学校の七不思議第一話～約束～ | oftenシバタのワンダーランド

学校の七不思議　第一話～約束～

～約束～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キーンコーンカーンコーン・・・
桜中学校内に、６時間目の終了のチャイム、すなわち下校のチャイムが鳴り響いた。
「はあ・・・。いい加減このチャイムも聞き飽きたな～。もっと違う音色とかにして欲しいね。例えばさ、ゾンビの声とかかわいくていいんじゃない？」
教科書やノートをカバンにしまいながら、俺に話し掛けてきたコイツは、平野　真知子(ひらの　まちこ)。幼稚園からの中学３年までずっと一緒のクラスとゆう、いわば腐れ縁と言う奴だ。家も隣な上、さらに今年は学校でも机が隣同士とは、たまったもんじゃない。もしかして、先生達がグルになってるんじゃないか？いや、実は先生とゆうのは仮の姿で、実は俺と真知子の命を狙っている黒の組織かもしれない・・・ってこれは、ＴＶアニメの見すぎか・・・。
「ちょっと、圭太！人の話聞いてる！？」
「えっ！？あ・・・いや・・・うん！聞いてるよ。」
あからさまにどぎまぎした態度をとった僕を見て、少し頬をふくらまして真知子は言う。
「もう・・・圭太ってば、嘘ばればれ～。それよりもさ、今夜の約束、ちゃんと覚えてる？」

そう・・・、今日の夜に、学校の中で怖い話をしようと、俺と真知子に、中畑　信吾(なかばた　しんご)が話をもちかけたのだ。そして、怪談話の参加者は、村田　正人(むらた　まさと)・金島　美奈(かねじま　みな)・咲口　流美嘉(さきぐち　るみか)と俺、飯島　圭太(いいじま　けいた)と真知子、そして信吾の計６人。村田は、いつも信吾にくっついているペットみたいなもんで、美奈は、信吾の彼女で、自然に話に加わる事になった。あとの一人、流美嘉は、俺達の中で話し合い、誰か一人は霊感が強い人がいたほうがよいと言うことで誘う事にした。最初の内はあんまり乗り気じゃなかった流美嘉だけど、信吾にいいように丸め込まれてしまったのだ。

俺と真知子は家も隣同士という事で、一緒に帰っている途中で、一緒に夜、学校へ行こうと約束をした。　　　　　　　　　　　　　　　　

「家でてくる時にお母さんに見つかっちゃってさ～。一応部活の集まりがある。ってごまかしといたけど・・・。やっぱり嘘つくのは、気がひけるね～？圭太。」
「そうかな？俺はいっつも親に嘘ついてるけど。テストの点数とかさ。」
「うわっ！ひっど～い。涼子おばさん、よくこんな子供育てる気になったもんね～。」
「うるさいっ！」
こつんっと頭をたたく。いった～いと頭を抑えながら真知子は、ぷいっとそっぽをむいてしまった。俺たちは今、学校へ行くいつもの通学路を歩いている。といっても夜の１０過ぎだが。あの輝かしい太陽はもうすっかり沈んでしまって、満月がぼんやりと、歩く俺達を照らしている。それにしても、真知子は度胸が強い。普通女の子だったら、夜、外で草がゆれる音がするとキャッっとかなんとか言って怖がるはずなんだけど・・・。もうちょっとかわいらしい性格だったらなあ・・・。
「はあ・・・。」
「あ～っ！それ、私が草の音で怖がるとでも思ってるため息ね？」
ギクッ！！鋭い・・・。なんで分かるんだ。コイツはエスパーか？
「いや、そんな事ないよ。」
「そうかなあ・・・。何か嘘っぽ～い。」
すぐ人を疑う奴だ。ま、嘘なんだけど・・・。
そうこうしてる内に学校の校門に着いた。
「おっ！きたな。」
暗闇に浮かび上がっているシルエットとその声は確実に信吾としか考えられない。駆け寄っていくと、その他にも３人の姿が見えてきた。もうみんな来てたのか。約束の時間よりずいぶん早いな。
「や～ん。ねえ、まちルン。すっごい怖いんだけど～。」
「大丈夫！いざとなったら私が守ってあげるから！」
「ホント！？わ～い嬉しいな～。」
「おいおい美奈・・・。俺とゆうものがありながら・・・。」
真知子と美奈と信吾が楽しそうに話している時、
「ほら、さっさと行くわよ。」
流美奈にせかされ、みんなゾロゾロと夜の学校に足を踏み入れた。そして最後に俺も続いて踏み出そうとした時・・・血の気がさっと引くような風が吹いて来た。そう・・・まるでこの世の物とは思えないような。なんだ・・・この嫌な感じ・・・。
不安を抱きながらも、俺はみんなに続いて学校へ入った。

　　　　　　　　　　　　　第２章へ続く・・・

感想：
はい、初小説です。まあ一言ゆうとしたらなんじゃ・・・って事ですね。もっと創造力があったら・・・。しかもめちゃくちゃ下手くそですね。(泣)もう自分で見て削除しようかと思ってきます。一応これは続編のつもりなんで、がんばります！期待してまっていてくれたら嬉しいと思いますです。では、感想などカキコしてくれたら管理人は喜びます。(多分踊ります)