遥統番外編16~後編

護りたいもの~後編~











そして、運命の日はやってきた。
 クールフォルト家内にて、アスターたちが待機している場所まで敵がやってくるということは、ゼロの父親でもある剣聖ウォービル・アリオーシュを初め、幾人かの仲間が倒された、ということだ。それまでに少しでも敵が消耗してくれていればいいのだが。
「終わったみたいよ」
 少し悲しげな表情で、セリラがバトルフォールドで行われた戦いの結果を知らせる。戦いが終わった、つまりそれは彼らの出番ということだ。
「おぉおぉ、フィールディアの奴、ヴォリムのおっさんなんかと相打ちかよ。腕が落ちたんじゃねぇの?!」
 姿を見せ開口一番、リヴァスが挑発めいたことを口にし、アスターは少し腹が立った。フィールディア・フィートフォトは敵だったとはいえ、昔は同じクラスで学びあった仲だ。多少の悲しみは、あっていいはずだが。
―――あまり、減らせなかったのか……。
 敵の残存メンバーは西のゼロ・アリオーシュ、ベイト・ネイロス、ライダー・コールグレイ、テュルティ・アリオーシュ、リン・イーヴァイン、南のユフィ・ナターシャ、北のセティ・ユール、皆屈強な戦士だ。東にも、これだけの人材がいればと思うのは贅沢か。
「まずは、俺とランフェル。タッグマッチだ!二人出しな!」
リヴァスと、ランフェルがフィールドに降り立つ。順番は先ほど決めた。この戦いの次が、アスターの出番だ。
「おっと、まずはこの負け犬どもをよせねぇとな」
そう言いリヴァスがフィールディアの亡骸とヴォリムの亡骸を蹴り飛ばす。
 仲間とはいえ、この男の素行はどうも好きになれなかった。貴族らしさが、感じられない。その行為の直後、連合軍側から一人の男が飛び出てきた。続いてもう一人が飛び出す。
―――先鋒は、ベイトとテュルティか。
 どちらも、剣術部で一緒だったメンバー。記憶力のいいアスターは、二人のこともよく覚えていた。
「リヴァス……僕は昔から君が嫌いだったけど、今さらに嫌いになったよ」
剣先をリヴァスに向け、静かに言う。
「けっ、俺もお前みたいないい子ちゃんは大嫌いだったね!」
優等生と不良の、典型のような二人。
リヴァスが剣を抜いたところで、戦いは始まった。
ベイトとリヴァスが同時に動く。剣を合わせ、向かい合う。
貴族学校時代は、圧倒的にリヴァスが格上だったはずだ。
「そんなにフィールディアを馬鹿にされたのが悔しいか!お前、アイツにビビッてたじゃねぇかよ!!いなくなって清々したんじゃねぇの?!」
剣を弾き、間合いを取る。ベイトは静かにこう言った。
「リヴァス……“仲間”という言葉の意味も知らないお前なんか、死んでいいよ」
 その直後、ベイトがナイフで自分の指先を軽く切り、何か印を切った。
 そして、信じられないことが起こる。
「な、なにこれ?」
 隣のセリラも、ライムも、全く理解できないようだ。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その咆哮に誰もが耳を覆い、その目は眼前のものを疑った。
首が3本あり、どこか伝説のドラゴンを彷彿させる、化け物。首以外に大きく異なる点は、翼を持たないという点か。
「ヒドラ、あの不味そうな男を喰っちゃいな」
 その命令に、巨体が動く。
「な、なんだってんだよ?!」
 リヴァスの悲痛な叫びも虚しく、彼は、喰われた。それを、ランフェルは呆然と眺めていた。
―――こんな隠しだまがあったとはな……。
 正直に、驚愕を隠せない。リヴァスを失ったことよりも、目の前の非現実的な現象が脳を支配していた。
 またベイトが何か呟くと、化け物が消えた。それと同時に、ベイトが倒れる。
 テュルティが彼に向かって何か言っていたようだが、それは聞こえなかった。
 そして、ランフェルとテュルティの戦いが始まる。ランフェルは貴族学校時代政術専攻だったとはいえ、かなりの実力を備えた、エルフ体術の使い手だ。いくらテュルティがアリオーシュの血を引いていようと、苦戦は必至だろう。
 だが、ランフェルが圧倒的優位に戦闘を進めていたにも関わらず、途中で目を覚ましたベイトによってランフェルは心臓を貫かれ、敗れた。タッグマッチということが、不幸だった。
―――二人とも、先に向こうで待っててくれ。俺も、もう少ししたらそっちへ行こう。
 既に、迷いは断ち切った。自分は、東の聖騎士、アスター・リッテンブルグ。東のために、己の正義を貫くために、森の平和に全身全霊を懸ける男だ。
 ゼロたちが何やら話し合っているのを、黙って見つめる。今は命を懸けた戦いの最中。今生の別れかもしれないのだ。時間はいくらでもくれてやる、そんな思いがアスターの中に立ち込める。
 話し合いが終わると、ベイトがテュルティを抱えて来た道を戻っていった。それに、セティ・ユールも続く。
「行ってくる。俺が倒れたら、後は頼んだぞ」
「頑張って!」
「アスター様も、御武運を」
 セリラとライムの応援を受け、アスターはフィールドに降り立った。敵は、やはり、ゼロ・アリオーシュだろうか。
―――フェミル、馬鹿な男で、ごめんな……。




