「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

23日アンドレ・プレヴィン&N響定期Cプロ


NHK交響楽団第1656回定期
コンサートマスター:堀 正文


1・プレヴィン
   オウルズ(2008)日本初演


2・モーツァルト
   ピアノ協奏曲第23番イ長調K・488
     (ピアノ)池場文美

********* intermission ***********

3・ショスタコーヴィチ
   交響曲第5番二短調作品47


 2009年10月23日NHKホール 2-R11列

2年ぶりに迎えたプレヴィンさん、今回はN響首席客演指揮者としての
登場。ステージに現れる歩行の姿は覚束無いが指揮台に座るとピーンとした
空気が漂う、やはり並みの指揮者ではない。

自作のメルヘンチックな15分ほどの作品のあと、ヨーロッパで主にコレペティとして
活躍の池場さん、恐らく日本初デビューかと思われるが(プレヴィンの
推薦か)プレヴィンの指揮と相俟って抒情的な表現を見せた。
ピアノ・テクも申し分ない腕前。
オケの編成は(8-8-6-6-2)の室内楽編成。N響オケも見事なサポート。

休憩後のフル編成で演奏された「タコ5」はプレヴィンの棒のもと
整然とした響きを奏でながらも時折諧謔さをも感じさせるニュアンスも、
終楽章堂々のフィナーレ・コーダでホールからの熱い声援を受けていた。

プレヴィンの指揮は矍鑠としたもので今時珍しくなった各楽器への
的確な指示も健在。
★★★★★


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: