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巨椋修(おぐらおさむ)

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2005年05月03日
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カテゴリ: 周辺事態
人類史が始まって以来、親殺し子殺しは絶えたことがありません。

そして最近多く目に付くのが、親による子どもの虐待、殺人事件です。


さて、本日のテーマは 「子どもの所有権は誰にあるのか?」 というものです。

このテーマを突き詰めていくと 「自分を所有しているのは誰であるか?」 という問いにもなります。


子どもというのは親が存在しなければ、世に生まれてこなかったわけですから、ほとんどの人は




「親が子どもを所有している」




と、なんとなく思っているわけです。



ちなみに“所有”という言葉は物品に対する呼び方ですから、人間には当てはめることはできません。



そこで質問を代えてみることにします。


「子どもは誰のものか?」


親は「自分の子どもは自分のものである」というかも知れません。


他にも「子どもは社会のものである」


「子どもは国のものである」などと言う人もいます。



さて、親は子どもを所有しているわけではありませんが、親権は持っています。だから親権者はいう





「この子はわたしの子だ」→「この子はわたしのものだ」





この意見に対して、法的な答えは「この子はあなたの子だが、あなたのもの(所有物)ではない」というのが正解。



つまり 「子どもは、子ども本人が所有している」



大人であれば「自分本人を所有しているのは自分である」



という答えになります。



もし子どもが物品であれば法律ではどうなるか?



民法206条「所有者は法令の制限内において自由に其所有物の使用、収益および処分をなす権利を有す」






ところが子どもも人間も物品ではない。


子どもにもアナタにも“人権”なるものがある。


人権とは「人が人として生きる権利」ですね。

だから親とはいえ「子どもを売ったり処分(殺し)したりしてはいけない」ということになっています。

では親権とは何か?







第820条「親権を行う者は、子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う」
(監護とは子供を育てその子が成人するまで子ども育て教育し財産や利益を管理することができるということ)




第8022条「親権を行う者は、必要な範囲内で自らその子を懲戒し、又は家庭裁判所の許可を得て、これを懲戒場に入れることができる……」
(懲戒とは文字通り“懲らしめたり戒めたり”すること)





つまり親権とは、子どもを養育し、教育を与える権利と義務があり、子どもの財産(例えば子どもの持ち物、働いて稼いたお金)をいかようにも“管理”でき、子どもを“懲らしめる”ことができる権利ということのです。





おそるべし憲法。

おそるべし法律。






おまけに法律には「法、家庭に入らず」という大原則があります。

昨年、ある有名な女優さんの息子が、親である有名女優の留守中に押し入り金品を盗もうとして警察の連行されるという事件がありました。

他人なら即逮捕となる所が、警察は親子ということで、親である有名女優に連絡、女優さんが「逮捕してくれ」という強い希望によって、ようやく息子が逮捕されたそうです。



「法、家庭に入らず」という原則はそれほど強い。



つまり家庭内での強盗、強姦、傷害という凶悪犯罪であっても、家族が許すのであればOKというのが現実と言えるでしょう。



許されないのは“殺人”くらいなものです。放火も他に害を及ぼさなければOK。



大人であっても家族ならこうなのですから、親権を持っている親なら子どもをどうにでもできると思ってもおかしくはない。



悪意・無責任な親が相手の場合、子どもを守ってくれるのは、「人権」のみ。



子どものもつ「人権」のみが、親からの暴力から唯一抵抗できる武器、法的根拠。


ちなみにわたしは、この「人権」なるものなど、本当は存在しないと思っているのですが、とりあえず子どもを守るためには、この“方便”を使うしかないのですよ。



いま一度いいます。



子どもを所有しているのは“親ではない”



さらに、子どもを所有しているのは“社会でも国でもない”



子どもを所有しているのは、その子ども本人である。なぜならば子どもにだって人権があり、物ではないからである。




ということですね。






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Last updated  2005年05月04日 17時37分25秒
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とりあえずはじめました。  
巨椋4870  さん
よろしくお願いいたします。
(2005年05月03日 22時53分47秒)

