上海最終日☆☆☆

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2002年02月25日

今日は上海最終日。

朝食後、ホテルの近くのスーパーへ物色へ。
生鮮食売り場には、見慣れない魚がずらりと並び、水槽には１０匹程の〔スッポンちゃん〕が泳いでいた。
菓子売り場は、日本の７０年代風のを彷彿させる様な菓子類と、中国ならではの健康食品の数々が並ぶ。
結局スーパーで数種のお茶と中国菓子を購入。

ホテルへ帰る途中、幼稚園児の団体が近くの映画館に向かっていた。
おねらく上映中の「ハリーポッターと賢者の石」を見に行くのだろう。
澄んだ空気の中トボトボ歩いていると、空き地で太極拳をしている２０人程のおばさん達がいる。
その静かなる光景を見て、いまさらながら「ここは中国だ～」と感慨にふける。

バスで上海にある某メーカーの工場見学へ向かう。
そのバスの中国人運転手は、とにかく気が短い。
他の車が割りこんだり追い越しの度に、なぜだか横に座っているバスガイドの女性に向かって、甲高い奇声の様な中国語を発してはキレまくる。
バスの窓から見える上海の高層ビルと今にも崩れそうな木造の家々が、上海の栄光と影を象徴しているようだった。
バスを降りるとき日本語で「ありがとうございました」と笑顔で挨拶したが、例の運転手はあくまでも妙な顔つき・・。

工場見学が終わり、空港近くのお土産売り場へ立ち寄る。
このお土産売り場が曲者で、日本人観光客ボッタクリの店だった。
それもカードは効かない・値切りには一切応じない。
それでも同僚の一人はあきらかにちんけな掛け軸を一万円相当で買わされていたし、大変云い難いが、私も９千円相当で茶器を購入してしまった。
（帰国後その茶器を見て購入金額を知った彼女は、しばらく間口アングリだった・・・）

財布に残っていた元を使うのに、空港の喫茶に入ったが、なぜか〔コーヒーが４８元〕、〔ビールが２０元〕。（なぜか不味いコーヒーがビールの倍以上の値段？）

帰りの飛行機の窓から、地平線に夕日が沈む頃、小さく富士山が見えた。