にゃんでんかんでん

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殺人の教室
殺人の教室(日本推理作家協会編)
 なけなし三昧 宮部みゆき著. いてもたっても 奥田英朗著. チルドレン 伊坂幸太郎著. 緋友禅 北森鴻著. 縊心伝心 法月綸太郎著. 犬 乙一著. バルーン・タウンの手毬唄 松尾由美著. 鏡の家のアリス 加納朋子著. 犬も歩けば 笹本稜平著. 見えない悪意 緑川聖司著. 解説 小梛治宣著.エンタメ達人10人の傑作だけを集めた必読の豪華アンソロジー
 この本は日本推理作家協会編『2003年版推理小説年鑑』に収録された20編の中から選ばれた短編集です。選び抜かれたというだけのことはあって、どの作品も面白いしよく出来ています。個人的には乙一氏の『犬』には驚かされましたしお勧めです。(2006/10/31)


秘密。
秘密。-私と私のあいだの十二話-(吉田修一 他)
 レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーをふたりの別主人公の視点で綴った短編12編。出来事や出会いが立場の違い、状況の違いでどう受けとめられるのか、言葉と言葉の裏にあるものが描かれた不思議な一冊。
 同じ事象でも立場が違えば受け止め方が違うもの。それぞれ対になったお話が12話(全部で24話)。私が気に入ったのはちょっと切ない『ご不在票―OUT‐SIDE』・『ご不在票―IN‐SIDE』、ちょっぴり素敵な『彼女の彼の特別な日』・『彼の彼女の特別な日』、面白かった『百合子姫』・『怪奇毒吐き女』と『お江戸に咲いた灼熱の花』・『ダーリンは演技派』でした。作家それぞれの味も出ているし、企画としても面白いと思いました。(2006/4/3)


落語絵本より 『ばけものつかい』・『めぐろのさんま』(川端誠)
 落語絵本の名の通り、落語を絵本にしたもの。落語なのでオチもしっかりあって面白い。それに絵がいい味出してます!
 この落語絵本シリーズは現在全10巻。 『10巻セット』 というのもあるようです。全部見てみたくなります。
(2007/5/25)


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