にゃんこ日和

にゃんこ日和

講演「見えますか?子どもの心」



大病院の精神科のお医者さん。思春期病棟の担当。
たくさんの子どもたちとその保護者を見てこられた。

以下は、その先生のお話。(その1)

子育てで大事なことは、「心の育ちを見る」こと。
植物を育てるときに、種を蒔き、芽が出るまで待っているように、
子どもの成長を見るときにも、「待つ」ことが大切。
しかし、「待つ」というのは、消極的にただいたずらに
何もしないで待つだけではなしに、いろいろできることはある。

人間の子どもは1年間、(人間としては)何もできない。
その一年間、親は待ち続ける。子どもの心の成長を見ている。
ただ観察しているのではなしに、
タイミングを逃さず子どもに反応してやれるように。

こどもは、待っているときの親の視線や気持ちを感じる。
こうして、親も、親になる期間を過ごす。

子どもは、親(養育者)が自分を観ていてくれることを確認したときに、
親(養育者)が反応にしてくれてることで確かめられて、
冒険することができる。



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