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2004年09月19日
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その脊柱には、“骨製の槍の尖頭部”が突き刺さっていた!


スケルトン探偵、第二作。(ハヤカワ文庫訳出順では3作目)

ギデオン・オリヴァー。主人公。人類学教授。
・『更新世人類の系統発生に対する構造機能的アプローチ』なんていう著作がある。
・【スケルトン探偵】の異名をもつ。
(こう聞くと、ついアニメの黄金バットを思い出してしまうが、あんな姿をしているわけではない。はずだ)
骸骨探偵といっても自分がそうなのではなく、【白骨鑑定】により、その推理を進めていくのだ。
一本の骨から、性別、年齢、身長、体重、などを推測していく。その様はとても鮮やか。
難しそうな専門用語も出てくるが、骨に対した時のギデオンの無邪気さ(?)からか、嫌味には感じない。
(けれども、正しいのかどうかは全くわからん、笑)



“火葬され、籠に入れられた幾つかの骨片”もハイカーの骨と一緒に見つかった。
発見場所は“インディアンの墓地”だと推測されたが、
この地方には、現在も過去にも継続的にインディアンが居住した記録はない。
まして、ハイカー殺害の凶器と思われる、“骨製の槍”を使うような種族は・・・・

ここで、
「近くに大きな足跡発見!すわ【ビッグフット】の仕業か!」なんていう一騒動も。

犯人は?
【誰それ】という個人名ではなく、どういう存在に犯行が可能なのか?がまず問題に。
で、さらにその後にくる衝撃。

なんとなく進んでいく導入部。(はじめはテンションがあがりにくい)
イマイチ?と思っていると舞台が整っていき、いつのまにか夢中になっていく。

今回もメインのトリックにやられました。それだけみると突拍子もないんだけど。
言われてみれば、「えー、何でこの可能性が頭になかったのだろう?」と悔しくなる(笑)
簡単にわかりそうなのに気がつかない、あと一歩だったのに(根拠なし)と。
もしかして鈍いだけ?

海外ものということで、この作品にも訳出順による不運があります。

このシリーズも、ハヤカワ文庫で古いものから、
『古い骨』→『呪い!』→『暗い森』(今回)と読みました。
ですが実際は、暗い森(2作目)→古い骨(4作目)→呪い!(5作目)のようです。
なので、ちょっと「え、あんたがなんで?」みたいなことがあります。
ですが、そんなに厳密に読んでいなかった(覚えていなかった)私は、それほどマイナスにはなりませんでした。(幸いネタバレなどもありませんでした)
面白い作品、代表作から紹介したい!(その後の為にも)という意図もわかります
し、なかなかそううまくはいかないのかもしれませんが、出来れば順番どおりに読みたいものです。

『THE DARK PLACE』 by Aaron Elkins 1983

『暗い森』 アーロン・エルキンズ  青木久恵 訳
ハヤカワ文庫(ミステリアス・プレス)背表紙オレンジ (1991年3月初版発行)





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最終更新日  2004年10月06日 08時51分48秒
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