 一度だけ、アスターと思いっきり喧嘩したときがあった。卒業してまもなく、初めてアスターがフォーハーブ家に来てくれた時。
「なんでアスター、騎士になっちゃうの?」
 私が軽はずみでこんなことを言っちゃったのが始まり。
「ずっと、フェミルと笑っていられるような、平和を、築き上げるためさ」
「え~。騎士になったら死んじゃうかもしれないんだよ? アスター死んじゃったらやだよ。他の人に任せればいいじゃん」
 それがたぶん引き金になっちゃったんだと思う。
「フェミル、お前それ本気で言ってるのか?」
 アスターの声、いつもみたいな優しい声じゃなかった。なんだか、怖いくらいだった。
「他人が命懸けてるのに、俺はほのぼのと平和を迎えるのを待ってるなんてごめんだね。そんなの、俺の正義に反する」
 こう言われた時、私は悲しくなった。でも、ついアスターに反論しちゃった。
「正義だって、死んじゃったら何にもならないじゃない?!」
「護りたいものも護れない正義なら、死んだ方がましだ!」
 アスターの言いたいことは分かってた。アスターがどういう性格なのかも、知ってた。私が、甘すぎたのも、自覚してた。だけどその時は何故か、ごめんが言えなかった。
 そのままアスターは帰っちゃって、結局二日後に、アスターから謝罪の手紙が来たんだけど、あの時のことを思い返すと、未だになんだか自分が情けなく思える。
 アスターのあの正義感に憧れて、ずっとそうありたいと思ったのに、いざとなったとき、私は逃げることばっかり考えてた。
 そんな自分が嫌いで、アスターの手紙を読んだ時は、涙が止まらなかった。




「あ、次の人がフィールドにきましたよ」
リンの言葉に、ゼロたちはフィールドを見やった。
「アスター、か」
複雑な心境で、ゼロが古きクラスメイトの名前を呟く。
「じゃあ、俺が行くかな」
フィールドに飛び出そうとしたライダーを、ゼロは引き止めた。
「あ? 文句あんのかよ?」
反射的に喧嘩腰になったライダーの腹部に、ゼロは拳を押し当てた。
「ぐふっ!」
呻き声を出し、よろけるライダー。
「怪我人がでしゃばるな。俺に任せておけ」
苦しそうなライダーに、ゼロは晴れやかだが、本質は悪魔のような笑みを浮かべそう告げた。
「ゼロ……てめぇ……!」
睨むライダーを後目に、ゼロはフィールドへ飛び出した。



「久しぶりだな、ゼロ」
「……あぁ」
 無論、アスターはフェミルとゼロの会話を知らない。彼がどんな心境なのか、知る由もない。アスターは、一度深呼吸してから剣を抜いた。ゼロも、合わせて刀を抜く。
「正直、お前に勝てる気はサラサラしないよ」
向き合って、実感する。かなりゼロは強い。自分など到底及ばないほどの差を感じる。だから、こんなことをぼやいてしまう。
「だったら、剣を引け。そして、一緒にムーンを倒さないか?」
 その提案は、あまりに面白いものだった。
「それもおもしろいなぁ……。でも、やっぱ騎士たるもの主君を裏切るわけにはいかないだろ?」
 それに、ムーンが言っていたルールがあるのだ。どちらかが死ぬまで、戦いは終わらない。破れば、屋外で戦っている兵たちの命が危ない。つまり、フェミルが危ないのだ。
「全力を出して、少しでもお前を“消耗”させるさ」
 アスターが剣を握る手に力を込め、攻撃を仕掛ける。だが、ゼロの刀がダメージを負わさせてはくれない。
―――やはり、死神の二つ名は伊達じゃないな……!


―――ちぃ! ここまで強くなったのか!
 正直、アスターの攻撃はゼロの想像を遥かに上回っていた。避ける戦いを基本とするゼロにとって、第一撃目から刀を使わされたのは、少々痛い。かなりの圧力を手に受け、ゼロは小さく舌打ちした。
―――フェミルには悪いが……!


