真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2016年04月13日
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この「豊玉姫(とよたまひめ)命」を主祭神とする「志登(しと)神社」は、古代の「伊都国(いとのくに)」があったとされる糸島半島の中央部に鎮座し、多くは次に紹介する記事(⇒ リンク )のように、年毎の太陽運行を観測する測量地点だったと推測されてきた。

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ところが今年の春分の頃に、糸島市においては当社と北方の二見ヶ浦にある「夫婦岩」(以下の二つの画像)の二箇所を、夕暮れに間に合うよう短時間で訪ねたことにより、結果的にこの「夫婦岩と志登神社を結ぶ軸線」が、冬至の頃にシリウスが昇る真南から東に約20度の方向を示すことが分かったのだった。

・・・この地域では、「太陽信仰」が根付く前に、「シリウス信仰」があったのではなかろうか・・・。

またそれと同時に、次に挙げる志登神社の位置を示す地図(⇒ リンク )を拡大していくと分かるように、当社の近辺とその南方に拡がる現在の区画が、まるで上記のシリウス出現の方位を示す軸線に沿うかのように重ね合わせて観えてくるのだった。

◎関連記事・・・2007年12月20日 「冬至」に向けて ⇒ リンク

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この上下の画像に映る「夫婦岩」は、今でこそ夏至の日の入を示す磐座として有名だが、この二つの大岩の割れた方向を方位磁石で確認してみると、私的にはシリウスに纏わる上記の方位と感じられたので、もしかすると・・・ということでその軸線を南方に伸ばしていくと、予想通りに「志登神社」が鎮座していたということである。



更に後日になって、九州北部における古代の天文・地文に詳しい『 儺の國の星(なのくにのほし)』(真鍋大覚 著)に目を通していると、この糸島地区の旧国名「伊都国」の「伊都(いと)」とは、「シリウス」を意味する旨が明確に記されていたことから、この地域に根付いたであろう「シリウス信仰」は、私の中で確信に至るのであった。


前回の日記で書いたように・・・「柱島」と「雷山」を結ぶ縄文時代の南北軸・・・の軸線を踏まえて推考するに、おそらく志登神社の鎮座する場所とは、縄文時代にはシリウスや北極星などの航海の目星となる星々を、古代海人族が観測する拠点としての役割が大元であり、やがて弥生時代になると太陽運行の観測を主流とする聖地になっていったのではあるまいか・・・。


ここである想いが脳裏を過ぎった。

その古代「伊都国」の要を担う祭祀場たる「志登神社」の主祭神は「豊玉姫命」・・・。

その「豊玉姫(とよたまひめ)」という神名が意味するところの本質とは、太古より世界各地で《豊穣の女神》と讃えられてきた天体「シリウス」に違いない・・・と、そのように感じ始めた今日この頃である。

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最終更新日  2016年04月13日 18時05分05秒


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