が出そうになった。何故だかわからないが、自然に目頭が熱くなった。たぶん羨ましくて、少し悔しかったのだろう。あるいは彼の苦労を思って、今までよく頑張ったなという嬉し泣きだったのかもしれない。それに引きかえ、私はどうだろう。日々流され、目的もなくただフワフワと漂っている。まるで透明で無色の空気のような生活を送っているようだ。目的とか情熱とか、あるいは自分がどうありたいか。そんなものの一つでもいいから、何か見つけたい。絵葉書の寒そうな雪の写真が、今にも彼の情熱で溶け出しそうだった。私の冷え切った精神も彼のように熱く燃やしたい。涙を拭って背筋を伸ばし、天井を少し見上げた。「よっし」と小さく呟いて、私は自分自身を必死に探そうとした。空中を漂っている自分を必死に捕まえようとした。人気blogランキングへ
February 25, 2007
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力強い波が私に向かって襲いかかる。繰り返し繰り返し何度も。強い風と激しい雨を伴い、真っ黒な雲が今にも私を押しつぶしそうとする。私は両足をしっかり地に着け、そいつに相対する。決して顔は背けない。容赦なく雨粒に打ち付けられても。これが私の生き方なのだ。これが私を表現する方法なのだ。かかってくるなら、かかってこい!私は逃げない。私は挑戦する。私は静かに笑う。私はあなたを守る。人気blogランキングへ
February 22, 2007
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折り鶴が上手く折れた夜。どんな願い事も叶いそうな気がした。美しいほどに対称をなした翼。緩やかに尖がったくちばし。千の鶴を折らなくても、たった一羽でいい。私の想いがその翼に乗って風に舞い揚がり、やがて君へと届きますように。思いっきり空高く、折り鶴を飛ばした。遠くの君に飛んでいきますようにと願いながら。風に吹かれた折り鶴が一瞬、翼を羽ばたかせたように見えた。人気blogランキングへ
January 30, 2007
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冷たく尖った氷の棘。私の心に鋭く突き刺さる。マイナス0度の冷え切ったそれには、暖かさの微塵もない。無慈悲で無表情で同情心もなく、もはやそれは究極の美を装う。あなたの心はどこにありますか?私など嫌いになったのでしょう?私の手のひらには真っ赤な血が滲み、こぼれる涙が混ざり合う。それでもあなたをこの手で抱きしめたい。たとえどんなに痛みを感じようとも。私の情熱であなたをきっと溶かしてみせる。たとえ私の心に氷の棘が何本突き刺さろうとも。人気blogランキングへ
January 29, 2007
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水面がサワサワと波打ち、鳥たちが何かに怯えるように一斉に飛び立つ。太陽が音もなくひっそりと傾く。やがて光は失われ暗闇が辺りを支配する。さあ君も家路に急げ!足元に灯りを照らしただまっすぐに。不安とか挫折とか寂しさとかあらゆる感情を無にするのだ。あなたをきっと待っている人がいる。誰かがきっとあなたを待っている。心が暗闇に満たされる前にさあ、急いで。明かりを目指して。人気blogランキングへ
January 28, 2007
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たまには走ることを止めて、小休止しよう。気が付かなかった景色、通り過ぎてしまいそうになった風景。そんなものたちがきっと目に入ってくるから。わき目も振らず、一心に駆けてきたけれど、そろそろ少し休んでもいいじゃないか。あなたは必要とされているんだ。細く長く。ゴールに向かってペースを守るのだ。途中で走ることがイヤになってしまう前に、あなたがあなたの意志で一休みすればいいのだ。やがて活力がみなぎり、あなたは立ち上がるだろう。そして再び前を向いて走り始めるだろう。まだまだ先は長い。慌てず騒がず。少し力が余っているくらいが丁度いい。人気blogランキングへ
January 16, 2007
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甘いものが無性に欲しくなる。食べても食べても、また食べたくなる。口の中にほのかな苦味と甘みが調和して満腹中枢がすっかり麻痺する。たぶん、疲れてるんだろうね。身体が甘いものを欲してるんだ。こんな時はゆっくりとコーヒーでも飲みながら途中になっている読みかけの小説でも開くとしよう。たまにはこういう休日もいいもんだ。慌てない時間。ありふれた時間。贅沢な時間。人気blogランキングへ
