星空の下のシャワー


ナイジェリアの夫の実家に早朝到着して夜になった。ママのお手製のオクラスープ。ごろごろとお肉がたっぷり入っておいしそう。この家のキッチンはなんと庭にある。地面の一角をテントのようなもので囲ったここがママを初めこの家の女性の仕事場。ここで炭を使って火を起こしてたっぷりとお湯を湧かして料理を始めるのだ。妹達は庭に椅子を並べてなが~い足をのばして座り楽しくおしゃべりをしながらオクラやたまねぎを切っている。いいなぁ、こんな風景。マイクロウェーブの「チン」なんて音は何所からも聞こえてこないのだ。弟達は裏の方で自転車にまたがってふらふらとどこかへ行ってしまって姿が見えない。どこの国でも小学生くらいの男の子の行動パターンって同じなんだな。滞在中、肝心の夫はと言えば、普段の「ハニィ~」って優しい、どっちかといえば私主体の関係は影をひそめ、弟達、妹達に久々に帰った兄の威厳を見せなければって感じで、がんばっちゃってる(笑)。彼が初めて日本へ来たのは下の兄弟がまだとても小さくて、弟君なんて赤ちゃんの時だったから弟君たちもどうやって彼に接して良いのか良く分からないのかな?恐い兄さんなんて思っているのかな?おもしろくってチャーミングで、子供っぽい普段の彼の様子を見たら皆わらっちゃうだろうな~。ママの料理はホットでとってもおいしかった。家族皆で食べるからきっとおいしさに輪がかかるんだね。
食事の後は入浴タイム。なんとお風呂場はやはり庭の一角にあり、ゴザのようなものでできた壁にしきられた温泉の脱衣場のような雰囲気。一応四方を囲ってある。妹達がバケツにお水を運んできてくれる。十分暖かい気温だけれど、水のシャワーなんてあまり浴びたことのない私。夫がお湯ももってくるように頼んでくれる。空には一面の星。まるで降ってくるようだ。この村にはなんとまだ電気が通っていない!ママと話をしたら「先月隣の村まで電気がきたよ。この村には来月から通るようになるよ。」とのこと。なんとまぁ、素敵な生活。日の出とともに起き、夜は月明かりとろうそくで過ごすなんて。私にとってはとても新鮮だった。
ぽーっと星空を見上げながらちゃぷちゃぷと浴びたシャワー。今でもときどき思い出すナイジェリアで経験した素敵な時間。


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