「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

08日 大友直人&東京響&ジョナサン・ビス


東京交響楽団第553回定期
レオン・シュピーラー:ゲスト・コンサートマスター

1・ハイドン
   交響曲第25番ハ長調

2・ベートーヴェン
   ピアノ協奏曲第3番ハ短調
     ジョナサン・ビス(ピアノ)

********** intermission *****************

3・ドビュッシー
   「海」~3つの交響的スケッチ


4・ラヴェル
   ラ・ヴァルス


 2008.2.8.19:00 サントリーホール  1-18-28

本日は嬉しいサプライズが、カラヤン時代のベルリン・フィルでミシェル・シュヴァルベとともにコンマスで活躍したレオン・シュピーラーが東響コンマスの席に。

ハイドンの交響曲第25番の小編成(6-6-4-3-1+チェンバロ)からベートーヴェンの12型、そして休憩後のドビュッシー&ラヴェルはフル編成(16型4管)での演奏。

ジョナサン・ビスのピアノで演奏したベートーヴェン:協奏曲第3番が一番の聞き物だった。確かな技巧はもとより大友&東響のオケとの対話も見事で、オーケストラの音と時には対峙しながらのピアノの音色も決して存在感が失われることのない確固たる音楽を披露。

ビスは1980年アメリカ生まれで祖母にチェリストのガルボウソヴァ、母親に管理人には懐かしいヴァイオリンのミリヤム・フリード、父にヴァイオリン、ヴィオラ奏者ポール・ビスという恵まれた音楽一家の環境で2000年にマズア&ニューヨーク・フィルとも共演とのこと、素晴らしいピアニストがまだまだ世界にはいるのですね。

後半のフランス近代作品、東響でも時々取り上げられる作品で大友さんの自信に満ちた解釈にオケも見事に応えています。
シュピーラーさんがコンマスの所為かは定かではないのですがオケの音色は幾分
重心の低いどっしりとした質感で、カラヤン時代のベルリン・フィルのような、、、  は誉めすぎか。(笑)
★★★★★


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