 鍔迫り合いが、しばし続いた。
「……一つ、頼まれてくれないか?」
 全力で剣を押しながら、アスターが小さく声を出した。
「あいつに、フェミルに、俺が死んだら、俺の机の、上から3番目の引き出しを開けてくれと、伝えてくれ」
「……戦闘中に、死を受け入れるのか?」
「もしもの話さ」
 アスターの瞳を見て、ゼロが「むぅ」と顔をしかめる。
「どう考えても、最早“東”に勝ち目はないよ……!」
 アスターが力いっぱい剣を振りぬき、再び間合いを置く。
―――フェミル、俺は全力で次の攻撃を放つ。
 深呼吸して、全身の神経を研ぎ澄ます。
―――だから、君も全力で生きてくれ……!
「うおおおおお!!」
 剣術においては基本中の基本である、ただ剣を振り下ろす、それだけの技が、アスターの必殺技だった。
 渾身の力を込めて、アスターは剣を振り下ろした。だが、その剣がゼロを捉えることはなかった。紙一重でゼロに避けられ、ゼロが視界から消える。
 そして、次の瞬間、何か得体の知れない感覚がアスターを包み込んだ。
 全身の力が、抜けてゆく。
―――すまないフェミル……。
 ゼロの技を受けたアスターは、動かなかった。
―――君を迎えにいく約束……果たせなかった。
 周囲で見ている人たちも、息を飲んで結末を見守る。
―――出来るならば、君に……もう一度……。
 自分がどういった技を受けたのは分からなかった。
 ただ、脳裏には、最後に会った時のフェミルの笑顔が、浮かんだまま。
 切なる平和への願いを抱いたまま、東の聖騎士アスター・リッテンブルグは、冷たいバトルフィールドにゆっくりと倒れていった。




「あれ? なんでだろう……」
 フェミルは最終決戦では、シスカ様のいる本陣で、負傷した味方の救護を任ぜられていた。大きな負傷をした人や、致命傷の人もいて、何度も泣きそうになったけど、堪えてきた。
 なのに、なんだか突然、信じられないほど悲しくなった。
 涙が、止まらなくなった。
「アスター……?」
 ふと、彼の名が頭を過ぎる。
 ひどく、嫌な感じが消えない。
「死んじゃ……やだからね……」
 雨の晴れた空を見上げて、少女はひたすら、祈りを捧げ続けた。




 統一戦争は、連合軍の勝利に終わった。
そして、終戦から二日後に、フェミルの耳に、アスター・リッテンブルグ戦死の報が届いた。
「……馬鹿……。死んじゃったら、もう会えないじゃない……。アスター……」
 戦争の惨禍は、少女の心に、癒えない傷をもたらした。





 それから、約2年の歳月が流れた。
 ムーンとの決戦後、消息を絶っていたゼロが帰還。数日間、盛大な祝宴やら何やらが催され、森全体が異様に盛り上がっていた。
 それからさらに1週間が過ぎ、フォーハーブ家に、そのゼロが訪ねてきた。
「ゼロくん?! いったいどうしてうちなんかに?」
 応接間のソファに座っていたゼロが、申し訳なさそうな顔を見せる。フェミルには全く話が見えなかった。
「2年ほど、遅れちまったけど、頼まれてた言付けを言いに来たんだ」
「え?」
「アスターから、フェミルへの伝言だよ」
「アスターから?」
 胸に、熱いものがこみ上げてきた。まだ話も聞いていないのに、彼の名前を再び聞いただけで、これほどまでに感情が高ぶるとは。
「アスターの机に、上から3番目の引き出しを開けてくれ、だってさ……」
「どこでその言葉を?」
「あいつと戦ってる最中、あいつが言ってきたんだ。お前に、そう伝えてくれって」
「そう、わざわざありがとね。忙しい身なのに」
 フェミルは笑顔を作ってゼロに礼をした。ゼロは小さく首を振った。
「後悔はしていない。けど、アスターを殺したのは、俺だから……。これくらい、当然のことだよ」
 その言葉を聞いても、ゼロに対する憎しみも殺意も、全く沸かなかった。今ある平和は、彼のおかげで、平和は、アスターが最も望んでいたものなのだから。
「邪魔したな。……その、アスターに、俺からもよろしく言っといてくれ」
「うん、分かった。きっと、天国からアスターも笑ってくれてるよ」
 フェミルはゼロを見送ると、すぐさま東のリッテンブルグ家へ馬車を走らせた。



