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カテゴリ: カテゴリ未分類
幼き頃、隣の家の少女に、無記名で手紙を出し続けていた真理子。

六年前の未解決事件。彼女はなぜ殺されたのか?
手紙が果たしてしまった役割とは?夫とともに謎にせまる。

『凶運の手紙』他5作収録の短編集。


仁木悦子さんは、『猫は知っていた』で第三回江戸川乱歩賞を受賞。
もう20年近く前に亡くなっています。

この作品(角川文庫)も、昭和53年初版発行です。
さすがに古さを全く感じない、というわけにはいかないですし、驚くような仕掛けがあるわけでもないです。ですが、シンプルな中にもキレがあり、独特の温かい雰囲気をもった作品集で楽しめます。


父が死んだ時の様子を語ろうとしない母に疑惑を抱く娘。
二十数年前の出来事を探る為に、当時の関係者をあたっていく。
他には『金ぴかの鹿』。犯人はあらかじめ提示されているようなものですが、
犯罪に巻き込まれた幼女の心の動きには、思わず唸ってしまいます。
子供ならではの道徳心、好奇心、罪への意識。巧いです。
他の作品でも子供同士のちょっとしたやりとりだとか、友達関係だとかがいいんですよね。
ただ、おそらく本人にとっては実験的な作品だと思われる『一日先の男』。
SFぽい話しで、もう題名そのままなのですが、これは私にとってはイマイチでした。

ごちゃごちゃと込入った話のあどなどに読むと、サッパリとして良いかもしれません。
(といっても、もちろんちゃんとしたミステリーなのですが)

私が読んだ本、表紙では黒猫が手紙をくわえております。

また、他の仁木さんの本(角川文庫)のものも、表紙に猫が描かれているのが多いかと。
やはり、『猫は知っていた』のイメージが強くてそれを利用したのでしょうか?





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最終更新日  2003年06月24日 08時52分58秒
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