そらをみあげて。

そらをみあげて。

あるチュール入港管理局の人間の日記。-2



最近我が国はヨルズ攻略に成功したらしい。
たしか攻略部隊にあのガキの部隊も含まれていたはずだし、しばらくは平和であろう。
そうだ。いっそのこと、そのままヨルズに居座ってくれないだろうか。
あの遠く離れたヨルズにいってくれれば、帝国も平和が続くだろうに。。
私はそう考えていた。
少なくとも、今日の昼までは。。。

もうすぐお昼。
私は今日のおかずはなんだろうと、愛妻弁当片手に秒読み体制に入っていた。
たしか後1800秒を数えたときだっただろうか。
そ ん な と き だ
私の幸せなひと時は、あいつらによってぶち壊された。。。
(あいつじゃなぃ、あいつ『ら』なのがポイントだ)

「室長、助けてください、室長ーっ!」

さっきから入り口の方から幻聴が聞こえていたのだが、あくまで幻聴なので無視していた。。
しかし、認めたくはないが幻聴ではなかったようだ。。。
私に助けを求めるかわいい部下たちの説明を聞くと、
「入り口にヤツがきて、中に入れろとわめいます!しかも、後ろには初めてみるやつも混ざっていて。。。」
ならしい。
ん。。初めてみる奴。。。?
一人でさえ手におえない奴らだというのに、複数で侵攻してきただと。。。??
しかも新型!? 
スペックは未知数。。。
まずいな。
いや、もしかするとその新型、見方にできればこっちのものか?
試してみる価値はありそうだ。。

そう考えた私は、入り口へ向かった。
時間を巻き戻せるのなら、私は絶対に早めに抜けて昼休みに入っているだろう。
入り口には奴の他に3人の少女。。。
部下達よ、4人もいるなんてきいてないぞ。。。?
いやちょっと待てよ。
一人は新顔、いかにもな軍人っぽいな。。もう一人は何考えてるかわからん奴だったな。霧島とかいったか。
その2人はどうでもいい。
後ろで小さくなってるあの子は、日野奏嬢ではないか!
なぜあんな変人揃いの部隊にいるか不思議でしょうがなぃあの子が!!

あの子さえ助けてくれれば今回は撃退できるやもしれん。
そう考えて私は戦闘を開始した。。

「大佐どの。ヨルズ攻略に参加されていたはずですが、どうしてこのようなところに??」

なぜかもう大佐になってしまっているため、敬語を使わねばならぬのが忌々しい。。。

「なんで私が年越し早々仕事しなきゃいけないのよ。お正月休みにきまってるでしょ?? 新しい子が入ったから、いろいろ案内してるの。。。それより早くここ通して。こっちだって暇じゃないんだからっ」

そういった反応を予想していたとはいえ、やはり腹が立つのにかわりはない。。。
というか、暇じゃないなら案内してる余裕などないはずだろうが!
。。。などと面と向かって言えるはずも無く、とりあえず後ろのみるからに軍人っぽい15,6歳にみえる少女を見た。
しかしこの顔どこかで。。。
国連のマリア=アングライフェンってこんな顔じゃなかったか。。。??
いや、さすがにあのガキでもそれはありえないだろう。
そう思っているのが顔にでたのか、あいつが頼んでもいない紹介をしおった。。。

「あぁ、この子? この子はマリア=アングライフェン。」

恐れていた事態だ。。。

いや、もはや今更だ。
あいつに関わると何がおきてもおかしくない。
いっそのこと開き直ってみることにした。

「あぁ。で、その国連のエース様にこの中を見せたい。。。と。」
「分かってるならさっさとそこをどきなさいよ。 どかないなら。。そうね。。。 紅、ここの通路の天上壊せる?」

国連の。。のところを否定しないんだな、こいつは。。。まさか本物なのか?
それよりも天上壊せるってどんな質問だよこいつ。。。
まさか壊せるわけがないだろう。こんな少女に。
そんな希望的観測も、

「可能。」

という味気ない一言によって打ち砕かれた。。。

「らしいから、ここで生き埋めになるか、ここを通すか選びなさい。10秒あげるわ。」

もはや勝ち目はないだろう。。奏嬢は後ろですまなそうな顔をしているが、助け舩を出してくれる気配はなぃ。。。
部下を死の危険に合わせるわけにもいくまい。
あぁ、これは周囲のためにするのであって、決して私は屈したわけではないぞ。。。
私には妻も娘もいる。ここで死ぬわけにはいかんのだ。。。
私はやつらを中に招き入れた。。。
奏嬢が一言

「本当にゴメンなさぃ。。。」

といってくださっただけでよしとしようではないか。
あのお方の謝罪の言葉は、聖書並みの価値があるのだから。。。

かくして今回も私の『英断』によって、通路の破壊と、部下達の命が守られることになった。
できることならもぅ私にかかわらないでもらいたいものだな。。あぁ、ほんとに。。。





室長その2。
ちょっとネタに困りつつ書ききった感漂ってますね。。。
努力します;
公式設定忘れて前話書いちゃったので、いろいろ面倒なことになってまして。。。
それで今話いそいで書き上げちゃった次第です。
ゴメンなさぃ。
次話、困ったときの日記シリーズで参ります(マテ


―次回予告―
tundra wolvesに新たな仲間が加わる。
なぜ彼女はそう決意したのか。
今その真相が語られる。。。
次回「私へ。」



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