January 14, 2007
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真っ白でただ一途に真っ白で何も混じらず透き通るような白。どんな色にも染まりそうな危機感とどんな色をも凌駕する圧倒感とその両者を兼ね備えながらも繊細で無垢な白。引き込まれそうなその白に私の時間はピタリと止まってしまい呼吸することすら忘れてしまいそうになりどんどん貴女に引き込まれてしまうんだ。私の中の汚れた色が洗い流され新たな精神が脈々と輸血され貴女から確かに清らかな魂を受け継ぎ私もまたゼロになる。新たなる始まり。ピュアな心のフィルターを通して見る世界。このままずっとそんな心を持ち続けたいと思う。貴女の愛を敏感に感じ取るためにも。人気blogランキングへ
January 9, 2007
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葉っぱが一枚、風に揺れていた。降りしきる雪に負けまいと、必死に枝にしがみついていた。他の葉っぱは既に落ちてしまい、たった一枚だけ残っていた。何とか落ちまいと、必死にぶら下がっていた。そんなに頑張らなくてもいいんだよ。燃えるような赤い色で、僕たちを感動させてくれたじゃないか。自然に任せて、力を抜いてごらん。そしてゆっくりと舞い落ちればいい。最後まで頑張り通したあなたのことをきっと誰かが見ていてくれるだろう。ごくろうさまと優しく声を掛けてくれるだろう。あなたはそれほど頑張ったのだから。自信を持って。ちょっと一休みしてみようよ。人気blogランキングへ
January 8, 2007
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新しい年。全てがリセットされ、また新しいスタートを切る。ふうっと白い息を吐き出しながら見上げれば、キラキラと荘厳な輝きが目に飛び込んでくる。やがてその輝きは、迷いや躊躇、しがらみや打算を押しのけて私の心の奥にすんなりと忍び込んでくる。凛とした気持ちになり、背筋がピンと伸びる。さらに勢いよく白い吐息を吐き出す。私の血液は透き通り、精神は濾過される。養われた英気が体中を駆け巡る。柔らかで優しい輝きの残像を目に焼き付けながら、私は聖堂を後にする。ガランとした空間に、足音がコツコツと響き渡った。乾いた音色が、ひときわ力強く高らかに鳴り響いていた。人気blogランキングへ
January 6, 2007
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家族を連れて実家に帰った。無口な父は「久しぶりやな」とポツリと呟いた。母は背を丸めながら、「餅でも焼いたろう」と台所に立った。「ちょっとでいいから」私は母の丸い背中に言った。会話が苦手な父は、テレビのボリュームを上げた。後ろから見る父の姿が以前より小さくなったような気がした。ポツリポツリと言葉を交わした。私も父の息子だ。やはり口数は少なかった。近況報告から今の仕事のこと、息子の話題など、口数が少なかったので、父の一言一言は濃密だった。母の焼いてくれた餅をいくつか頬張った。家で食べる餅よりも、なぜか美味かった。母は引き出しからお年玉を取り出し、二人の息子に手渡した。息子たちも母も嬉しそうだった。私も実はお年玉を用意していた。たまには親孝行をしようと思った。なかなか渡すタイミングがなく、そのまま時間が流れた。父はゆっくりとタバコに火をつけた。一瞬、弱弱しく咳き込んだ父。私が子供の頃、よく怒られた父の面影はそこにはなかった。「コレで服でも買えよ」私は父にポチ袋を差し出した。少しハニカミながら父は「無理せんでええよ」と笑った。帰り際、玄関先まで見送りに来た父。車に乗り込み、運転席の窓を開けて「じゃ帰るわ」と言った私に、父は少し恥ずかしそうに「ありがとうな」と呟いた。バックミラー越しに、父と母がずっとこちらを見つめているのが見えた。その姿はすっかり小さくなり、やがて見えなくなった。人気blogランキングへ
January 2, 2007
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新しい年。いつもと変わらない朝がやってきた。やり残したこと、もう少し頑張れたこと。いろんな思いが除夜の鐘と共に空に消えていった。さて、今年はどんな年になるんだろう。全ては自分次第。行き先は自分で決めればいいのだ。ひんやりとした空気が布団の中に忍び込んでくる。少しずつ意識が覚醒していく。意を決してパッと布団を跳ね飛ばした。少し伸びをして両手で頬をさすった。いつもと変わらない、冬の朝。新たな年のスタートでもある。人気blogランキングへ
January 1, 2007
