虹の色エンピツ~心日和~

虹の色エンピツ~心日和~

小学生時代(沖縄)



2年生の夏休み、父の仕事の転勤で沖縄県糸満市へ。

岡崎は嫌な思い出しかなかったのでこの転勤は凄く嬉しかった。
小学生時代の中では一番楽しくて、安らいだ時期かな♪
沖縄にいた頃、いじめられる事はなかった。
きっと沖縄の人たちが温かかったから。

私の「食事」について治してくれたのは3年の時の担任の先生だった。
岡崎の時の先生は、無理矢理食べさせようとして凄く辛かったけれど、
この先生は無理強いはしなかった。
「今日はここのお皿だけ、頑張って食べようね。」
と言ってくれて、最初は食べれなかったけれど少しずつお皿の枠が広がっていった。
この学年が終わる頃には、全部食べれるようになっていたので、
先生のやり方が良かったんだと思う。

忘れ物をした時はもみあげを引っ張られて痛かったけど(笑)

とにかく沖縄にいる時は友達関係は平和だった。


沖縄の時に恐怖だった事は、小学3年生の時にお兄さん二人に連れて行かれそうになったコト。
私が住んでいた所は大きな団地の中の宿舎で、
第1~第4団地くらいまであったと思う。公園も5~6個あった。
その中に17階建てくらいのマンションも5~6つ建っていて、
同級生も何人かそこに住んでいる子もいた。
その日は確か日曜日で、友達と二人でお昼くらいに公園で遊んでいたと思う。
午前中はたくさん遊んでいる子がいたけれど、
さすがに正午頃には誰もいなくなって、その友達と二人切りになってしまった。
それでも砂場で遊んでいたら、お兄さんが二人近寄ってきた。
近寄ってきた、と言うより、気付いたら一緒に遊んでたって感じかな。
しばらくそのお兄さん達とトンネルを造ったりして遊んでいたんだけど、
「お兄ちゃん達のお家で遊ばない?」と言われて、友達がうなずいてしまった。
私は日頃から知らない人に付いていったらダメと言われていたので、不信に思ったんだけど、
友達を一人で行かせる訳にもいかず、付いて行ってエレベーターに乗った。
エレベーターに乗った時、お兄さん二人の様子が何かおかしいと思って、
(あまり覚えてないけどニヤニヤ笑っていた様な気がする。)
友達の手を引っ張ってまだ開いていたドアから飛び出た。

「待て!!!」とか大きい声が聞こえてきて、追いかけられそうになった。
偶然エレベーターに乗った人がもう一人いたから断念したんだと思う。
その後は急いで家に帰って、親にその事を話した。
もうその時間にそこに行っちゃダメって事になったけど、とにかく怖かったなぁ。
あのまま付いて行っていたらどうなっていたんだろう?
何かされてた?殺されてた?とにかく無事で良かった。


沖縄で怖い思いをしたのはそれくらいで、あとは凄く楽しかった。



→「 小学生時代(島根) 」へ。



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