ゆみまるにっき

ゆみまるにっき

順番をとびこえないということ


人間も、身体を思う存分使って遊び、中心を鍛え、感じ、そういう大事な時期が七歳までだそうです。この時期にいかに使い味わい尽くしたか。
何かを覚えるのはそれ以降。身体を十分育ててきた子は、きっと脳も健やか。思考や構築の段階がくれば、自然に吸い込む力があるんだろうな。力はやっぱり、軸がしっかりしていないと、宿らない。
はいはいを十分しないと、腹筋も背筋も弱く、足腰も弱い。立つことはできても芯がちがうんだろうな。

今通う保育園は公立ながらそういうことを大事にしていてすばらしいです。
運動会も、ただ競うのではなく、その年に応じて、どういうふうに身体をつかえるようになったのか、競技にとりいれ、先生がマイクで「しっかり片足で立ってます」「カ-ブではしれます」と呼びかけます。園生活で3.4.5歳で3人組をつくり1ヶ月間ねるのも、たべるのも一緒。その3人でてをつなぎ障害物リレ-。できない子のことを助けたり、負けていても決して、手は離さず立ち止まる。大人が忘れがちな「思いやり」がそこにはあふれています。きめられた踊りでなく、みんなで協力してうつくしいバル-ンを表現してみせたり、組み体操や、親も子も必死な騎馬戦。
ビデオをまわす親も少なく、今そこにいる子どもたちの姿に、涙するひとも。あたたかく、イキイキとした運動会でした。とった写真にはなが---い虹の帯が。光の現象だけど、まるで天使のとおったあとのようでした。


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