酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

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2024年12月01日
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先日の土曜日、思い立って 久しぶりの熊野 へ行ってきました。
10年前、南紀勝浦温泉に行ったときに立ち寄って以来です。
熊野市は、南北に長い三重県の南の端に位置するので、北の端のわが町からは長いドライブになります。(厳密に言うと、三重県の南端の町は「紀宝町」ですが)

9時半過ぎに家を出て、伊勢自動車道、紀勢自動車道、熊野尾鷲道路と走り継ぎ、熊野市に着いたのは12時半ごろ、 約3時間の行程です。これだけ走ってまだ三重県です。びっくり
でも、10年前に来た際にはまだつながっていなかった尾鷲北IC~尾鷲南IC間が完成して、三重県の北端と南端が自動車専用道路で結ばれました。終点の熊野大泊IC以南は現在建設中で、完成すれば和歌山県までつながることになります。

前説が長くなりました。
ちょうどお昼時、 「花のいわや亭」でランチ をいただくことにしました。


もともと寿司屋さんが経営していて魚介がウリなので海鮮丼とかマグロ尽くし定食とかおいしそうなメニューが並んでいましたが、 リーズナブルに「本日のランチ」 にしました。
期待していたよりは、ちょっと貧相?でしたが、長時間運転で緊張していたためかそれほど空腹でもなかったのでちょうどいい量でした。


​なぜ、はるばる熊野までやってきたのか、それにはちょっとした理由がありまして。​
長くなりますが説明させてください。

今からおよそ20年前に、わたしは単身赴任でこの熊野に2年間住んでおりました。
その時に、市内のあるお寺で年1回、1月の第2週に ​「だるま市」という行事​ が行われることを知りまして、1度だけ行ってまいりました。
小さなお堂にいっぱい ​​ 大小のだるま ​​ が並べられ、それらを買い求めるため大勢の参拝者が訪れていました。
一番小さなだるまを買いまして、名前と願い事を住職に書いてもらい、 ご祈祷 を受けました。

それから20年余り、だるまはわが家の陳列ダンスにずっとしまい込まれ、同時にいただいた火除けのお札は台所に貼っていましたが、長年の油やほこりにまみれてボロボロ状態。
20年ぶりに新調しようと思い立った次第です。
なぜ、そんな気になったかは自分でもよくわかりませんが・・・

あらかじめお寺に電話して、 日時の予約 をしておきました。
お寺の電話は留守電になっていて、用件を録音しておくと、しばらくたってご住職が携帯でかけ直してきてくれましたので、だるま市の時以外でもだるまがいただけるのかも念押し。「どうぞお越しください」との返事でした。
あらかじめ日時を約束したのは、来訪者が多いからというわけではなく、ご住職が常駐していない小さなお寺なので、いきなり行っても無人の可能性が高いためです。


お寺の名前は「一乗寺」さん。
車の対向もできない細い山道をくねくねと登りきると、お寺というより民家の裏口のような場所にたどり着きました。車を置いて、恐る恐る正面へと回っていくと、ご住職からお声がかかりました。
こんなに小さくてぼろい(失礼)ところだったっけ??記憶が混乱します。


カミさんを呼びに行って、一緒に中へ上がらせてもらいました。

毘沙門天がご本尊の日蓮宗のお寺 のようです。
さっそく、家から持ってきただるまとお札をご住職に渡し、新しいだるまを選びます。だるま市の時以外にも、予備のだるまは置いてあるようでした。
古いものより 少し大きめのだるま をいただくことにしました。
二人の名前と、いくつかある願い事の選択肢から 「家内安全」「身体健全」「開運招福」 の3つを選び、だるまに書き入れてもらい、 ご祈祷を受けました。
20年前のだるま市のときにも、このご住職だったのか聞くと、「たぶん、父親である先代住職だと思う」とのことでした。
これが、 新しいだるまと火除けの「三宝荒神」のお札 です。


お礼を言って「一乗寺」を辞しました。
お寺からは熊野市街が一望 、夏の熊野大花火の時はここから見物するんだとか。


※「だるま市」の様子を伝えるニュースはここから。

「花の窟(はなのいわや)神社」 にも久々に参拝しました。
イザナミノミコトを祀る日本最古の神社と言われ、高さ45mの大きな岩がご神体です。




神社の前には、22kmも続く 「七里御浜」 が広がっています。「花の窟神社」とともに、熊野古道の一部として世界遺産にも登録されています。




夏には、この浜で熊野最大のイベント 「熊野大花火」 も開かれます。


「獅子岩」 も健在でした。


最後に、カミさんのご希望で、いつも通販で熊野みかんを購入する 「金山パイロットファーム」の直売所 に立ち寄り、早生のみかんを購入してから帰路につきました。


途中で、これもまたカミさんのご希望で、 大内山牛乳の直売所「ミルク村」 に、わざわざ一般道へ下りて立ち寄りました。パンやシュークリームを買い込んでいましたが、ここへきたら定番のソフトクリームははずせません。変わらず美味しかったですが、残念ながら、写真は撮るの忘れました

追記
そうこうするうち、 12月 になりました。
​今年最後の朔日餅は「雪餅」​ です。




12月の朔日餅には、これもついてきます。
「火気の元 火止まる」(柿本人麻呂)の肖像(笑) です。


来年は朔日餅を買うのをお休みしようと思ってます。





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最終更新日  2024年12月03日 13時15分03秒
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記憶って大きくなるんですよ  
Whippers さん
いいお話を伺いました。
熊野にそんな思い出があったんですね。
当時の思い出がちょっとしたドラマのようで心が温かくなりました。
今回熊野へ行こうと思ったのはきっと、くたくたに疲れたお札が「連れて行ってほしい」とのぶりんさんに訴えたのではないでしょうか。
代替わりされたご住職と新しいだるまさんとお札。ご祈祷の後は清々しい気持ちになりましたでしょう。

七里御浜は海と砂が美しい所ですね。水が青く温かそうです。冬なのに。

後先になりましたけど、「花のいわや亭」のランチ、美味しそうです。ドカンと海鮮丼よりはこういう小皿たくさんの方が好きです。バランスもいいし。

朔日餅、やはり終わりなんですね。ちょっと寂しくなりますけど、また新しいルーティンを見つけてくださいね。

(2024年12月04日 10時56分05秒)

Whippersさんへ  
いやいや、ドラマのようだなんて、そんなたいした話でもないので恐縮です。
新春のだるま市にはさすがに行けないなあって思ってて、ダメもとでお寺に電話したらOKだったのでよかったです。
でも、ほんとに、記憶ではもうちょっと大きなお寺と思ってたんです。こんな狭いところに大勢の人がやってきてたんだって、ちょっと驚きでした。
それに、狭い山道を上がらないといけないし、駐車場とかどうしてたんだろう。
ご住職に聞くと、だるま市当日は周辺に路上駐車の車があふれかえります、と他人事のようにしれっとおっしゃったのが面白かったです。
今回は、市の時のように大勢をいっぺんにじゃなくて、貸し切りでご祈祷してもらったので、ちょっと得をした気分。
新しいお札をさっそく台所に貼りました。今回は直接汚れないようにクリアファイルに挟んで貼り付けました。おっしゃるように、新しいきれいなお札を見ると、ちょっとすがすがしい気分です。

ランチですが、あれでじゅうぶんでしたが、もうちょっと刺身が多かったらなあって思いました(笑)

暖かくて海もきれいだったので、いいドライブ旅になりました。 (2024年12月04日 17時31分40秒)

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