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さて今日は「眼科臨床実践講座2013参戦記の」続きです。
いよいよ初日の勉強会が始まりました。
最初のセッションは角結膜感染症をオーバービューするものでしたが、この中で特に勉強になったのは「アメーバ・真菌感染」のお話でした。今日は自分用のメモ書きとして印象深かったところをピックアップしておきます。以下、眼科専門医向けのやや特殊な内容となることを御了承下さい。
最近「粗悪なカラコン」の大流行により激増しているコンタクトレンズ関連の角膜炎ですが、その原因として約3分の1がアカントアメーバによるものとのことでした。これはアメーバの一種であるアカントアメーバが角膜に感染して起こる病気で、角膜の感染症のなかでは極めて重篤なものです。以前は稀な病気と言われていましたが、女子中高生の「3種の神器」が「カラコン、つけま(付けまつ毛)、スマホ」と言われる現在、恐ろしいことに増えているんですね。
このアカントアメーバ角膜炎の恐ろしさは、まずは診断が非常に難しくて治療が後手に回りやすいこと、次に診断がついても通常の抗生物質の目薬が効かないのでなかなか退治することが出来ずその間に重症化しやすいことです。
今回の勉強会ではそんな恐ろしいアカントアメーバについて、最新の診断と治療法について学ぶことが出来ました。具体的に見て行きましょう。
まずアカントアメーバを疑うきっかけとしては、
治療しても良くならないコンタクトレンズ関連の角膜炎が怪しいということでした。ただ、普通の外来顕微鏡で見ただけでは診断は難しく、アメーバの検出には蛍光試薬と蛍光顕微鏡が必要になります。そしてこれらのアイテムは実は、
ネットで安くで買えることが紹介され、勉強になりました。そしてこれを実際に使うと、
一発で判定できるとの事でした。(続く)
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