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依頼されていた絵本のイラストと構成ができた。「いつでも良いから」という言葉に甘えてイラストの完成が延びていたが、ようやく3年越しの実現になりそうだ。写真は原稿をパソコン、レイアウトソフトで組み込みA4サイズでプリントアウトして、屏風だたみの裏面をセロテープで貼った状態。奥のほうを閉じると一冊の本になる。この絵本は土地に伝わる物語。依頼者のMさん、ようやくできます!・・・遅くなったのは、み~んな私が悪いんですm(__)mこの後、データを渡した印刷所で版を起こし文章校正と色校正、3月には出版の予定。Mさんは子供たちに読み聞かせなどして、土地の物語を伝え続けたいのだということです。高校生のころ手作りの機関誌や文芸誌のようなものを作った。放課後集まって皆でワイワイ楽しかったが、50冊や100冊作る程度でも手間は大変だった。今は手作り絵本のセットも市販されているし、家でこうしてカラー絵本もできる・・・良い時代です(^^土地学、郷土学という言葉もあるが、土地の歴史や伝統、風習、民話や方言を見直すことも多くなってきた。その背景には地域づくり、まちづくりの為という場合もあるけど、その土地に暮らしていることを豊かに楽しむこともありそうだ。いづれにしても、まず自分たちの身の周りにある物事を知るということからですね。土地の人が地元のこと知らないということもある。ん、私も知っているフリをしているが、ホントは、よく知らないことがイッパーーーイ!(^^;
Feb 6, 2007
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2007年1月13日16時29分。二度と作動することのない踏み切り。砂利の中に立ち入りカメラのシャッターを切った。レールは取り去られ枕木がめくられていく路がある。かつて賑わった路があった。大地を揺らすようにして人と物が移動していた。時を止めることは誰にもできず国鉄「能登線」は第3セクター「のと鉄道」になった。そして、一昨年レールだけが残っていた。去年、草の生い茂った鉄の路を描いた。この路の向こうは能登半島の先端へと続く。親戚も、友達も、子供たちも、母親も、僕も、まだ、この土地に生きている。この冬、レールは、めくられていく。僕は、この路のあったことの記憶を刻み込むためにシャッターを押し込んだ。
Jan 13, 2007
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能登の方言を楽しむのが講じて、いつのまにか700語ほど集まりましたが、言葉に関しては門外漢なので専門的な説明はできません(^^;また、意味なども一応は書きますが能登でも地域によってニュアンスが違うようです。と、はじめに言い訳しておきます(笑先日の方言の意味、参考です。●「あごかき」(あごを動かしている人→常に食べている人・おしゃべりが過ぎる人)「あご」の付く他の言葉「あごをたたく(小言や余計なことを言う・反論する)」●「ごうさらし」(業、性をさらす:悪い本性を晒す人)●「ごうつくばり」(業をつくばる:強情さに居座る人)「ごう」を使う言葉に「業がわく(本心から怒りが沸いてくる)」●「ずんべこき」(ごまをする人)似た言葉に「べらすこき」「べらす」(おせじ)を言う人●「のどかき」(食いしん坊・いじきたない人) ●「らっぱこき」(ホラを吹く人)●「だらぶち」と同じ使い方をする「だらぼち」には、民話に登場する「だいだらぼっち」「でぇだらぼっち」のように「○○法師」が「ぼっち」→「ぼち」になったという説があります●「ぼち」←→「ぶち」、どちらかが転じたという説もあり、いずれも真偽のほどは判りません(^^;)能登の方言の中には「そぅやさかい」が変化して「ほぅやさかい」となったものや、「だら」という言葉は関西の「あほんだら」から来たという説もあり、文字で書くと関西系の表記のものも多くありますが、アクセントは関東系のものや地域独自のものもあり、船によって人や文化が移動伝播した時代、北前船や朝鮮半島からの影響もあったといわれています。また、能登には古語や都ことばが残っているとも言われますが、その時その時代の文化が流行る限界地点で言葉が止まり、それ以上奥の地域まで新たな言葉が伝わらなかったので古語が残っているという説明や、輪島塗の行商人が都市部の文化を持ち帰り伝えたもの、富山の薬売りが伝えた言葉もあるといわれます。※色々な人の説や推測、伝聞を基に書いていますので、全て参考程度にして下さい(^^;※方言に詳しい方のご指導ご指摘歓迎致しますm(__)m
Jan 12, 2007
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「お父さん、また変な言葉を使っている」と子供たちが言う。私は意図的に方言を使うことがある。あまり刺激のない能登の僻地暮らし、田舎ならではの楽しみの一つだと思う。しかし、私の話の中で、どの言葉が変であったのかの自覚症状はない(^^;)で、能登の方言をいくつか書いてみる。「あごかき」「ごうさらし」「ごうつくばり」「ずんべこき」「だらぶち」「のどかき」「べらすこき」「べんこちびり」「らっぱこき」いずれも人の性格や様子を表す言葉・・・能登の人間でも若い人は殆ど使わない。比較的知られているのが「だらぶち」・・・「だら」は「馬鹿」、「ぶ(打)つ」は「語る」「演説する」などを強調する動詞で「ぶち」は連用形。(※「だらぶち」の語源の一説)話し方の例「だらぶった話、信じんなまい」(馬鹿が言った話、信じないでおけ)「わりゃあ、ほんまに だらぶちやな」(おまえ、本当にバカだなぁ)動詞の連用形が名詞になるパターンとしては標準語で「汗かき」「酒飲み」「嘘つき」「だてこき」など。「だてこき」は方言かと思っていたら標準語だった(^^)「べんここき」と同じような言葉に「べんこまき」「べんこちびり」がある。「べんこ」は「理屈」。「こき」は「こ(放)く」→「言う・行う」などを卑しめていう言葉の連用形。「うそをこく」「ばかこくな」など。「べんここき」「べんこまき」のニュアンスとしては「理屈をまきちらす生意気な者」だが、 「べんこちびり」は少し「漏らす」程度に理屈を言う人かもしれない。使い方としては、「だらぶち!べんこちびっとらんと仕事せーまぃ」・・・もしかして、今日の私は「べんこちびり」になっているかも?ん・・・「べんこまき」?(^^;)※「だらぶち」を「だらぼち」「だらけ」という人と地域もあり、語源には諸説ある。方言については「能登弁・能登の方言」のページへ
Jan 10, 2007
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