にゃんこ日和

にゃんこ日和

不登校を卒業したら・・?


息子は、もはや不登校をしていない。
通学もしていない。
(通信制高校の単位取得のために必要なことは満たしている)
と書いた。

中学時代は、不登校現在進行形だった。
卒業後、最初に入学した全日制高校も休みがちで、
不登校の仲間に入れてもらえている(?)と思えた。

今は、何?どんな段階?
不登校の長いトンネルのまん中にいた頃の苦しみからは
ぬけることができた。
息子も元気になった(^-^)
とてもいいヤツだと思う。不登校を経験して、さらによくなったとも思う。
彼自身も、親子関係も。

辛い経験だったけれど、悪い経験ではなかった。

不登校を、卒業、克服、脱却、引退・・・どんな言葉でもよいのだけれど、
そこから別の段階(ステージ)へと変わるものだとするなら、
息子は、まだ在籍生なのだろうか?それとも卒業生?

在籍制とはいえないだろう。だって、もはや不登校はしていないのだもの。
それなら、卒業生ということになる。
もしも、不登校は、卒業するものだとするならば。

トンネルのまん中にいるときの苦しみからはおかげさまでぬけたのだが、
かといって、今までずうっと日向を歩いてきた人と同じ道に合流する訳でもない。
それは、例えば、病後社会復帰できない、というようなことでもなく、
かといって、達観して仙人になったというようなことでもなく、
「M(息子の名前)はM」なのだ。
わたしは、親として、それでいいと思っている。
でも、ある種の「生きにくさ」は、払拭できないことも事実だ。
息子が、自分の人生を逃げないで、目をそらさないで、まっすぐに向かい合い、
しっかりと自分の足で歩いていけるように・・と、心から祈るばかりである。

今、親として思うことは、
不登校を卒業するかしないか、それはさほどたいした問題ではない。
不登校(すること)も、ひとつの個性、あるいは、経歴(経験)であって、
それをどう生かすか、また、自分がどう生きたいか、
それが本来のテーマではないのだろうか。。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: