2004年03月04日
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(寅さんの日記)

義家先生の「ヤンキー母校に帰る」のドキュメンタリー放送にはとても感動した。実際の映像として、撮りためてきたものの力を強く感じた。入学当初の子どもたちの姿と、卒業していく時の違いに、「人は、誰かにしっかりと受けとめて貰うと、あんなにも変われるものなんだ。」とうれしくなった。 
義家先生が書いた2冊の本も読んだ。とっても頭のいい人なんだなあ、と感心し、また、ドラマの人のように感じてしまうけれど、今現実の社会の1教師であり、同じ教育の波の中で生きている人なんだ、と当たり前のようだけど、再認識した。


水谷先生も、だいぶ前に新聞で知って、本を読んで薬物の勉強をし、講演を聞いて、また今本を読んでいる。

おかちは水谷先生が色々なところで言っている、「薬物依存は教育や愛の力ではなおらない。」ということばにとても共感した。
教師にしても、親にしても、「愛の力で」「愛情があるのだから」「生徒だから」「我が子だから」・・・そういうものでくるむことで、かかえこんでしまうこと、悪循環にはまっていってしまう事は決して少なくないと思う。
どれだけその子を愛していても、何でもしてあげたいと思っていても、その子にとって今何が必要なのかをみきわめ、それをきちんと得られるようにサポートする事、必要なところにわたしていく事がプロであり、本当に愛するという事なんだと思う。

突出した先生のすばらしさというのは、この個人の「愛」の部分と、そしてプロの教師としての「技術」の部分があわさったところにあるように思う。
子どもたちにとって本当に必要な大切な事は、それを提供できる教師集団としての技術やシステム、言ってみればハード面を整備していかなくては、たまたま熱意ある先生に当たった時にしか期待できない・・・とういうことになってしまう。


急に次元が落ちるけれど、おかちはこのハード面のかたさ、変わる事の遅さに耐えられないので、「親業」とか「CAP」のように、子育てサポートのひとつの小さなパーツとして仕事をしている。 でも同時に、子育て支援をする側の個人の熱意や深さ、柔軟性、センスは千差万別で、それを教育の力で一定基準にしていくことはほとんど不可能だと思っている。

これを書きながら、思ったのだが、おかちはだから「プログラム」のある支援に関わっているのかもしれない。もちろん、同じプログラムだって、それを伝える人によって天と地ほどの違いがあるのは経験している。
でも、少なくとも最低限のメッセージを確保できる。お互いが切磋琢磨していくときも、「愛」や「熱意」ではなくて、この「プログラム」に立ち戻って、納得できる。これが本当に必要なプログラムなら、実施する人を増やしていくことで、多くの人がこの支援を受けられる。

何の仕事でも本当はそうなのだろうけれど、特に生き物に関わる時、仕事としての「技術」と、「愛・熱意」はどちらも欠かせない。
けれども、他の人と切磋琢磨し、仕事として要求していけるのは、「技術」の部分で、「愛・熱意」の部分は、その人の中からわきあがってこなければ、要求できるものではないんじゃないかと、おかちは思う。それがたとえ、教師であっても、親であっても。

水谷先生は、講演を聞いてもただただものすごい人、という感じで、ご本人はまだまだできないんだと情けなく思っているだろうけれど、とてもあとに続いていけるような存在ではない、と凡人に思わせるオーラがある。
彼は、この「愛と熱意」の部分を教育に求める事に、エネルギーを注ぎきっているんだと思う。

水谷先生は、自分が癌だという事を公表していて、「そう長くはないでしょう」とさらりと言う。そのことに対する、驚きや心配すら受けつけないような孤独な愛を感じてしまう。
水谷先生がいなくなったら終わり、ではやっぱりダメだと思う。
先生の本を多くの人が読んで、「こういうことが起こっているんだ」という事を知ることも、とても大切だと思う。
でも、今薬物依存から抜けられない子は、救えないけど・・・。






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最終更新日  2004年03月04日 14時52分21秒
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