日々のつれづれ・・・

クチナシ

クチナシ
 クチナシの白い花~♪って歌もありましたね。クチナシって、どんな花?おせち料理には欠かせない「栗きんとん」の、あの黄色の色素の素になるものです。5~7月ごろ、光沢のある鮮やかな緑の葉に純白の花が、甘い香りを放って咲きます。その甘くやさしい香りは、香水の原料としても知られ、昔の女性たちは、クチナシの花を着物のたもとに入れて、香りを楽しんだといわれています。中国では、ユリ、ウメ、スイセン、キク等とともに、クチナシの香りは「七香」のひとつとされていました。花は、はじめ白色ですが、次第に黄色になり、秋になると、とんがったオレンジ色の実をつけます。この実が熟しても、裂けることがないところから、口無し=「クチナシ」と名付けられたのだそうです。だから、花ことばは「沈黙」。口が無いのですから、沈黙というわけですね。


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