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2004年02月13日
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先代から出入りしている大店・米問屋相模屋が窃盗の被害にあった。下手人は逮捕されたが、いつものようには【抜けない】という。なんてことのない事件のはずが・・・疑問に思った半次は調べ始めた。


まず、【抜く】ということの説明が必要かと。
●盗人と、○被害にあった店と、◎捕まえ取り調べる手先、の奇妙な関係。

江戸では窃盗が多発。1ヶ所だけからの盗みというのはほとんどない。

○は奉行所(?)に呼び出される → 【引き合いをつける】※1という。

※1になると、いくつかのしきたりの為、○は多くの時間と金が必要になる。
その為、○は◎に“盗みはなかったこと”にしてもらう。→ 【引き合いを抜く】※2という。
(金:○から◎へ)これは公然と行われており、手先の稼ぎどころであった。
一方、●は牢に入る際、支度金が必要(ないとイジメをうける)。
よって、●は◎にすすんで協力する。 (おこぼれ:◎から●へ)


(余計分かりにくかったりして)
しかし、今度の事件は何故か“抜けない”という。

(●は仙八といい、相模屋から盗んだのは雪駄一足であった)

また、半次を岡っ引きに引き込んだ親分の倅、幸太郎によくない噂が・・・。
“蝮の助五郎”が取り仕切る賭博に誘い込まれているのだという。
悪と紙一重の岡っ引き。
助五郎は、上野山下を縄張りとする名の知れた手先であり、大先輩でもあった。
そして先の下手人・仙八を挙げたのが・・・助五郎であった。
(このへんの縄張り、役回りがちょっとヤヤコシイ)
半次は不穏なものを感じながら、行方をくらまし始めた幸太郎を追う。

うわっと、長くなってしまった。何か、大変そうではないですか?
えぇ、最初読むのにとても苦労しました。
場所を表す固有名詞の数々に疲れてしまった。

というような感じで(これじゃ、わからんか)

知らない言葉も多くて困った。(常識がないといわれればそれまで)
“おさんどん” 私はこの言葉の意味すら分からなかった。
台所の仕事をするお手伝いさんのことなんですね。

自分の無知を棚にあげていうのは心苦しいが、不親切に感じた。


ということもあって、先になかなか進まなかったのだが、
【抜き】に関しては興味がわいたし、江戸に慣れだすと面白くなってきた。
助五郎と対面するクライマックスとその後の予想がつかない展開。
最後もいろいろと心情が交錯して、こういう結末もありかな、と。

終わりに一つ白状せねばなるまい。
作者の名前、【さとうまさみ】と普通に読んでました。
ずっと女性だと思ってました。ただしくは、【まさよし】さんです。

『影帳 半次捕物控』 佐藤雅美 講談社文庫(1995年9月第1刷発行)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

名前の読みに関して。
正確にいうと、以前は【まさみ】。改名して【まさよし】と読むようにした、ということのようです。
夢の助さんから教えて頂きました。ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・

最終更新日 2004年02月16日 23時20分22秒

テーマ変更の為更新(内容そのまま)






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最終更新日  2005年04月16日 01時20分30秒
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