心の病とともに・・ 野いばら姫の日記

心の病とともに・・ 野いばら姫の日記

秘密の花園



 あなたは「うつ」です。悩んでいるこの時点で「うつ」です。すぐに専門家(精神科・心療内科・内科でも構いません)に相談し、適当な指示を受けましょう。

 ただし、注意しなければならないことは、医師が「うつ病」と診断するのは、大うつ病(内因性うつ病)の場合だけだということです。
 「軽うつ」「抑うつ」と言われた方、または診断書に書かれた方、また私のように、「不安抑うつ障害」という診断の方、みんな「うつ」で括られるべきなのです。

 今すぐ、休みましょう。休養をとることをお勧めします。
 今かかっている医師から休業命令が出ないとしても、医師を代えるか、短期の休養でも構いません。自分が「うつ」であることをカミングアウトして、休める体制を作り出しましょう。

 「うつ」の正体は、過労です。
 肉体的にも精神的にも過労状態が続くと、脳内の神経伝達システムが狂いだします。

 目安は2ヶ月。過労状態が2ヶ月続いたら、自覚症状があろうとなかろうと、体は極限に来ています。更に2ヶ月続けば、・・・「うつ」になります。

 回復には十分な休養を始めてから最低4ヶ月。自分を痛めつけた倍の期間がかかります。


 健康な人が休日に1日何もしないことで、体力は約1%ダウンすると言われています。
 過労状態の人が何日も床に伏せ、十分な食事を摂らなかったとしたら・・・半月ほどで動けなくなります。
 「うつ」であることを嘆きながら床から動けなくなることが、さらに回復を遅らせることになります。

 休養とは床に横になることではなく、適度に体を動かしながらそれまでに蓄積した疲労を回復することなのです。

 「うつ」であることは辛いことです。回復をあせる気持ちも良く分かります。現に私が、「うつ」を否定して、主婦業を頑張り続け、回復が遅れています。

 「頑張らなければ、私ではない」、そこから変えていかなければなりません。


 繰り返します。「うつ」とは過労です。
「過労」では休むことが許されないため、身体的にも診断としても「うつ」が生じ、「心因性うつ」により、休業を余儀なくされる人々が増えているのです。

 自分が「うつ」かもしれないと思う方、あなたはすでに「うつ」なのです。
今すぐ休みましょう。

休養して下さい。そして、あなたを「うつ」にしてしまった環境から逃げなければ、再び「うつ」の迷路に入り込んでしまうことを心に刻んでください。


うつ病ドリル→ http://u-drill.jp/


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