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今にも泣き出しそうな冬の空。冷たい夜風が体の芯まで忍び込む。僕たちの視線の向こうにはキラキラと輝く夜景が広がっている。思わずうっとりとしてしまいそうな煌めき。交わす言葉もなく、夜景をただじっと眺めていた。ほかに何も必要なかった。この綺麗なイルミネーションと、君がそばにいるだけで。唇を丸めながらフ~っと白い息を空に飛ばした。あの灯りの一つ一つにも、きっと幸せがあるんだろうね。高らかな笑い声や温かな部屋。賑やかな繁華街。行く年を惜しんで祝杯をあげる人々。そんな灯りを見つめながら、ふと君の顔を覗き込んだ。僕の視線に気付き、遅れて君も僕のほうを見つめた。君は優しく微笑み、一瞬時が止まった。きらびやかな灯りは僕たちの場所には無かったけれど、ただ君とこうして同じ場所にいるだけでよかった。ポツリと降り出した雨もやがて雪に変わるだろう。 僕は君を両手で包み、僕の体温を君に預けた。君への愛しさが僕を温めた。人気blogランキングへ
December 23, 2006
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妖艶な炎がゆらゆらと揺らめく。青白いその炎は、やがてオーロラのように幻想的な光を放つ。君の顔が陽炎になる。二人の間にある空気が、少しずつ少しずつ上昇する。二人の熱い視線がお互いから発せられ、炎になったみたいだね。少し視線をずらした瞬間、君と目が合った。やがてゆっくりと炎が繊細になっていく。青白く、弱弱しい色彩。恐る恐る手を伸ばし、グラスを静かに近づけた。君は僕の事を心配そうに見つめている。そして僕は透明のグラスに接吻した。冷たい感触が唇に伝わった。ふと君の柔らかな唇の感触を思い出した。この冷たさの対極にある、君の温かな唇。強いアルコールが喉元を通り過ぎた。窓の外には、ネオンサインが静かに瞬いていた。人気blogランキングへ
December 20, 2006
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その昔、一人の青年がいた。彼には愛する恋人がいた。もうすぐクリスマスだと言うのに、貧しい彼は恋人へのクリスマスプレゼントも買えなかった。せめて何か贈ろうと彼は考え、薪の一束を恋人に贈った・・・。********************フランス語で「ビュッシュ(ブッシュ)」は「薪(まき)」という意味。「ノエル」は「クリスマス」。「ビュッシュ・ド・ノエル」はその名の通り 「クリスマスの薪」 となる。切り株の形は、キリストの誕生を祝った時に夜通し暖炉で薪を燃やしたことに由来しているという。********************やがて、賛美歌とともに白い天使が舞い降りてくる。私の心にも。あなたの心にも。甘い気分に浸りながら、酸味のきいたダージリンティーを一口。カップを両手でしっかりと包みながら、あなたは両肘をついてさらにカップを傾ける。こぼしちゃダメだよ。せっかくのよそ行きの洋服が台無しになる。いたずらっ子のように君は微笑んだ。プレゼントの入った小さな箱をそっと君に差し出した。君の微笑がさらに優しくなった。僕と君の間にも、確かに天使が舞い降りていた。人気blogランキングへ
December 16, 2006
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今頃、サンタは大忙しなんだろうな。子供達へのプレゼントを袋に一杯詰めているのかな。まだ雪が降らないこの街角にもジングルベルが鳴り始める。やがて白い吐息を吐き出しながら人々が行き交う季節がやってくる。気持ちが少しずつ慌ただしくなり、忙しくもないのに忙しそうな振りをする人たち。人波に流されて、私はゆっくりと歩を進める。ウインドウにはキラキラとイルミネーションが煌めいている。ふとショーウインドウの前に立ち止まる。そこにはもう一人の自分がこちらをじっと見つめていた。あなたに急に逢いたくなった。逢いたくても逢えない寂しさが、木枯らしのように胸に染み渡った。湿っぽい顔はやめよう。あなたの笑顔には不釣合いだから。やがて街は煌めきに満ち溢れるのだ。そう言い聞かせ、やや早歩きで駅に向かった。二人のクリスマスには笑顔が似合う。独りぼっちのクリスマスには涙が似合う。人気blogランキングへ
December 11, 2006
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ゆっくりと目を閉じて、僕のそばでおやすみ。僕の温もりが君に伝わるといいね。静かに心を落ち着かせて、さあおやすみ。何も心配要らないよ。夜はやがて朝になる。時間が全て解決してくれる。時間が全てを洗い流してくれる。夜の闇が怖いのかい?物音一つしない静寂に心が振るえるというのかい?さあ、もっと僕のそばにおいで。僕があなたを包んであげよう。繊細なあなたのことをしっかり抱きしめてあげよう。人気blogランキングへ
December 7, 2006
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ほら、見っけ!そんなところに隠れてたんだね。さあ、もう出てきていいんだよ。独りぼっちで寂しかっただろう。誰かが君のことを見つけてくれるまで心細かったんだろう。見つかって逆にホッとしたんじゃないのかい?そう。君の存在をみんな忘れてなんか無いよ。仲間じゃないか!いつも一緒にいるじゃないか!僕はずっと君を見ているから。大丈夫だ。心配しないで。世の中に一人だけいればいいんだよ。優しい君のことを本当に理解してくれる人は、ね。人気blogランキングへ
December 3, 2006
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静かな水面に空が映っている。そよそよと風が吹き、水草が静かに揺れている。遠くのほうで踏み切りの音が微かに響いている。僕の心の中にも先程から微かな振動が鳴り響いていた。あなたの心が解らない。考えれば考えるほど深みに沈んでいく。僕は傍らにあった小石を思い切り遠くに投げた。やがてそれは水面に突き刺さり、波紋が広がった。同心円の波紋が少しずつ大きくなる。やがて大きくなるにつれて、ゆったりと水面に溶けていった。あなたへの想いも、こうして溶けてしまうのだろうか。消えていく波紋をずっと目で追っていた。僕は傍らの小石をもう一つ拾った。今度はさっきよりももっと遠くに投げた。水面に大きく力強い円が描かれた。いつまでも消えないでいてくれと願った。人気blogランキングへ
December 3, 2006
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バンザイ!両手をしっかり上に伸ばして。喜んでるのか諦めたのか。嬉しいのか投げやりなのか。気持ちのままに表現すればよい。無理に感情を押し殺さずに。理由はどうあれ、それはあなたの表現なんだ。心を解き放ち、空に向かって大きくバンザイ!ほら、少しは気持ちが軽くなったでしょう?いろんな感情が、空に向かって飛んで行ったでしょう?そこからもう一度、気持ちをリセットして。さあ、もうひと踏ん張りだ!人気blogランキングへ
November 29, 2006
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こんなに小さなお前。お前も確かに生きてるんだね。全身に真っ赤な血液が流れ、精一杯生きてるんだね。独りぼっちで寂しいとか、友達がいなくて悲しいとか弱音を吐くことなく。優しさの中に力強さと、たくましさと、繊細さを兼ね備えながら。そんなお前を見ていると無性に抱き寄せたくなるんだ。ずっとお前の鼓動を感じていたいんだ。大丈夫。何があっても僕が守ってあげよう。だから、怯むことなく逃げることなく生を全うすればよい。お前が必死に生きてる姿を見ているだけで僕も勇気がわいてくるから。お前に僕の精一杯の愛情を注いであげよう。その代わり、僕をいつまでも癒してくれないか?疲れた僕の心を君のその柔らかな体で。人気blogランキングへ
November 26, 2006
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滑らかな曲線が交差する。どこまでも続く黄色い灯り。通り過ぎる車も少なくなり時間がゆっくりと流れている。寒々しい風が頬をかすめ凍りついた心を一層冷たくする。立体交差はまるで君と私のようだ。もつれ合い、絡まり合いながら繋がっている。「ジェットコースターみたいだね」君は両手に息を吹きかけながらそう呟いた。「僕たちの恋も、だよね」君の肩を愛おしく引き寄せた。僕のコートのポケットに、君が手をそうっと忍ばせてくる。僕は優しくしっかりと君の手を握り占めた。ポケットの中で二人の体温を感じ合っていた。冬の冷たい風に負けないように。人気blogランキングへ
November 25, 2006
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君は心に火を灯しているかい?落ち込んで踏みつけられて、醜く罵られて今にもその灯火が消えそうになっていないかい?世の中にはいろんな人間がいて時には心無く君の心の中にズカズカと土足で入ってくるヤツもいるだろう。だが、そんなヤツにいちいち動揺しなくてもよい。ヤツらは他人のことなど何も考えていないのだから。そんなことより、君はその優しい灯火を君自身でしっかり守るのだ。どんなに激しい雷雨が襲い、容赦なく風が吹こうとも。君の灯火は尊い。誰にも邪魔されず、まっすぐに静かにその火を灯すのだ。そのうちに、君のその純粋な灯りを求めて人が集まってくるだろう。ひとり、またひとり、君の周りには暖かさを求める人で溢れかえるだろう。冬が来ても、その後には必ず春が来る。夜の暗闇に何も見えなくなったとしても、やがて朝が来る。君の心にも朝日が昇る。必ず昇る。僕は君の事をずっと応援しているよ。ファイト!人気blogランキングへ
