おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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また１貫、お次に１貫と並べていく。こちらが寿司に手を出さないので、マスターから声をかけてきた。（どうぞ、やっててください。今裏でぎょくを焼いてますんで、そっちの方が時間かかると思いますから）こちらも（はあい）という感じで応じる。（２０００年の９月に築地の江戸銀からのれん分けしてもらって、もうすぐ６年になります）（もうそんなになりますか）（はい。開店した当時は大変でした）女性の口にあわせたような小さめサイズがここの特徴である。（ブーイングの嵐でした）（房総は大きな田舎寿司の伝統がありますからね）

相変わらず手をつけずにいたので、こちらから理由を話しした。インターネットについて触れ、全部揃ってから食べる旨をことわった。

出来たての厚焼き玉子がまな板に置かれる。海苔を切っている。別のゲタに大トリの玉子がのっかってきた。他の面々と不釣合いなくらいビッグサイズだ。デジカメのために、それを目の前のゲタに移しかえる。携帯のデータベース用とデジカメ用と２枚撮ってから、やっと食べはじめる。マスターは、汁を大急ぎでと奥に声をかけた。

たしかに上品なサイズなのだが、ここのはそういうものだと構えて覚悟しているので、それに不満はない。ていねいな漬け仕事を施した２３貫がある。帆立が甘い。ぷりぷりだ。舌に吸い込まれそうな、舌がネタ本体に同化しそうな、そんな新鮮さがある。（お待ちどうさま）と熱々の味噌汁が、脇からもう一度やってきた。

おしゃべりが弾んだ。話題には事欠かない。ここのメニューのこと。昼と夜の客層の違い。市原での商売の特殊事情。値段について。面白いお客さんのこと。よその町の寿司屋さんのこと。

（また寄らせてもらいます）と言いながら店を後にした。満腹感というより、満足感で十分お腹いっぱいになれる店である。食べ歩きするのが、いよいよ楽しくなってきた。

「市原　江戸銀」
住　　所：市原市五井西１－１２－９

電話番号：０４３６－２４－８８８４
営業時間：１１：００－１４：００/１７：００－２２：３０/
定　　休：月曜日
客　　席：カウンター８席/座敷２間/
利用種別：個人向き/少人数向き/女性向き/家族向き/接待向き/
メニュー：（昼）
　　　　　　鮨定食（１１貫）１０５０/鮨定食（１４貫）１４７０/
　　　　　　刺身定食１０５０/ちらし１０５０/多楽福膳（１２貫と巻物１）３３６０/
　　　　　　昼のミニ会席膳３１５０/
　　　　　　（夜）
　　　　　　多楽福膳（１２貫と巻物１）４２００/特上鮨（９貫）３１５０/
　　　　　　松鮨（１１貫）２６２５/藤鮨（８貫）１６８０/梅鮨（８貫）１４７０/
　　　　　　ちらし（特上/２段/トロ入）２６２５/ちらし（松/２段/赤身入）１７８５/
　　　　　　ちらし（藤）１４７０/
　　　　　　かっぱ巻３１５/こはだ巻４２０/ごぼう巻３１５/鯵巻４２０/のり巻３１５/
　　　　　　納豆巻３１５/いくら巻６３０/うに巻８４０/鉄火巻５２５/太巻１０５０/
　　　　　　（単品）
　　　　　　刺身盛り合わせ（赤身入）１８９０/刺身おまかせ（トロ入）２９４０/
　　　　　　鮪ステーキ１０５０/いくらおろし１０５０/かに味噌４２０/うに１４７０/
　　　　　　つぼ漬けあえ５２５/漬け穴子６３０/なめろう５２５/茶碗蒸７３５/
　　　　　　茶碗蒸（小）３１５/御猪口蒸し１５７/厚焼き玉子３１５/ほや塩辛４２０/
　　　　　　焼き帆立６３０/げそ焼き３１５/いかのわた焼き５２５/かさご焼き７３５/
　　　　　　たち魚塩焼き６３０/もずく３１５/穴子酢の物７３５/蟹の酢の物７３５/
　　　　　　自家製抹茶アイス３１５/自家製玄米アイス３１５/
評　　価：☆☆☆☆☆

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