心の病とともに・・ 野いばら姫の日記

心の病とともに・・ 野いばら姫の日記

登校拒否


 最初の転校のとき、田舎の学校になじめなかった。
 登校時間にお腹が痛くなる。
 昼ごはんを食べると良くなって布団から出ると、白雪姫に「仮病」と言われた。でも、本当に痛かった。「仮病」と言われるのがイヤで、部屋から出ないようにした。お腹が痛くならないときは学校へ行けることが嬉しかった。白雪姫の顔を見ないほうが気分がよかった。
 関西の中学ではストレスを感じると胃が痛むようになった。言葉の問題、ユーモアのセンス、勉強すると馬鹿にされた。部落問題もあった。
 保健室から早退した。転校して関東へ帰ってきて良くなった。
 高校時代。大学受験の3年生のとき、よく1時限目をサボタージュした。大好きな歴史の授業だったけれど、なぜか学校に行きたくなかった。学校より少し先の駅で降りて、田んぼを眺めると気分が良くなった。学校は好きだった。なぜ、降りるべき駅で意図的に乗り過ごし、また戻って来るのか不思議だった。
 胃が痛むときは、牛乳とビスケットを食べることを覚えた。
 かばんにいつもビスケットかカロリーメイトを入れて歩いていた。

 白雪姫は野いばら姫が「登校拒否」であることを拒絶した。
 担任の家庭訪問にも、「本当に具合が悪いんです。」「登校拒否? そんなことはありません。」と門前払いだった。
 高校では保護者面接で知らされていないはずはないと思う。単位が足りず、卒業が危ないかもしれないと。肺炎で入院したことでレポート提出ですんだけれど、遅刻で単位不足なんて、白雪姫の自尊心には耐えられないだろう。

 目を逸らさずにきちんと注意を払って貰いたかった。


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