November 23, 2006
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こうして紅葉を見ていると落ち着くよね。何もかも忘れ、時間すら忘れて。時の流れと共に、お前たちは赤らむ。深く落ち着いた色彩が、葉脈から浮き出てくるようだ。あと何日かすると、存分に美しさを纏うお前たちと、一人、また一人と決別しなければならない。今、この時を精一杯生きるのだ。お前の一番晴れやかな姿を僕に見せてくれ。まばゆいばかりの逆光がお前たちの血管を透かせる。確かにお前たちはそうやって生きているのだ。やがて落ち葉になってしまったお前たちを優しく手に取りながら、私は生命の短さを嘆く。そして、落ちてなお美しく色づくお前たちを誇りに思うだろう。冬の雪がお前たちの上に降り積もるまで、ずっと。人気blogランキングへ
November 21, 2006
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どこまでも続くトンネル。走っても走っても、鈍い黄色の灯りが通り過ぎていく。一体どこまでこの暗闇を突き進めばいいのだろう。心の中には不安と焦燥感が溢れてくる。だが慌てることなど何も無いのだ。そのうちきっと出口が来るから。きっとこのトンネルを抜けたら綺麗な景色が目の前に広がるだろう。まぶしい日差しに目が眩むかもしれないだろう。今はただ、じっと我慢するのだ。そのほうが出口にたどり着いたときの喜びも大きいはずだから。怯まず、焦らず、着実に前に進もう。落ち込んだりクヨクヨせず、ただ自分の信じた道を進めばいい。僕たちの前途に幸あれと願う。振り返ればそこには君の進んできた道がある。前を見ればきっと輝かしい道が続いているだろう。前へ前へ。さあ、少しずつ進んでいこう。人気blogランキングへ
November 20, 2006
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秋の日暮れは早い。さっきまで暖かかった日差しが雲に遮られる。やがて少しずつ辺りが薄暗くなる。子供達はバイバイをしながらそれぞれの家に帰る。どうやら風も冷たくなってきたようだ。誰も乗らなくなったブランコが弱弱しく揺れている。少しずつ振幅を縮めながら、地面と垂直になる。規則的に。そうっと。緩やかに。何気ない風景。ふと通り過ぎてしまいそうな景色。そこから何を感じ取るかは自由。秋は感覚を鋭敏にしてくれる。秋は何気ない瞬間をじっと見つめてしまう季節だ。やがてゆっくりと夜の帳が下りる。さあ、僕もそろそろ帰ろう。手のひらに暖かな息をふうっと吹きかけた。一瞬、手の中にホカホカの塊ができたようだった。人気blogランキングへ
November 17, 2006
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早いものだね。もう一年が経ったんだね。今でも思い出すのは、お前と過ごした9年間のいろんな思い出と、最後の夜に聞いた、お前がのた打ち回る音だ。いつもと違う様子だったので、まさかとは思った。でも、その数日前から食事も受け付けなくなっていたんだよね。はっきりとした原因はわからないけれど、おそらく人間でいえば癌のようなものに侵されてしまったんだろう。今ではすっかり涙も枯れてしまったが、亡くなった当初は本当に悲しかった。ポッカリと心に穴が開いたようなつらい気持ちだったんだ。お前との思い出をこれからもしっかりと胸に刻みながら、前を向いて歩んで行こうと思う。散歩に行かなくなった今では、すっかり運動不足だ。当時は億劫だと思ったけれど、私の健康維持に一役買ってくれていたのは確かだ。今改めて、お前に感謝しよう。一緒に過ごした9年間は短かったけれど、今ではいい思い出だ。また今度、犬を飼うなら、お前のように大人しくて賢い犬がいいな。もしかしたら、生まれ変わったお前にもう一度めぐり合えるかもね。週末にでも家族みんなでお参りに行くからね。賢く待っているんだよ。愛犬ランの話(さすらいの若旦那の日記より)人気blogランキングへ
November 8, 2006
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黙って手を繋いでいた。二人、交わす言葉は無かった。あなたの温もりだけを感じていたかった。ここままずっと時が止まればいいと思った。やがて、列車が近付くベルが鳴り響いた。今度は両手を握り締めて、二人見つめ合った。あなたの柔らかな髪をそっと撫でた。あなたは僕の胸の中に体を預けた。緩やかなブレーキ音と共に、列車がホームに入ってくる。またしばらく逢えないんだね。エンキョリレンアイ。この瞬間が一番辛いんだよね。そっと手を離し、君はデッキに乗り込んだ。やがてドアが二人の空間を引き裂いた。「また逢おうね」僕はドアの向こうの君に言った。聞こえないはずの君が、そっと頷いた。真っ赤なテールランプがホームから遠ざかっていった。やがてそれはぼんやりとした小さな点になった。静けさだけが僕を包んでいた。すっかり見えなくなるまで、その赤い点を見続けていた。ひんやりとした秋風が頬をかすめた。僕の心の中にも容赦なく秋風が吹き込んできた。「また逢おうね」きっと、また逢えるよね・・・心の中には、君の温もりがほんの少しだけまだ残っていた。人気blogランキングへ
November 4, 2006
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向こう側に君がいる。優しく微笑む君がいる。僕は他に何も見えなくなり、気が付けばもう君しか見えない。君の向こう側には誰がいる?優しく微笑む僕がいますか?君は誰を見つめているの?心はいったいどこにあるの?僕だけを見てほしい。僕が君を見つめるように。魔法をかけてあげよう。僕しか見えないように・・・人気blogランキングへ
November 3, 2006
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きっとどこかでアナタが必要なんだ。世の中、捨てたもんじゃないよ。無視されたからって落ち込まないで。アナタは絶対お荷物なんかじゃない。今いる場所だけが居場所じゃないよ。アナタが輝く場所がきっとどこかにあるんだよ。今の環境を嘆かないで。未来を悲観しないで。アナタを応援してくれる人は必ずいるから。今は辛くても、きっと大丈夫。自分を見失わないで。自分らしくありのまま生きるんだ。押しつぶされそうになっても投げ出しちゃだめだよ。自分で自分を放棄しちゃだめだよ。アナタしか出せないカラーを大事にして。アナタらしく、精一杯生きるんだよ。ボクは応援しているよ。そっとアナタのことをいつでも見守っているからね。大丈夫だよ。人気blogランキングへ
October 30, 2006
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降り重なった落ち葉を掻き分け、お前は光を享受する。お前の心は他念なく、まっすぐに空を目指す。一瞬ごとにお前は成長し、ぐんぐんと空間を貫いていく。迷いなきその姿は、潔く、気高い。それにひきかえ、私はどうだ?筋が通らず曲がりくねった生き方を今更ながら恥じる。お前のようにまっすぐ生きたい。土や枯葉を突き破り、ひたすら伸びようとするお前。ふてぶてしい生き方も時には必要だ。いちいち細かいことに振り回されずに。簡単なことのようで難しいかもしれない。だが、チャレンジしてみる価値はある。明日から、いや今からでも変わって見よう。強い信念と情熱を持った生き方。要は、自分がどうするかだ。自分がどうなりたいかだ。そう考えることができただけで、少しは私自身、成長したのかもしれない。人気blogランキングへ
October 28, 2006
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どこの猫だか知らないが、電信柱の片隅でスヤスヤ眠っている。小春日和にはまだ早いが、秋の陽だまりに包まれて幸せそうに眠っている。疲れて動けないのかあまりにも心地よいからなのか。そうっと近付いてみても身動き一つせずに眠っている。ほほえましい気持ちになった。しばらくその猫を見つめていた。それにしても全く動かない。安心しきっているというか。無防備というか。見つめるうち、思わずハッとした。呼吸の気配すらないのである。いや、きっと眠ってるんだよ。秋の陽射しがこんなに暖かだから。彼女に触れる勇気は無かった。冷たい体温を感じたくなかった。後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。電車に乗りながら、その思いを否定した。きっと眠ってたんだよ。ポカポカ陽射しが暖かかったから。会社からの帰り、猫が眠っていた場所に通りかかった。猫の姿は跡形も無かった。何事も無かったかのようにその場を通り過ぎた。家に入った途端、何故だか急に涙がこぼれた。まっすぐに洗面所に向かい、冷たい水で顔を洗った。タオルで顔を拭った。何度も何度も拭った。人気blogランキングへ
