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2012年12月22日

中国共産党独裁と尖閣危機はセット！

テーマ： ☆　ひ・と・り・言　☆　(14520)

カテゴリ：中国、台湾

　習近平政権になっても中国支配層間の権力闘争は落ち着かない。

　「12月24日、世界が終わる」とのデマを流した疑いで、キリスト教系宗教組織「全能神」のメンバー101人を逮捕した。

　終末論が社会に大きな影響を与えるということは、社会の安定性が低下していること＝国民の不安がさらに増していることを示す。

　国内外の不安解消のため、海外の領土問題を取り上げて敵を外に作ることは共産党独裁を続けるために極めて有効な施策。

習近平政権発足後も多発する暴動
2億人の「現代流民」と
　本格的な「尖閣危機」の到来
　2012年12月18日　石平（中国問題・日中問題評論家）
　WEDGE Infinity
　去る12月15日、中国の習近平政権が樹立してから1カ月余が経った。その間における中国の国内状況を見ると、新政権を取り巻く社会情勢が実に深刻なものであることがよく分かる。

　政権発足からわずか10日間で、国内における大規模な暴動事件が3件も発生した。まずは11月17日、習近平総書記自身がトップを務めた福建省寧徳市で、地元警察の汚職を疑う市民ら約1万人が暴動を起こして警察を襲った。そして20日、浙江省温州市郊外の農村で、変電所建設に反対する地元住民1000人以上が警官隊300人と衝突し、200人が負傷した。その翌日の21日、今度は四川省広安市隣水県で、地元公安当局に抗議する住民1万人余りの暴動が起きた。公安当局の車が数台破壊され、20人の市民が負傷した。
　…(略)…

　2億人にものぼる「流動人口」とは？
　「新世代農民工の集団的焦燥感に注目せよ」
　対外的な強硬政策で国民の目を外に向かわせる
　「日本と闘争する」発言の重み

　共産党独裁体制が続く限り、誰が政権を担おうが、領土問題で闘う姿勢に変わりはないようだ。

　中国は東アジア、東南アジア最大の政治的不安定要因となっている。

　不安定さをみせる中国の存在に霞まないよう、北朝鮮は存在を誇示し続けるとすると、東アジアはの安定はどんどん遠のく。

　右傾化、左傾化に関わりなく、安倍内閣の課題は増える。

　＜赤龍解体記＞（96）
習近平氏の2013年、イバラの道
　2012年12月7日　大紀元日本
　習近平氏が中国共産党の総書記になってから、国内では四川省李春城副書記を素早く下すなど腐敗問題にメスを入れる姿勢を明確にしながら、対外的には尖閣諸島問題などで強硬な姿勢を示している。換言すれば、国内外の問題が山積している中、人心を買収し、くすぶるマグマを分散・希薄化させるためには、腐敗問題の是正を内政の要としながら、尖閣諸島問題を外交のカードとして選んだ。
　…(略)…