おいしい　千葉　～ponの食べある記～

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スイーツブッフェ　ベイラウンジ　～規範・基調となるべき濃密なる蜜～

テーマ： ☆とにかく食べ放題！！(249)

カテゴリ：浦安市

今月は（プリン）がチョイスされていた。この大々的好物品が登場するとあっては、さすがに黙っていられない。とりあえず行ってみることにした。

好印象は、以前とまったく変わらない。高さ方向も、広さ方向も余裕たっぷりに取った伸びやかな空間で、時間制限なしの伸びやかなるブッフェが開催されていた。

フードメニューが１０種類ほど、スイーツメニューが２５種類ほどラインナップされていた。テーマアイテムである「プリン」は、ディスプレイ台のほぼ中央に用意される。マロンプリン、マンゴプリン、杏仁プリン、サマープリン、タピオカプリン、フルーツプリン、カラメルプリンという７品目のエントリーとなっている。

今回はこれが目当てなので、とにかく一そろいを持ってきた。食べてみると、どれも高品位で、高品格で、超個性的なメンバーがそろっていた。

プリンの概念がくずれてしまいそうになる。（甘系洋風茶わん蒸し）という狭義の枠内には、とても収まりそうにない。ほとんどが具だくさんで、その具が表面にゴツゴツ浮き出ている。ゼリーかムースのような不思議な食感をしているものが多い。お年寄りが食べると、１００人中９９人が、これをとてもプリンとは呼ばないだろうと想像できる。

ただ一つ「カラメルプリン」だけは、万人がそれと認めるに違いないスタンダードな味覚と食感とビジュアルを保っていた。デミタスっぽい小さなカップに盛ってある。思ったより表層面が硬質で、適当な入射角と、いい加減な力加減でそれに向かったスプーンは、みごとにはじき返されてしまった。というか、そのはずみで中の実質が、成形ごとグルンとみごとに一回転してしまう。カラメル湖をふさぐ、Ｕ型浮遊物の様相を呈していた。

味わいは、きわめてオーセンティックでずぶずぶこってり系。○○さん家の濃厚卵と○○さん家の濃厚ミルクを存分に使ったとか、思わずクレジットを打ちたくなってしまうような密度深い本格的な濃厚さがある。その実質をしっぽり包むカラメルソースが、その上をさらに飛翔するような分厚い濃密さを実現していた。

このカラメルを味わうためだけでも、今回のブッフェは価値があると断言してよい。世の中のいわゆる（カスタードプディング）と名のつくプリンたちは、みなこのカラメルソースの湖に漬かるべきだ。３個１連１０５円の品から、ビッグプッチンや、葉山の某高級プリンまで。そうするだけで、味も品格も商品価値もグンと上がること、請けあいである。焦がし具合が絶妙で、大人として甘受できる苦味の損益分岐点で、ちょうど良いバランスを取っている。

もちろん、テーマ以外の部分も手抜かりないのが、ここのブッフェの超良性なところだ。この近辺に住んでいたら、本当に毎日のように立ち寄ってしまうかもしれない。（そうなるはずもないが）もしこのブッフェの年間パスポートが売り出されたりしたら、真っ先に購入してしまうことだろう。私にとってそれは、某Ｄランドの年間パスより魅惑的なプラチナカードになってしまうに違いない。

「ベイラウンジ」
住　　所：浦安市舞浜１－８　「ヒルトン東京ベイ」内
アクセス：ディズニーリゾートライン　ベイサイドステーションそば　
　　　　　　Ｐ（レストラン利用で３時間無料）　
電話番号：０４７－３５５－５０００（代表）
営業時間：１４：３０－１７：００
定　　休：無休
座　　席：多数（約２５０席）
利用種別：個人向き/女性向き/仲間向き/家族向き/甘党向き/
メニュー：（平日）スイーツブッフェ１８００/ドリンクバー付２６００/
　　　　　（土日祝）スイーツブッフェ２２５０/ドリンクバー付２９５０/
　　　　　（子供）スイーツブッフェ１０００/ドリンクバー付１５００/　　　　　
　　　　　　生ビール１２００/ソフトドリンク各７００/紅茶９００/珈琲９００/　　　　
評　　価：☆☆☆☆☆
　　　　　（味４．５/量５/サービス５/雰囲気４．５/ＣＰ４．５/駐車場４）

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