October 25, 2006
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淡い色のコスモスが風に揺れていた。その横に寄り添うように、もう一輪コスモスが揺れていた。二つの花は、まるで密やかにデートを楽しんでいるようだった。柔らかな風に吹かれ、ずっと仲良く並んでいた。雲の切れ間から一瞬まぶしい日差しが降り注ぎ、それらを照らした。突然のスポットライトに、彼らは恥ずかしそうに頬を赤らめていた。しばらくぼんやりその花たちを眺めていた。そう、鏡に映った僕たち二人を見ているように。「綺麗だね」君はそう言いながら上目遣いに僕を見た。「冬になればもう逢えないの?」そう呟いた君の肩にそっと手を回し、ギュッと抱き寄せた。お互いに身を委ね、二人の温かさが一つになった。流れる涙を拭おうともせず、君は眠るようにそっと瞳を閉じた。「生まれ変わったら又きっと逢えるよ」僕の精一杯の優しさだった。時が経つのを忘れるくらい、二人いつまでも寄り添っていた。僕たちを優しく見つめながら、コスモスが静かに揺れていた。人気blogランキングへ
October 22, 2006
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ひこうき雲が伸びていく。まっすぐにまっすぐに。真っ青な空を切り裂くように一直線に伸びていく。どこまで伸びていくのだろう。迷いも戸惑いもなく突き進む。あのひこうきは君の住む街に向かってるの?できることなら追いかけたい。雲のレールに導かれ鳥になって飛んでいきたい。翼もなにも持たない私。君への想いだけが空に舞い上がる。高い空に真っ白な軌跡が伸びていく。そして少しずつ、その軌跡が青空に滲んでいった。ひこうき雲が薄れていくように時が経てば、君への記憶は消えてしまうのだろうか。大丈夫だよ。この想いはまっすぐに君へと繋がっているから。迷いも戸惑いもなくただ君へとまっすぐに繋がっているから。人気blogランキングへ
October 22, 2006
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曲がりくねったこの道は、一体どこに続いてるんだろう。木々に遮られ、行く手が見えない不安が襲う。貴女は私に言った。「私が選んだ道だから、きっと大丈夫だよ」って。そうだよね。貴女は気丈な人だし、その選択はきっと間違ってないさ。本当は、そばにいて一緒に歩ければいいのだけれど。こんな僕の歯がゆい気持ち、貴女ならわかってくれるだろう。貴女のためならいつでも道しるべになってあげよう。迷いそうになったときは、いつでも頼りにしてくれればいい。歩き出す貴女に、今はただエールを送ろう。きっと輝かしい未来が貴女を待ってるから。貴女は貴女のまま、自分の道を進めばいいさ。いつまでも貴女を見守ろうと思うんだ。一生懸命な貴女が、心から好きだから。人気blogランキングへ
October 20, 2006
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大切な君。僕は君とずっと一緒。辛い時も悲しい時も。嫌な時も、くじけそうになる時も。楽しい時も。泣き出してしまいそうな時も。気がつけばいつも君がそばにいたんだ。君に励まされ、君から元気をもらったね。「ありがとう」なかなか口には出せないけれど、今こころから感謝したい。今まではふたり見つめ合って生きてきたけれど、これからは同じ方向を見つめて生きていこう。僕が君にもらった元気を君にもわけてあげたい。君とずっと一緒にいようと今、決心したんだ。人気blogランキングへ
October 19, 2006
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きっぱりと秋晴れ。すがすがしい青空。少し汗ばむ陽気。カーテン越しに差し込む日差し。乾いたカラスの鳴き声。もう少しウトウトしていよう。もったいないような気もした。休みの日くらいゆっくりしようと決めた。遅めの朝食をとろうと思った。さてと。そろそろ起きるか。テレビでも観よう。昼からは何しよう?別に時間に追われる必要もないさ。だって今日は休みなんだから。「パパ、公園行こうよ!」息子の一撃。いきなりフォールしようとする。ワン、ツー。危ういところでロープに逃れた私。まだまだ、ギブアップしないよ。一瞬攻撃が収まったかと思うと、なにやら棒のようなものを持ってきた息子。凶器攻撃だ。「ハイハイハイ。パパ痛いでしょ」レフリーストップが入った。そろそろ起きるか。少し眠い眼をこすりながら息子と公園に行った。すでに先客が何人かいた。あくびを一つして、息子をジャングルジムのほうに促した。後姿をじっと見つめていた。見上げた空は、高く高く澄んで真っ青だった。人気blogランキングへ
