あ~ちゃんのズボン

あ~ちゃんのズボン

あ~ちゃんは 幼稚園児でしたが、お母さんの趣味はちょっと悪いなぁ~とひそかに思っていました。
時々、「こんな洋服いや!!」「もっとかわいいのがいい!!」って言うのですが、、、
「文句言うなら、着なくてよろしい!!」って一撃でやられてしまうので・・・
あ~ちゃんは小さいながら悩んでいました。

あ~ちゃんが 特に嫌だったのが、ズボンです。
2本あって、ひとつは白に細いブルーのストライプ、もうひとつは、黒、黄色、オレンジ、赤のストライプで西条○樹がはいていそうなのです。

西条○樹仕様のズボンは記念撮影のときにはかされ、あ~ちゃんの一生の思い出となりました。隣りのお友達は 赤のくまさんがついてるズボンをはいていたのに・・・

あ~ちゃんは ブルーのストライプズボンの時、ある作戦を実行しました。
そうだ!!ズボンを汚してきたなくしてしまえば、着なくてもよくなるぞ!!
あ~ちゃんは お隣りのお友達の家に遊びに行ったとき、友達のお兄ちゃんの絵の具がだしてあったので、一緒にあそんでる ついでにわざと自分のズボンにこぼしました。お母さんに怒られるけど、このズボンはかなくって済むなら いいや・・・
帰ってから やっぱりあ~ちゃんはお母さんに叱られました。
「しらんまに ついてたんやもん!!」
あ~ちゃんは 知らん顔で言い訳しました。
これで あのズボンも・・・・


2,3日後の朝、起きると、あ~ちゃんの着替えが用意してありました。
あ・・・あぁ・・・あれっ??
あ~ちゃんが じっと洋服を見つめてると・・・
「あっ 絵の具とれたわ!ちょっと残っているけど、それくらい大丈夫!!」
お母さんが言いました。
あ~ちゃんは こぼれそうな涙をお母さんに見られないように こっそり着替えました。
その後は、なにもしゃべれませんでした・・・・



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