Hope you have a good day♪

Hope you have a good day♪

8週目


(ちょっと大げさだけれど)一日千秋の思いで待った産婦人科検診。
約2年前、流産の手術後検診を受けて以来のこの場所。
またお世話になれる日が来るとは思っていなかった。
懐かしい問診票、受付の女性も看護士も何もかもが懐かしく、そして新鮮。
待合室にいる女性を見て、私も彼女たちの仲間入りか~なんて、ちょっぴりくすぐったいような甘い感覚を楽しんでみた。

そしてミッドワイフとの対面。
息子の時と同じ女性。

最初に子宮がん検診。
そしてウルトラサウンド。
すぐに大きなサックが映った。

でも・・・

雪だるまが映らない。
何度角度を変えてみても、手足をパタパタ動かす可愛い雪だるまが映らない。
ヨークサックは見えるけれど、その横にあるのは小さな小さな白い陰だけ。

「またか・・・」

何となく嫌な予感はしていた。
していたけれど、必死で打ち消してこの検診に臨んだ。
やっぱり3日前につわりが少し楽になったのは前兆だったのかな。
胎児と思われるその白い陰は6週相当の大きさにしかなっておらず、勿論心拍も確認できなかった。

ミッドワイフは2つの可能性を話した。
1.6週の頃に胎児が亡くなった
2.排卵が遅れてこれから大きくなる

でも2がありえないことは私が一番分かっていた。
基礎体温と排卵検査薬から排卵日はほぼ間違いないし、夫婦生活はその日の一度きり、4週0日にははっきりと妊娠検査薬が陽性を示していたのだから。
この状況でこれから順調に成長するなんて、ありえないことであることは明白。
念のため、この日と翌週月曜日にHCGを調べて変化を見ると言われたけれど、無駄なことだと思った。

そして「流産が判明した場合」の話を聞いた。
2年前と同じ内容。
自然流産を待つか、薬を使うか、掻爬手術を受けるか。
もう嫌というほど理解できているので、特に質問も無し。

これで3回目の流産。
恐ろしいことにこの非常事態に慣れている自分。
2回目の流産後、毎日これでもかって位泣いた。
でも今回は涙が余り出てこない。
人間嫌な思いを沢山すると、慣れて来るのかな。
それとも後からがっかりしないように、あまり喜ばないように心をセーブするのかな。
いずれにしてもこれから起こることを全て受け止めなければならないのだ。
心を無にして対処しなければやってられない・・・

結婚13年目に我が家にやって来てくれた奇跡の赤ちゃんは、またたくまに天使になってしまったのだ。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: