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問題に対して皆が納得する解決策がない今の世界、誰かのためであっても他の誰かは不利益を受け、寄り添う気がないので寄り添えず、誰かのためと言っては恣意的な解決策が現れます。例えばAIやメディアの言うことが正しいと信じて、問題に対して一見妥当な解決策が提示されると、固定観念や同調圧力から皆が同じ意見になりますが、熟考しなければ洗脳されるのと同じです。WEB上でアカウント、パスワードを持つサイトで、他人がなりすましてログインしていないか検出する、ノートンのシステムがあります。今まで何回か警告を知らせるメールが届きました。決まってSNSで誰かのコメントに返信した時です。本当に自分の書込みかどうかの確認ではなく、活動の項目に”不寛容”と記されています。完全に誉めているのにそう言われます。既知であれば問題なしと判断していいようですが、まずノートンからメールが届くだけで驚きますし、どんな解釈で”不寛容”と言うのか分かりません。このメールそのものが”不寛容”だと感じます。説明には「薬物に関する言及、冒とく的、差別的、暴力的な言葉の使用、ネットいじめが含まれる可能性があります。」とあるのですが、どう読めばそこに結びつくのか全くわかりません。AIが問題視されるのはその設定段階の問題です。この場合、個性的な表現や心情が受け入れられず、もっと簡単でどこにでもある表現をすることで、誤解を招かないという本末転倒の結論に導かれます。他者のことは誉めちぎらなければ書き込めず、事実から少し外れても誉めることがよいとなります。これでは便宜上の書き込みとなり真意が伝わらず、利害関係のみの心のこもらない表現になります。利害関係の契りを交わすようなSNSの使い方が嫌で、”いいね”の有無で差別的に感じることもあります。皆が定型文をコピーした心のこもらない表現で、本心では違う感情を持つ世界というのは問題です。AIの普及によって表向きの優等生の回答に慣れ、知らないうちに洗脳され個性を失くすかもしれない、その人が数の力で世の中を席巻するかもしれません。ただそれはAIの前から始まっていた気もします。
2023.07.28
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令和に入りAIなど新たなテクノロジーが続出するなか、時代の転換期を感じるまでになりました。”文化水準”という言葉はあまり聴かれなくなりましたが、文化水準は上がったでしょうか?一般に興行収入や視聴率で評価されたりしますが、文化の内容、こと音楽については下がったと感じます。テレビCMでクラシック曲を耳にすることが増えました。しかし、オリジナルが流れることは少ないです。(プロコフィエフのシンデレラはオリジナルでした。)楽器を演奏し吹奏楽やオーケストラに属する人が増え、クラシック曲が広く知られるようになったと思います。同時にクラシック曲がその曲本来の意味とは関係なく、BGMなどで選曲されることも増えました。クラシックを聴く人のなかで特有の芸術性を好み、クラシックだけを聴くファンがいるものの、他ジャンルの音楽と同様にクラシックを聴く人が増え、ポップス化されたものが主流になりつつあります。ハーゲンダッツのCMでドビュッシーの「月の光」が、原曲の8/9拍子ではなく4/4拍子で歌が付いています。演奏する側も聴く側も音楽を捉えやすくはなりましたが、ドビュッシーではなくなったとも言えます。そして、歌い方に特徴を持たせ演奏本位になっています。このような編曲は近頃特に多くなりました。ひと昔前で言えば、JR東海CM”そうだ京都へ行こう”の中で、「私のお気に入り」で作編曲家の腕の見せ場でした。このシリーズは何と1993年から今日まで続いており、始まってから2017年秋頃までは、「私のお気に入り」をさまざまな編曲で聴かせていました。まさに一大ヴァリエーションを繰り広げていました。1996年頃に大まかなCMと曲の構成が明確になり、1999年から2002年頃までが創意に満ちた音楽が提供され、芸術性の高さを誇る時代を築いていたと感じるのです。しかし、それ以降の編曲は徐々に平凡になっていきました。特に作編曲家の創意に満ちた名作と感じたものを挙げます。1999年春 善峯寺2000年盛秋 東福寺2001年秋 醍醐寺2002年春 天龍寺2005年盛秋 善峯寺(1999年と同じお寺です)2011年春 東寺長い期間ですから途中でプロデューサーが変わったり、方針が変わることもあったと思いますが、ここに挙げたものは並みではない技が光っています。今聴けるさまざまな音楽の中でも芸術性が高いと感じます。大半の音楽はゆくゆくAIが肩代わりして制作すると思います。将棋と同じようにAIが考えもつかない一手を想像すること、それは音楽では単に常套的な手法や技術ではありません。9割以上の音楽はAIが瞬時に作曲する時代が来ると思います。その時には真に作風の独自性が認められた作曲だけが残り、それ以外の作曲家は淘汰されてしまうかもしれません。AIが仕事を奪うとはそういうことだと想像しています。他の職種も同様にAIが事も簡単にやってのける時代が来ます。
2023.05.05
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