October 15, 2006
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ガンバレっていう言葉はある意味、無責任な言葉だと思う。頑張ってる人にガンバレって言ったら、きっと「言われなくても頑張ってる」と怒られるに違いない。落ち込んでいる人にガンバレって言ったら、きっと「頑張れるんなら落ち込まないよ」って苦笑されるかもしれない。自分のわがままな想いをそのまま他人にぶつける言葉、「ガンバレ」。私はできるだけこの言葉を使わないようにしている。確かに、人によっては「ガンバレ」と言われれば張り切って頑張ってしまう人もいるだろう。ガンバレと言われなければ頑張らない人もいるだろう。でも私は、やっぱりガンバレっていう言葉には、静かな暴力があると思う。逆らえない無意識のプレッシャーというか。それよりも私が最近使うようにしている言葉がある。「ドンマイ!」Don’t mind.気にするなっていう意味。あなたのやりたいようにすればいいよっていう意味。ドンマイには優しさがある。結果の良し悪しよりも、過程を尊重する温かさがある。たとえ結果が悪くても、そのことを責めない寛大さがある。次に生かせばいいよっていう前向きな感覚がある。あなたのことをそっと見守ってるよっていうメッセージが込められている。あとは何とかしてやるからっていう包容力がある。あなたもさっそく誰かに使ってみよう!「ドンマイ!」あなた自身に呪文のように呟いてみるのもいいかもね。だって、あなたの「頑張り」を一番良くわかっているのは、あなた自身なんだから。「ドンマイ、ドンマイ!」人気blogランキングへ
October 14, 2006
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そんなに見つめないでくれよ。恥ずかしくなるじゃないか。何も話せないお前だけど、その気持ちはよくわかってるつもりだよ。お前が何を望んでいるかってコトくらい、すぐわかるよ。寂しかったんだよね?ゴメンゴメン、もっと相手をしてあげればよかったね。おなかが空いてるの?よし、わかった。美味しいものをご馳走するよ。嫌なことがあったの?イライラしてるからきっとそうだと思ったんだ。僕にできることは何だろう?お前のためにできることは何だろう?ヨシヨシと頭を撫でてあげることくらいかな?それともしっかり抱きしめてあげようか?今夜は気が済むまで付き合うよ。全てを吐き出して、ぐっすり眠ればいいさ。明日からまたいつものように愛想を振りまいて、僕を元気にしてくれよ。僕にとって君はとっても大切な存在なんだよ。人気blogランキングへ
October 10, 2006
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秋の空が好き。どこまでも高い秋の空が好き。ふわふわの雲が好き。夕陽の色が混じった秋の空が好き。ちょっと冷たい秋が好き。人恋しくなる秋の夕暮れが好き。季節は着実に移り変わる。あなたの心はまだ私と繋がっているの?温もりが欲しくなる秋。一人で歩くには寂しすぎるよね。君とつなぐはずの手のひらをポケットに忍ばせた。君とつないだほうが温かくなるよね、きっと。真っ赤な夕焼けが、僕の心の中に深く深く染み渡った。人気blogランキングへ
October 9, 2006
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花を植えよう。心が鮮やかになるように。何もない庭に花を植えよう。君の事を思い出せるように。乾いた心に花を咲かせよう。元気な笑顔が取り戻せるように。**********半年振りくらいかな?今日、君に似た人を見かけたんだ。駅のホームで仲間と笑っていたよね。髪、切ったんだ? とても似合ってたよ。声を掛けたかったけれど、できなかったんだ。まるで君が違う世界にいるような気がしたから。少し痩せたの?いろいろあったことは知ってるさ。でも、君はそんな過去を微塵も感じさせないくらい満面の笑顔で微笑んでいたね。そんな君を遠くから見ていると、僕にも元気が出てきたよ。本当は大声で君の名前を叫びたかったんだけど。君にはきっと届かないよね。だって君は僕の手の届かないところに行ってしまったんでしょう?もう二度と君とは同じ時間を過ごせないんだよね?そのことがとても悲しいんだ。**********花を贈ろう。君の誕生日に。この花が庭いっぱいに咲いたら。儚い夢。遠い記憶。今でもあの日のことが心に蘇るんだよ……人気blogランキングへ
October 7, 2006
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