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yamagasukiさんサイド自由欄

今日は友の没後20周年の祈念日です。
安らかでありますように!
あなたが
精一杯生きて
素敵な人生を送ったことを
誇りに思います!
空の上から
いつまでも
僕を見守って下さいますように!
詩集【ぼくがいるよ】
(11)
友に捧げる
きのしたよしみ
白百合を
手向けし墓標
真向かへば
君が顔見ゆ
君が声聞こゆ
恥ぢらひて
「白百合が好き」
言ひし友
ひたむきに生き
ただひたむきに
生きてゆく
君が分まで
生き抜いて
君が人生
語り継ぎゆく
限りなく
蒼に染まりし
海風に
君の墓標は
静かにありき
ふるさとの
君が愛せし
白百合を
一輪挿せば
涙落ちくる
君の名を
海に向かひて
呼びたれば
「強く生きてね」
声聞こえくる
ひたすらに
ただひたすらに
君は生き
さわやかとふ
風を残して
バスケ追う
君が額に
汗ありて
笑顔の君の
まぶしき青春
待ちわびし
桜も見ずに
君が逝く
溢るる涙
流れ落ちたり
君の名の
刻まれてある
墓碑銘の
先に広がる
ふるさとの海
さよならと
君に手を振る
さよならと
君が手を振る
ふるさとの春
別れとは
かくも悲しく
あるものか
永遠にこころは
君が住めるも
君がいる
我が青春は
輝きて
いつまでもある
我のこころに
黒髪の
君にそよぎし
ふるさとの
風柔らかに
顔をなでくる
君に似た
君が残せし
子供らの
声聞こえ来る
ふるさとの春
岬の地
家と家との
重なりて
海辺に沿ひて
いらか連なる
南国の
海を見渡す
高台の
潮の香りす
君の墓標は
緑濃き
島影映す
海面の
浪ひとつなし
穏やかな朝
再びは
君に逢へない
悲しみは
海をば満つる
涙となりて
されど君
されば君
心根の
奥底に満つ
十五歳の君は
あどけなき
笑顔の君は
はにかみて
我を見つめる
水着のままで
滴れる
君が額の
海水を
落ちるがままに
岸辺に立ちて
抱き寄せる
こころはあれど
南国の
明るき陽射し
邪魔をす我を
遊覧船
行き交ふごとに
さざ波となりて
打ち寄す
入り江の浜に
蒼き海
青春といふ
名を掲げ
君がくちびる
濡らしてあるか
拓けゆく
君が未来を
告げるごと
青空の雲
ひとつもなきに
保母となり
幼児教育
一筋の
道を歩ける
君ぞ眩しき
君が身は
滅びて行けど
君が生き
君が送りし
青春は滅びぬ
山中に
ひそかに咲きし
百合のごと
君が青春
清らかなりき
幾度なく
夢に出てくる
君がゐて
歌を歌いて
君を想わん
歌集【海辺の墓標】より 