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鬼神島~第二章 島へ~
---鬼神島---
~第二章 島へ~
「・・・かし・・・たかし・・・。」
んあぁ・・・何だろう・・・?名前を呼ばれてるような・・・。
「もう!隆司!!」
「わあっ!!」
あまりの声の大きさに僕は飛び起きて、その声の主の方をみた。
どうやら名前を呼んでいたのは由美子だったようだ。周りを見渡すともう客席には誰もいなくなり、静まり返った機内には彼女と僕の二人だけ。
「隆司!もう着いたのよ!みんなはもう外で待ってるわ。早く行かないと!」
由美子にせかされ僕は口から出ていたよだれをすすると、走って外に出た。
うわっ・・・まぶしいなぁ・・・。
まだ起きたばっかりでボーッとしていた僕には、太陽の光がいつもより強烈に目に入る。
しばらくしてから手を目の上にやり、光を避けながらここがどういう所なのか確かめた。
すぐ目の前には青々とした海が広がっており、上から眺めると下の岩や魚などが見られる様な程美しかった。そこには船が3・4隻、くいにロープでつながれ揺られながら係留している。多分この船のどれかに乗り、鬼神島へ向かうのだろう。
「それでは、皆さん。おそろいの様じゃな。」
とそこへ、船が止まっている右の小さな小屋から、白いヒゲの生えている老人が歩いてきた。みんなもこの急に出てきた老人を不思議そうにじろじろと眺めている。
「ほっほっほ。そんなに怪しまんくってもええ、ええ。わしは、夜月館からお前さん達を島まで連れてくるように頼まれた、いわゆる案内人じゃからな。」
そういえば、船を運転する人がいなけりゃ島までは行けないんだな・・・。
それにしても大丈夫だろうか?上は白いシャツ、下は少し汚れた感じの白い長ズボン。いたずらっぽく笑いながら話しているこの老人はどう見ても、船長には見えない。
「それでは、この船に乗りなされ。」
僕の心配をよそにさっさと船に乗り込み運転席に立っている。
「隆司、大丈夫よ。このおじいさんを信用しましょ。それに船の事故なんてそうそう起きないわよ。」
眉をよせて、船長を見ていると由美子がぽんと肩をたたきながら、微笑んだ。
「それじゃ、自己紹介もまだだったから、今の内にしましょうか。」
しばらくたって由美子はみんなの顔を見渡しながら言った。
「それじゃあ・・・とりあえずサチから!」
指を指された女の人は軽くおじぎをしてから
「加藤 幸(かとう さち)です。私、上の名前は嫌いだから、下の名前で呼んでね。隆司君。」
「あっ、はい。分かりました。」
紫の服に長いスカート。首からは真珠のネックレスをさげており耳にはダイヤのイヤリングが。・・・豪華だ・・・、豪華すぎる・・・。長いさらっとした髪に整った顔立ち。・・・美しい・・・美しすぎる・・・。
「・・・た~か~し~。そんな目でみないの!」
でれでれとしていた僕は、由美子にきつい目で睨みつけられてしまった。頬を叩きいて、気を引き締める。これで大丈夫だろう・・・多分・・・。
「それじゃあ、次はさっくん!」
「俺は、村道 佐久也(むらみち さくや)!よろしくな!松田!」
タンクトップにぴちぴちの半ズボン。腕は筋肉が引き締まっていて、足もすばらしく太い。・・・はっきり言ってムキムキ。それにしても由美子にあだ名で呼ばれてるなんて。こいつは許せない!けど、かっこいいから許す!
手を差し出してきたので、僕も手を差し伸べて握手をした。その手の暖かさから心の優しさが分かる。ニッと笑うと口から白い歯が見えた。とてもさわやかな青年のようだ。これなら友達になれそうだな。
「歩美、お願い。」
「やっほ~~隆司君っ!!ワタシは、岡谷 歩美(おかたに あゆみ)っ!!えっとね、えっとねっ、とにかくみんなからは元気が良いって言われるんだよっ!よろしくね!」
なるほど・・・。話ながら身振り手振りを加えてくるその動作は、子供らしさを感じさせる。背も小さめな方だし、髪の毛もショートカットで、動きやすそうだ。
「最後は、松岡君ね。」
最後に残った一人を見ると、メガネをかけて、りりしい顔立ちの男が。小学校でいう、とても真面目な学級委員という感じだ。
「僕が松岡 宏(まつおか ひろし)だ。この研究会の旅行には特に行きたくはなかったのだが、無理やり参加させられてしまってね。全く迷惑な限りだよ。」
宏という男は一度みんなを睨みつけると、ぷいと海の方に顔をそらしてしまった。
「松岡君ね、あんな風だけど、ほんとはやさしいから、誤解しないでね。」
耳打ちで、由美子がそっとささやいてきた。
「あっ!ホラ、島が見えてたよっ!!」
指を指している方を見ると、そこにはオレンジ色や黄色の鮮やかな実の付いた木々や、真っ白いどこまでも続いていそうな砂浜が。まるで、そこは楽園の様だった。
すごい・・・この日本にこんな綺麗な島があるなんて知らなかったな。
これは、沖縄の海・・・いや、函館の夜の明かりなんかよりも数倍綺麗だ。
ごとごとと音がして船が止まると、船長がそばにあったくいに、縄を縛り付けた。
「ほら、おりてきなさい。」
みんなはその島の名前と、景色の綺麗さのギャップに戸惑いながらも、言われたとおりにぞろぞろと鬼神島の砂浜に降り立った。
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