音の棲む場所より

音の棲む場所より

ブックトーク「卒業 2」


いよいよ、新たにスタートいたします。
まず、はじめは「詩の群読(ぐんどく)」から
「風景ーぎんいろもざいくー」を、子供の声で読むと
まるで、生まれたての蝶々や虫や花たちが「一面の菜の花!」と
びっくりしているかのような、そんな風景が見えてきます。
ではでは~♪

・・・・・・・・・・・・卒業 その2・・・・・・・・・・・・

★スライド6「時の記憶」
陰M2(ナレーション)
  「思い出してみよう。もう一度。
   私たちの読んだ本 私たちの歌った歌 
   みんなで作ってきた時間を 
   思い出してみよう」

★スライド7 菜の花1(「風景」朗読) 
(1・2年生がひとりづつ 大きな声でね!)
いちめんのなのはな 
 いちめんのなのはな いちめんのなのはな
    いちめんのなのはな いちめんのなのはな 
      いちめんのなのはな いちめんのなのはな

かすかなる麦笛(陰2 中学生)

いちめんのなのはな!(全員)

(3・4年生がひとりづつ)
いちめんのなのはな 
 いちめんのなのはな いちめんのなのはな
   いちめんのなのはな いちめんのなのはな 
     いちめんのなのはな いちめんのなのはな

どこかでヒバリの声(陰2 高校生)

いちめんのなのはな!(全員)

★スライド8 菜の花2
A「私たちは、2年前の春、一冊の本に であった。
   (注:今では↑もう12年前?くらいになります)
  一年生の女の子が、はじめての発表会の前に
  ふしぎな猫に会うお話
  「のはらでドレミ」 という本」
B「私たちはこの本を
  「野原のワルツ」というミュージカルにした。
  わたしたちが はじめてみんなで歌ったのは、この歌。」

CD2「子猫のワルツ」

★スライド9 菜の花3

AB 「野原のワルツ」をうたう(1番)

  ♪まどをあけて のはらにでてみようよ 
      きみにもほら きこえるあのメロディー
   かぜにのり かろやかに おどろうよ 
      どこまでもつづく このひろいのはらで
   きみのうたを さがそう
(全員で)
   まどをあけて のはらにでてみようよ 
     きみにもほら きこえるあのメロディー
   かぜにのり かろやかに おどろうよ 
     どこまでもつづく このひろいのはらで
   きみのうたを さがそう

CD 以下のセリフのうちに自然にフェイドアウトさせて

C  「このお話を書いた たけしたふみこ先生の本は、
    ほかにも たくさんあった」
D  「なかでも おてつだいねこのシリーズは、
    みんなが大好きで、
    ジュニア・スタッフのおねえさんたちは、
    この本を、スケッチブック・シアターにして、
    楽しませてくれた。」

(ここまでに完全にCDの音を消して!)

C  「今日はわたしたちふたりが、おみせしましょう」
D  「おてつだいねこの ホットケーキ」

CとD以外のメンバーは客席に背を向けてすわる(観客のように)

キーボード たのしく 

CとD、スケッチブックシアター「お手伝い猫のホットケーキ」をする
(Cは猫らしく、Dはおばさんらしく、テンポよく頑張って!)

シアターがおわったら CD 礼をして、自分の場所へ

注:C&Dは小学3・4年生のキャストでした。
  次の年度からは5・6年生として、引っ張っていく立場になりました。

★スライド10 森の時計
E 「それからわたしたちは 二つの世界で、時をきざんでいった」
F 「私たち自身の時間と、絵本の世界の時間」
E 「それはそれは たのしくて きらきらと とおりすぎていった時間」

★ スライド11 宝石箱
F  「いろいろなお話が、わたしたちの心に 
    雪のようにつもっていった」
E  「なかでも なつかしいのは 宮沢賢治」
F  「この人の名前を聞くと、わたしたちはいつだって、
    ちいさなふるぼけた機関車にのって
    北の国へ旅をしていくような気がする」★

★スライド12「夜汽車」
E  「すべてのひとが しあわせになるように 
    じぶんのさいわいの ぜんぶをかけて
    いのるように おはなしをかいたひと 」
F  「みんなが しあわせにくらせるくに 
    イーハトーヴを ゆめみたひと みやざわけんじ」★

(E&Fは、5・6年生でした。次からはジュニアスタッフとして
 裏方・製作のお手伝いもしてくれるようになりました。)

★スライド13「星座」

キーボード「ほしめぐりのうた」
EF「あかいめだもの さそり 
   ひろげたわしの つばさ
   あおいめだまの こいぬ 
   ひかりのへびの とぐろ  
   オリオンは たかくうたい 
   つゆと しもとを おとす」

全員「アンドロメダの くもは 
   さかなのおくちの かたち
   おおぐまのあしを きたに 
   いつつ のばしたところ
   こぐまのひたいのうえは 
   そらのめぐりのめあて」★

★スライド14「雪わたり」
G 「ちいさいおともだちが、いちばんすきだったのは 
  「ゆきわたり」のおはなし」
H 「しろう と かんこ の きょうだいが 
   ふゆのもりで、きつねのしゅうかいに
   しょうたいされるおはなし」
I 「おはなしのなかに なんどもでてくる 
   このうたに メロディーをつくって
   みんなで、てあそびをしたね」
G 「さあ、いっしょに うたってみよう! 
   ようちえんのおともだちも
   おおきいおともだちも みーんないっしょに !」

(GHIは中学生、次期も継続してスタッフの中心となってくれました)

