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2016年12月31日
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テーマ: 政治と経済(371)
カテゴリ: 韓国、北朝鮮
 経済的危機に陥りつつあるにも関わらず、韓国は政治を徹底して追及する。
 自分たちが日本の統治下に入ったことの原因の一つが権力者の内紛にあった歴史は、問題ではないらしい。
 日本の統治や慰安婦問題だけが歴史ではないのだが。
 まさに無政府状態。
 …(略)…
 現実には「承認されそうにない」弾劾案が万一通ったら何が起こる?
 大統領の座から引きずり下ろされた朴槿恵氏
 朴槿恵大統領の一連の事件について見ていく。
 今月9日、与野党の議員234名が賛成し、弾劾案が可決された。
 これによって朴槿恵大統領の職権は停止、大統領の地位から引きずり下ろされた。
 また、大統領の代わりは首相が務めることになるのだが、野党は大統領に選ばれた首相には協力しないと発言している。
 「弾劾」という法律に則った制度を使ったのに、その法律で定められた大統領の代行には協力しないというダブルスタンダード。
 私はこれを見て、韓国で1番問題なのは次期政権を担うであろう野党の議員だと痛感した。
 だが、もう遅い。
 匙は投げられて、後は憲法裁判所の判断待ちとなった。
 最長で180日。
 早ければ数ヶ月以内でも、弾劾案を承認するかが決まるらしい。
 …(略)…
 過去の功績がどうあれ、スキャンダルが明らかになると徹底的に叩くのは、政治的に未成熟な日本も同じ。
 ただ、叩き方は韓国のほうが徹底されていると感じられる。
 また、日本は役職を辞任したとき免責されることが多いが、韓国は権力者が権力を失ったとき、さらに叩きまくる。
 朴槿恵「弾劾案可決」
 2016年12月16日 NEWS WEEK
 <「崔順実ゲート」事件があらためて浮き彫りにした、韓国に巣くう縁故主義と腐敗の深刻度>
 韓国国会は先週、朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案を可決した。
 朴は職務停止となり、黄教安(ファン・ギョアン)首相が代行する。
 今後は憲法裁判所が最長180日以内に弾劾の可否を審理する。
 大統領の弾劾プロセスは2つに分かれる。
 まず、国会での弾劾訴追には、300人の国会議員の3分の2の賛成が必要だ。
 先週の採決は、賛成234票、反対56票だった。
 可決に必要な200票を大きく上回る投票結果は、法的判断のみを行うのが建前の憲法裁判所に微妙な政治的圧力をかけることになりそうだ。
 過去2カ月間、国政がほぼ機能停止状態に陥っていることを重く見て、憲法裁は比較的早めに結論を出すと示唆する観測筋もいる。
 憲法裁の審査でも、3分の2以上の賛成が必要になる。
 9人の裁判官のうち6人以上が賛成すれば、弾劾が成立し、朴は罷免される。
 弾劾審査と並行して、特別検察官の捜査も行われる。
 朴は一貫して違法行為を否定してきた。
 「親友」の崔順実(チェ・スンシル)に過大な権限と利権を与えたことは認めるが、犯罪行為には当たらないというのだ。
 特別検察官の最終報告は1月~2月初めに出るとみられる。
 憲法裁は、それを待って判断を下す可能性がある。
 …(略)…


 権力者だった時期の朴大統領の疑惑を韓国マスコミはずっと放置してきた。
 追い風を失ったとき、国民の怒りに合わせて韓国マスコミは手のひらを返すように、大統領の悪、罪と思われることを暴き立てた。
 朴氏の弾劾で大きな衝撃を受けている人物の一人は間違いなく潘基文国連事務総長。
 大国の怒りをかうことなく、あるいは国連として政治的に有効な活動を何もせず、事務総長の任を終え、セヌリ党から大統領選に出馬する道を描いていた。
 ――鈴木一人
 2016年12月16日  THE HAFFINGTON POST
 …(略)…
 こうした動きを息を潜めて見守っている人物がニューヨークにいる。
 それは残りの任期があと1カ月を切った潘基文(パン・ギムン)国連事務総長である。
 現在はまだ国連事務総長の職にあり、韓国の国内政治のプロセスについてコメントすることもままならない状況であるが、任期が終わればすぐにでも韓国に戻り、大統領選に出馬する準備を進めると見られている。
 しかし、その潘基文氏の戦略は、今回の朴大統領のスキャンダルの発覚から弾劾決議の採択に至ることで大きく狂い始めている。
 …(略)…


 朴大統領が弾劾後に辞任することになると、国連事務総長が辞任後短期(1年以内)に政府の要職につくことは望ましくないとの規程に抵触する可能性がある。
 方向性のない国民の怒りを追い風にした野党は、輸出産業中心の韓国外交を適切に運営することができそうもない。
 評価もされないが、敵を作ることもない潘氏は、国民の支持を得ることができる実績を持ちながら、外交適正がある人物だった。
 経済不振を朴大統領のせいにすることは何の解決策も導かない。
 現在の対外経済政策を切り替えることができず、将来も危うい方向性に向かいつつある韓国は、中国製造業が内需を満たし、アジア、アフリカに浸透しつつある今、加工貿易国としての地位を失いつつある。
 トランプ米国大統領が、安全保障と貿易で韓国に甘い顔をするとは想像できない。
 誇り高い韓国国民が最も恐れる「IMF管理の悪夢」の再来を想起させる。

 映画「ゴールデン スランバー」で柄本明扮する 裏家業の人間、保土ヶ谷康志老人の言葉を思い出す。
 「もう詰んじゃってるんだよな・・・」。
 韓国に活路はあるのか?





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最終更新日  2017年01月29日 17時27分14秒
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