SocketG1編

・NEC LaVie E LE150/E1、ラインアップにないCore i3を積んでみる

メーカー:NEC 発売日:2011年9月15日【新品】LaVie E LE150/F1 PC-LE150F1 [エクストラホワイト...


昨日雨が降りしきるアキバで購入してきたもの第1弾、

IntelのモバイルCPU、Core i3-330M 2.13GHz SocketG1。中古で4k円ほどでした
が、これを搭載するのはNehalem世代のノートPC・・・ということでメインマシン
・・・ではなくサブマシンのNEC LaVie E LE150/E1でした。というのは、メイン
マシンのSONY VAIO Eはソニーストアモデルのため3年間保証がついているので、
あまり弄り倒したくないのと(とは言ってもロアケース何度も開けてますが)、
どうせ積むならi5あたりがいいかなーという部分からだったりします。それに、
ラインアップにCore i3/i5がちゃんとあって動く可能性が高いVAIOよりも、ライン
アップにはCeleronしかなくて動くかどうか博打なLaVieのほうがスリルもあって
楽しいかなと。メモリの8GB化やSSDへの換装が済んで無駄さに拍車が掛かるところ
にさらにCore i3まで乗れば、もうエントリークラスとは呼べませんからね(w
i3-330Mを選んだのはi3の中で一番安かったので失敗してもあまりダメージが無い
ことと、i5だとターボブースト機能が付くのでもしかするとBIOSで対応していない
んじゃないかということで無難にi3の安いものにしました。まーi5に対応している
と分かればi5でも良かったんですけどね。無駄さに拍車が掛かりすぎるのでそこ
まで行くとちょっとメインマシンがかわいそうになってきます(w

換装作業は以前のメモリスロットやMiniPCI-Expressスロットへのアプローチと
同様で、大きめのふたを開ければ即見えます。相変わらずNECのノートPCは改造派
には親切設計ですね。VAIOはロアケース一式開けないといけませんから。

ファンとヒートシンク(CPU/チップセット)を固定するネジを取り外し、ファン
コネクタからケーブルを抜き取ればヒートシンクとファンが外せます。

これでCPUソケットに乗ったCeleron P4600がまる見えです。ソケットについている
固定ネジをマイナスドライバーでゆるめ、ソケットから抜き取ります。購入して
きたCore i3-330Mを同様にソケットにはめて固定ネジを回して固定します。

どちらもNehalem世代のArrandaleコアを採用したモバイルCPUで、デュアルコア
でGPU内蔵なので見た感じそれほど変わりませんね。コアとヒートシンクを密着
させるため、ちょこっとグリスをコアに盛ってヒートシンクとファンを下ろし、
逆の手順で組み立てていけば完了です。物理的な交換はできましたが問題はBIOS
でちゃんと認識してOSが問題無く起動するかと言うところで、おそるおそるAC
アダプタを接続して電源ON。青色のランプが点灯して無事NECロゴが表示されまし
た。F2キーでBIOSセットアップに入るとCPU欄は

ちゃんとCore i3と表示されています。昔のPCだと、想定されていないCPUは最初
からついているCPU名を表示したり(Core2 Duo乗せたのにCeleronと認識)、むし
ろありえないCPU名が表示されたり(Pentium Proとかw)しますが今回は全く問題
なく搭載したCPU名がそのまま表示されましたね。チップセット的にはHM55 Express
で対応品ですので、BIOSもCore i3に対応していたようです。Celeron専用モデル
とはいえ、わざわざCore i3と認識しないように手を加える手間すら勿体ないと
いうことでしょうか。まーCore2 Duoの頃はCeleron専用チップセットというもの
があって(940GML/943GML/GL960/GL40)、これにCore2 Duoを乗せると全く起動
しなかったり起動してもチップセットの発熱が増えるなど何かしらの不具合が出る
ものも多かったですし、Nehalem世代になってCeleron専用チップセットが無くなり
良かったなーと思うところではありますが。BIOSでのCPUの設定はターボブースト
の無いCPUのためか特に増えませんでしたし、変更する必要は見あたらなかった
のでサクッとBIOSセットアップから抜けてWindowsを起動。特に問題無くデスク
トップが表示されました。CPUを換装して初めての起動だったので再起動を要求
されますが、再起動してしまえばWindowsのほうの準備も完了という感じです。
コンピューターのプロパティーでもCeleron P4600からCore i3-330Mへと表示
が変わり、Windows エクスペリエンス インデックスに関してはP4600時は

これくらいだったのがi3-330Mに換装後は

CPUのスコアが6を超えました。GPUもi3になると性能が上がるのか、グラフィック
のスコアも上がって一番低いスコアでも4.6となっています。サブマシンらしから
ぬハイスペック感ですね。Intel X25-M G1のおかげでHDDのサブスコアも7を超え
てますし、メモリも8GBでサブスコアは7を超えているので全体的に妙に高い表示
となっています。故障していなくてもVersaProから買い替えて良かったような気が
してきましたよ。CrystalMark2004R3についても、換装前は

ぎりぎり1万点超えないくらいだったのが換装後は

上4つのスコアのグラフが軒並み振り切れています。と言うか1万点を超えている
部分が明らかにサブマシンとしては無駄なような・・・。IntelCore2ガジェット
でも使用率メーターは4つに増えているのも(・∀・)ニヤニヤするくらいでそれほどに
使い道無いですし。まーメモリ8GBとSSDでかなり快適だったところにさらにCore
i3で快適になった、という感じですかね。日本中のLaVie Eの中でも今のところ
最速なんじゃないですかねー。改造している人を見かけませんから(ぉ

そんなわけでこれまでの枕元用ノートPCとしては最高スペックを誇ることになる
LaVie Eですが、あとはBD-Rドライブでもつけておけば大容量データの記録やら
ポータブルBDプレーヤーとしても使いやすくなりそうです。パーツが1つあたり
1万円しないのが気軽に改造できる要因になっていますね。


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