キーボード「キックキックトントンの前奏」

全員「しみゆきしんこ かたゆきかんこ
   のはらのまんじゅうは ぽっぽっぽ
   よって ひょろひょろ たえもんが 
   きょねん さんじゅうはち たべた
   しみゆきしんこ かたゆきかんこ 
   きっくきっくとんとん きっくきっくとんとん

   しみゆきしんこ かたゆきかんこ 
   のはらのおそばは ほっほっほ
   よって ひょろひょろ せいさくが 
   きょねん じゅうさんばい たべた
   しみゆきしんこ かたゆきかんこ 
   きっくきっくとんとん きっくきっくとんとん」★

キーボード伴奏をフェイドアウトさせて、
「きみとここで」前奏

★スライド15 銀河の海

J「すこし大きくなった私たちは、考え始めた
  友達って何? 生きているって何? 
  そして 死ぬことって何?」
K「そんなとき、私たちがであったのは、
  きれいな心を持った二人の男の子
  ジョバンニとカンパネルラ」
J「ふたりは、ちいさなときから親友で、
  やさしいカンパネルラは、みんなにいじめられる
  ジョバンニをいつもかばってくれた。」
K「二人でいった、すばらしい「銀河鉄道の旅」」
J「でも、それは、かなしい別れが待っている旅だった。」
K「けれど私たちは、あの銀河のどこかに、
  カンパネルラはきっといるに違いないと信じている。 
  なぜなら、いままで読んできた宮沢賢治の本の数々が、
  私たちの心のなかにも、
  けっして壊れることのない、美しい夢の国イーハトーブを
  作ってくれたのだから」★

(JKは高校生、次期も受験ギリギリまで活動
 その活動の成果も「自己推薦」として評価されたそうです)


★スライド16 海の惑星
(「ミュージカル イーハトーヴ夢 テーマ」 合唱)

JK「きみとここで であえたことが 
   なによりたいせつな いのちのあしあと
   たしかなことなど あるはずないけど 
   あのほしがかがやいているのだから」

全員「ゆめみることの すばらしさを 
   おとなになるたびに わすれていくけど
   ひとはみなだれも こころにながれる 
   ぎんがをかかえ いきているのだから」

キーボード オルゴールのように

L 「ちいさいおともだちが
   ないてしまったりすることもあった」
   そんなとき なんだか 
   わたしもいっしょになきそうになって
   むねのおくが いたくなったこともあった」

M 「そんなじぶんが、不思議で 
   なぜだろうって考えていたとき
   この詩に であった。
   書いたのは「ちびまる子ちゃん」の、さくらももこさん」★

(LMはこの年に新規加入した3・4年生。頑張りました)

★スライド16 螺旋のオルゴール
キーボード オルゴールのように

詩:さくらももこ
 「あなたがかなしいのが 
  わたしにも わかるのは
  いつかのあたしが 
  あなただったときがあるから 」

 「たくさんのいつかを せおって
  いま わたしもあなたも ここにいるね」★

キーボード「あなたがうつくしいのは」前奏

★スライド17カモメ

(「ミュージカル アイスクリーム応援団より 合唱」)

  LM「きっと はじめてのそらを 
     とぶとりの こころうつして
     だれのむねにも ひたすら 
     まちのぞむときが あるはず
     いつか こころをかくす 
     かさねぎを みんな はがして
     まどい ひとつもない 
     あせをかいてみたい はず」

全員  「あなたが うつくしいのは 
     あいされようと するときでなく
     あなたがうつくしいのは 
     ただ あいそうとするとき
     あなたが うつくしいのは 
     あいされようと するときでなく
     あなたがうつくしいのは 
     ただ  あいそうとするとき★

★スライド18 イルカ

N「夏休みには、わたしたちは、たくさんの海のお話にであった。」
O「 いるかや、くじらが、ゆうゆうと泳ぐ海
   まだまだ 謎がいっぱいの、大きな大きな海」
N「海や空は、いつも変わらないように見えるけれど
  そう遠くない昔、美しい沖縄の海に、かなしい戦争があったことを
  わたしたちは、この本で知った。」★

★スライド20 「天国への階段」

O「沖縄メッセージ「つるちゃん」というこの本は、
  つるちゃんと呼ばれていた子が本当に体験したことを、
 「つるちゃん」の本当のむすめさんが、本にしたものだった。」
N「わたしたちは、この本をもとに
 「命こそ宝~ぬちどぅ宝~」というミュージカルを作った」
O「戦争のみにくさと、かなしさと、命の大切さを、
  このうたに託して歌った。」★

(NO 5・6年生。この「命どぅ宝」の主要キャストでした)


キーボード「いのち」前奏

(ミュージカル「凱旋門」より 合唱)

★スライド21「戦のしずむ海」

N・O「はてしなくつづく 
    たたかいの みちに
    おびえ ふるえ なく 
    いとしい いのちよ
    きず つけられて 
    ながす ちのなみだ 
    ほほえみ わすれた 
    せつない いのちよ」

全員「とどかぬ さけび 
   やりきれぬ おもい
   それでも ひかり もとめ
   ひそかなのぞみ じゆうをしんじて 
   しんじて ひとは いきる」★

★ スライド22 ないている地球

O「地球がないている。 
  わたしたちが 
  あの悲しい時代をいつのまにか忘れてしまっているから」
N「地球がないている。
  いつの時代でも 
  どこかで必ず戦争がおこっているから。」
O「忘れてはいけない 
  悲しみがある」
N「覚えておかなければいけない 
  時代がある」

ライト暗転ののち 明滅

キーボード怪しく みんなおどろいてにげてすわる

・・・・・・・・・・・・・・というわけで。・・・・・・・・・

ここで再び 「続く」とさせてくださいませ。

ではでは~♪



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