私はこうやってナースになった 14



大学最後の年である 4年・・いままで3年間大変だったから 4年目ももっと大変になるのかとおもったけど 実は4年目は勉強に関しては比較的に楽でした。 テストも成績を上げるために作られているかのように感じたほどでした。 クラスの殆どがAの成績が取れるほどでした。 教授達もクラスでは あまり 暗記させるようなことをしなくなりました。 多分 これは 生徒達にストレスを与えないためだったと思います。 なんたって 家に戻ればストレスがいっぱいですから・・・


なぜ 家に戻るとストレス?

大学にいる間は みんなワイワイと仲良くしていましたが 家に戻ると (または図書館に行くと) ストレスだらけでした。 だって アメリカのナースになるための国家試験みたいなものである Nclexの勉強をみんなしているからです。 私は自分にいつも 「Nursingの生徒はみんな この壁を乗り越えてきているんだ」と言い聞かせ 毎日勉強に励みました。


Quiet! (静かにしろ!!)

この頃からだったと思います 私はものすごく 自分でも言うのは嫌ですが・・とても 冷たい きつーーい 最悪の性格の人間になったと思います。 いままで自分はいつも ニコニコしていて それが トレード マークだった私でしたが 図書館などで 勉強していて ちょっとでも 他の人が コソコソ話しているのを 聞くと その人にむかって 「Quiet!!」などと 怒鳴ったことが何度かありました。 家に戻ってきて トイレに行く時も 寝る時も その問題集を持っていました。 ドラえもんの世界ではありませんが たまに その問題集を枕代わりにして寝たら 少しは頭が良くなるのでは? と思い 問題集を本当に枕にして 寝たことがありましたが 効果はありませんでした。


Kellyと一緒に特別な勉強会に参加する。

ある日 私の手元に 卒業前 Nclex用意のための特別クラスの招待が メールで送って着ました。 私はすぐに友達のKellyに電話して 一緒に参加しようと 声をかけました。 もちろん Kellyはその意見に賛成して 週末2日間に渡り ある Nclexの特別クラスに出席しました。 カリフォルニアにある大学でNursingのプログラムのある学生達が参加するこのクラス ひとクラスのサイズは約800- 1000人・・ 私は参加した最初の日は 人間の数に圧倒されて クラスにはあまり 集中できませんでした。 2日目はどうにかこうにか 頭に入った気がしましたが なんとなく お金の無駄になったようなクラスでした。 でも このクラスに出たおかげで これだけの人数の人がNclexを受けるのだから この人たちに負けないように 頑張らなければ! と思うようになりました。


卒業式の用意

看護の国家試験である Nclexを受けるまえに 大学の卒業式があります。4年間一緒に勉強した 友達と別れると思うと ものすごく寂しい気持ちになりました。 とくに仲良しのKellyと別れると思うとものすごく 辛かったです。 (Kellyとはいまでもやり取りはありますが Kellyは今は結婚して 子供も出来たので 昔のようにいつも一緒に居るというのは勿論無理 それに 彼女は遠くに引っ越したので 卒業以来 会っていません)
私の卒業式の用意の一つは 両親の訪れる日を確認することでした。 この用意は私をものすごく良い気分にしてくれました。  だって 自分がアメリカの大学を両親の目の前で卒業するのですから・・ Nclexの勉強でストレスがたまっていた私でしたが 両親が卒業式に来てくれると思っただけで ストレスがかなり 軽くなったものでした。


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