 リッテンブルグ家は、アスターが戦死したとはいえ、彼の両親や、長男と2人の娘は存命のため、問題なく家名を保っているように思われた。むしろ、アスターの活躍により、リッテンブルグ家は東の上流貴族の仲間入りを果たしたほどだ。
 4年近く訪れなかった、リッテンブルグ家に入るのは、少し緊張した。あえて、今まで近付かなかったのだ。
 呼び鈴を鳴らすと、すぐさまメイドの女性が扉を開けてくれた。
「フェミル様! お久しゅうございます!」
 昔変わっていない。お互い大人になったが、扉を開けてくれるメイドは、昔と変わらない人だった。
「ちょっと、アスターの部屋へ行ってもいいかしら?」
「も、勿論でございます! 旦那様も奥方様も、きっと喜んでくださいますわ」
 そう言って、メイドはフェミルをアスターの部屋へと案内した。道順は覚えているといのに、なんだかくすぐったい感じがした。
「掃除以外しておりませんので、坊ちゃんが戦いに向かわれる直前、そのままの状態です」
 アスターの部屋へ彼女が入ると、メイドは気を遣ってくれたのか、そそくさと持ち場へ戻っていった。
「懐かしい、アスターの匂いがする……」
 思わず微笑んでしまうような、温かさを思い出す。この部屋で幾度となく言葉を交わし、笑い合ったか。
「上から、3番目の、引き出し、っと」
 そこでゼロの言葉を思い出し、言われた通りに引き出しを開けた。
 予想外に軽く開いたので、何も入っていないのかと思ったが、そうではなかった。小さな箱と、一通の手紙が、入っていた。
 まず、箱を開ける。
「……ばっかみたい……」
 そこには、ダイヤモンドの指輪が入っていた。
 そして、アスターの椅子に腰を下ろして、手紙の封を切る。
「えっと、なになに?」
 手紙は、懐かしいアスターの実直な字で書かれていた。
『フェミルへ。
 きっとフェミルがこの手紙を読む時、森は平和になっているのかな? その平和をフェミルと一緒に過ごせないのは悔やまれるけど、俺は、俺の平和のために全力を尽くしたつもりだ。俺の平和ってのは、エルフの森全体の平和も含まれるけど、それだけじゃない。フェミルを全てから護り抜く、それが俺の護りたかった平和。フェミルがこの手紙を読んでくれてるなら、俺はフェミルを護れたってことだよな? もしそうなら、俺は自分の生涯に一片の悔いもないよ。フェミルに出会えた。他の誰も知らない、俺だけのフェミルの笑顔を護れた。騎士として、これ以上の勲章はないと思う。
俺はもうフェミルを抱きしめることは出来ないけれど、これからはその指輪がフェミルを護るよ。本当は生きて帰って、君にこの指輪とともにプロポーズしたかったんだけど、すまない。でも、その指輪をフェミルがつけていてくれる限り、俺はフェミルを護り続けるから。
そして、俺じゃない、誰か他に大事な人が出来たとき、フェミルを生涯護り抜いてくれるような人と出会えた時、この指輪を捨ててくれ。
 いつまでも、君の幸せを祈っているから。アスターより』
 読み終えると、フェミルは丁寧に手紙を折りたたみ、抱きしめた。
 枯れたと思っていた涙が再び湧き上がり、頬を伝い。アスターの机の上へ落ちる。
「他に大事な人なんか、出来るわけないよ……」
 フェミルは、アスターからの指輪をそっと左手の薬指にはめた。寸分狂わず、すっと彼女の指におさまった指輪から、懐かしさを感じるような気がした。
「私も、この平和を護るためにこの身を捧げるから」
 涙を拭き、フェミルは顔を上げた。
アスターが命を懸けて築いてくれたこの平和は、自分とアスターの子どもなんだと思う。
 だから、フェミルはこれからも戦い続ける。
 既に敵はなく、虎狼騎士団も解体されてしまったが、平和を害する全てを相手に、彼女はこれからも戦い続ける。
 フェミル・フォーハーブとアスター・リッテンブルグの真の戦いは、これから始まるのだ。




「フェミル、ちょっといいか?」
「なぁに?」
 貴族学校第5学年の全過程を終了し、迎えた春休みの3日目の剣術部の練習が終わったあと、アスターはフェミルを呼び出した。
「あ、あのさ」
「うん?」
 いつもよく、二人で話したりはしているのに、今日は何故か上手く話せなかった。意識すると、ここまで違うものなのか。
「俺! フェミルのことが好きだよ!」
 意を決して、大きな声でハッキリとそう告げる。距離もほとんど置かずに大きな声を出されて、フェミルの耳がじーんとした。だが、彼女の瞳には、涙。
「ほ、ほんと?」
「嘘じゃない。こんな嘘、言うわけないだろ?」
「……嬉しい」
 フェミルがアスターに抱きつくと、彼も抱き返してくれた。
 うららかな春の日差しのもと、二人の男女が、幸せを迎えた。
 そうして、アスター・リッテンブルグとフェミル・フォーハーブの、二人だけの物語が始まったのだった……。




―――アスター、ずっと、ずっとずっと、一緒だよ……。







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