THE PIMP versus THE BITCH 

dbluecross

THE PIMP versus THE BITCH 

昔のあたしはこんなんだった・・・

げ~Nって思うかも

ある晩私は女友達とクラブで酒を啜ってくつろいでいた

一人の男が私達の目の前に現れた

Gucciの帽子をかぶり、Gucciのサングラス、Gucciの時計、着ている服もいけている

しかもそいつは堂々と”はっぱを吸っていた

私と女友達はそいつをPIMPとなずけた

私はPIMPを観察することにした

私の観察ノートにはこう記された


Gプライド:非常に高い
G自己陶酔度:120%
Gファッションセンス:100%
G財布の中身:ほかほかだろ
Gセックスアピール:まあまあかな
Gルックス:超いい男


私はこの手の男が好きではなかった

「おまえ、恥ずかしいぜ!」

私はそう思っていたが

私の中のBitch魂がうずうずしたのだ

その後何度かそのクラブに行ったが、奴は毎回いた

そしていつも、きざに格好つけて、すかしていた

女が奴に好かれたくて必死に話しかけている

私は席に座り、酒を啜っていた

女友達がトイレに行ってくると言い席を立った

その時だ、私とPIMPの目がばっちりあった

私は気のない視線を送り、タバコに火をつけた

奴が歩いてくる

そして私に言った

「そこの席座ってもいい?」

おーっと、PIMP、BITCHに話しかけた

「座れば?あいてるんだから。私の椅子じゃないし」

そっけない攻撃!

「俺、KDっていうんだ」

「そう」

またもやそっけない

「俺、もうすぐLAに帰るんだ。クレンショーってとこ」

「ふーん。あんまり興味ないけど。私には関係ないじゃん、あんたがLAに帰ろうが、どうしようが」

関心ねえよ攻撃!

奴は大笑いした

「何がおかしいわけ?」

「いや、お前、気に入った。 んで、なに飲んでんだよ?」

そして彼は席を立ち、私の酒を買って戻ってきた

「今度、会ってくれよ。電話番号教えてくれよ?」

「教えられない。」

「じゃあ、1回だけ言ってみろよ。俺覚えるから。」

私はわざと、自分の番号を日本語で、しかも早口に言った

「俺の電話番号教えとく」

「別に要らないよ」

彼はまたもや席を立ち番号を書いた紙切れを私に渡した

「お前捨てそうだけど、とりあえず渡しとく」


そして次の日、奴は私の携帯に電話してきた

奴は私の番号を暗記したのだ

なんて男だ・・・さすがPIMP

奴は私を誘ったが、私はとりあえず断った

「気が向かない」

次の日も電話がなり、私は「まあいっか」と言う気持ちで、奴と会う約束をした

奴はいい男だった

私が今まで出会った男の中で一番いい男だ


私達はなかなか雰囲気のいいバーで飲んでおしゃべりをした

おお、けっこういい奴じゃんか

私が奴の言葉に笑ったとき奴は言った

「お前、笑うとすげーキュートだ」

やべーぞ!!乗せられるな!

「ありがと」

内心私は照れていた

改めて褒められたりすると照れてしまうのだ


そして酒がいい感じに回ってきた。 ほろ酔いになるとやりたくなってしまうのだ

だめだぞ、ここで誘惑に負けてはいけない

「じゃあ、あたし帰るわ。今日は楽しかった。ご馳走してくれて有難う」

奴は面食らった顔していたが「分かった」と言って私を見送った


2回目のデート??の時、私はまじで気合を入れたさ

ナイスな下着をつけ、足の指の間まできれいにしたぞ

だって今日はヤルだろ?


奴が取った部屋で(これまたすげーいい部屋だった)二人でRemyを飲み、葉っぱを吸った

奴が持っていたXをやり、んんんん~~いい感じ

奴が一枚一枚あたしの服を脱がす

そして奴も脱いでいく

下着姿になった

おめ~そんなだせえトランクスはいてんのかよ

しかも何て筋肉のない体なんだ!!お前本当に黒人か?

私は本当に落胆した

外見はよくても中身はこれか?

まあ、トランクスに名前が入っていなかっただけいいとしよう

奴は私の下着を凄く褒めた

そりゃ~そうさ、あたしの下着はMadeInFranceなんだから

しかも、奴は最中にやたらに汗をかいていた

えええ!大して動いてないのに

あたしの体はまだ熱くないのに

何でそんなに汗かいてんだ?

しかも奴が上になった時、奴の汗があたしの目に入った

God Damn!!目薬攻撃かよ!

お前汗かきすぎ!しかもケツがないぞ!お前Workoutしろよ!!


その後、何回かあった

だって、酒と、はっぱとXがフリーだもんね


私達は、早朝、オープンテラスのカフェでCoffeeを飲んだ

「もっと俺と会えよ」

は?何のために?

「それはできない。あたし、あんたのこと別に深く知りたくないし、私が会いたい時に会いたいだけだもん。」

奴の顔はまじ切れだった

プライドが傷ついたんだろう

そしてなんだか知らんが、口論みたいになってた

「お前他の男とあってんのか?ミリタリーのダサい男達とあってんのか?」

「会う男はいっぱいいるよ。ミリタリーがくだらない?へ~、じゃああんたはくだらなくないの?」

「このBitch!」

奴は怒って席を立ちバスルームのほうに行った

Bitchと言いやがったな・・・その通りだけどね

私はもうこの男から得るものなんて何もないって思ったね

だから奴が戻ってくる前にそそくさと、店を出て家に帰った

金、払っておけよな!PIMP。 お前もまだまだだな

帰り道、私はなんだかすがすがしい気分だった

ベートーベン交響曲第9番「歓喜の歌」が私の中で流れていた

その後奴とは勿論会っていない


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