もかぱぱです。  
いよいよ、はじまりますね。
待ってました。^^
時々書き込みさせてもらいます。
巨椋さんの人間味あふれる日記を期待してます。
だけどプレッシャーは賭けませんよ~~(^O^)/
(2005年05月04日 11時36分31秒)

どうもです。  
巨椋4870  さん
今後ともよろしくお願いします。 (2005年05月04日 12時29分19秒)

Re:子どもを所有しているのは誰だ!?(05/03)  
明橋 さん
こんにちは。映画楽しみにしています。
またちょくちょく寄らせてもらいます。
自分を所有するのは、自分だ!というのは、全く
その通りと思います。今後の展開を楽しみにしています。
ところで、「人権に、義務が付随する」、ということですが、巨椋さんのことなので、きっと深い意味があるのだと思いますが、一応、読まれた方が誤解のないように言っておくと、人権というのは、通常の契約関係のような、義務を果たして権利が生ずる、という権利とは違います。どんな人も生まれながらにしてもっている権利であり、義務を果たさなければ持てない権利ではありません。子どもでも同じですし、14才以上でも同じです。たとえば、いじめられない権利は、何かの義務を果たさなければ得られない権利ではない、ということです。 (2005年05月04日 15時19分06秒)

Re[1]:子どもを所有しているのは誰だ!?(05/03)  
巨椋4870  さん
明橋先生こんにちわ。

>ところで、「人権に、義務が付随する」、ということですが、巨椋さんのことなので、きっと深い意味があるのだと思いますが、一応、読まれた方が誤解のないように言っておくと、人権というのは、通常の契約関係のような、義務を果たして権利が生ずる、という権利とは違います。どんな人も生まれながらにしてもっている権利であり、義務を果たさなければ持てない権利ではありません。子どもでも同じですし、14才以上でも同じです。たとえば、いじめられない権利は、何かの義務を果たさなければ得られない権利ではない、ということです。

はい、まったくその通りですね。
言葉が足りませんでしたね。
ご指摘ありがとうございます。


と、いうことでその部分は削除いたしました。


わたしは、人間には“本来人権、公平、義務などないのではないか”と考えています。
本来ない人造的なものだから、それは脆く、大切にしないとすぐに消えてしまうのでは? と思っています。

そうそう、ロック療法なる精神治療法があり、明橋先生が実践なさっておられたという話しを聞きました。
今度どのようなものか教えてください。

そして今後とも、ご指摘よろしくお願いいたします。 (2005年05月04日 17時42分59秒)

Re[2]:子どもを所有しているのは誰だ!?(05/03)  
明橋 さん
>そうそう、ロック療法なる精神治療法があり、明橋先生が実践なさっておられたという話しを聞きました。

そういう治療法は、まやかしですから、あまり聞かない方がいいです。(笑)
要するに、今まで音楽療法というと、静かな音楽ばかりが使われていたのですが、そうではなく、ガンガンロックをかけて、踊りまくる、そういう療法もあってもいいのではないかと。その先駆者が、群馬県の三枚橋病院で、そこの院長に、心構えを直に聞きに行ったところ、「あの人が一番重症患者だな」と先生が思われるくらい、先生がガンガン踊りまくることです。」と言われ、いたく感銘を受けて、前の愛知にいた時の病院で、その通り実践していました。患者さんもよろこんでいました。たまには、余計興奮して、その後保護室に入ってしまった人も無いわけではありませんが(笑) (2005年05月08日 20時48分07秒)

三枚橋病院って  
もかまにょ  さん
聞いたことがあると思ったら、
近所だった。(爆)

あっ!明橋さん。お久しぶりです。
もかまま改め「もかまにょ」です。
新しい居場所の連中が勝手に改名させられました。(爆)

新しい居場所を発見して、弾けまくっています。(爆)
不登校やひきこもりの現場を離れましたが、
元気にしています。
落ち込むこともあるけれど、
毎日が楽しいです。

ロックもそうですが、音楽を楽しむことは
心にも体にもいいですよね。(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウン
(2005年05月09日 09時22分39秒)

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