KUROうさぎの『コンサートを聴いて』
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鑑賞日:2017年5月6日(土) ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017「ラ・ダンス 舞曲の祭典」【主催】東京国際フォーラム 5月GW恒例の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は今年で13回を向かえ、一昨年から同様に作曲家中心でなくテーマを設け関連した選曲となっており、今年のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。 恒例のローザンヌ声楽アンサンブルを聞きに最終日、山の神と有楽町の東京国際フォーラムへ。 天気は晴、暑いくらいだが、昨年より更に人出で少ない印象。ホールEでのグッズ販売もレジにお客はおらず、昼食も座って食べることが出来た。ホールEキオスクコンサート 丸の内合唱団、指揮:高野秀峰、ピアノ:赤司美苗 日時:2017年5月6日(土) 13:00~13:20 会場:地下展示Eホール 入場料:無料(正面後方座席)曲目: 松下耕作曲 混声合唱のためのコンポジション「日本の民謡」から 時間の関係で「三原ヤッサ節」「串本節」しか聞けず。松下耕らしい和音を聴くことが出来た。 マイク、アンプを入れていたが、展示場環境での合唱音楽表現は難しい。 続いてホールCへ公演番号:343 日時:2017年5月6日(土) 13:30~14:45 会場:東京国際フォーラム ホールC 入場料:¥3,500(S席7列目)曲目:オネゲル作曲オラトリオ「ダヴィデ王」出演者合 唱 :ローザンヌ声楽アンサンブルオーケストラ:シンフォニア・ヴァルソヴィア指 揮 :ダニエル・ロイス語 り :クリストフ・バリサ 巫 女 :ロランス・アミーソプラノ:リュシー・シャルタンメゾ・ソプラノ:マリアンヌ・ベアーテ・キーランドテノール:エンドリク・ウクスヴァラフ感 想: ルネ・マルタン氏一押しのコンサート。 昨年同様ミッシェル・コルボは来日せず、指揮者はローザンヌ声楽アンサンブル芸術監督のダニエル・ロイス。 時間となりオーケストラ登場。弦はコントラバスのみで、木管、金管、ピアノ、オルガン、打楽器の編成。続いて、合唱団登場。各パート8人、前列上手Alt、下手Sop、後列上手Bas、下手Tenの32人編成。指揮者とソリスト登場。指揮者の上手側にSop、MS、Tenのソリスト、下手側に語り、巫女の配置。 オネゲル「ダヴィデ王」は初めて聞く作品。当初ルネ・モラの舞台作品『ダヴィデ王』の付随音楽としてオネゲルが作曲した「劇的詩篇」を、語りが筋書きを朗読することで演技を無くし「交響的詩篇」として改訂したもの。 但し「交響的詩篇」は弦楽が入るフルオーケストラ編曲らしく、今回は「劇的詩篇」の方の17人のオケ編成になっている。 語りと音楽が交互に演奏、語りの美しいフランス語から始まる。舞台左右には訳詞が表示がされ、解りやすい。3部構成で全27曲、最後のソロモンの戴冠式、ダヴィデの死へ向かっての盛り上がりが素晴らしい。 特に第二部16曲目「聖櫃の前の踊り」がオケと合唱が一体となり天使の歌声からハレルヤに至る完成度に驚かされた。また途中の巫女が如何にも霊媒が乗り移った様な激しい台詞でもとが演劇だったことが判る。 これだけの音楽の完成度になったのは、一番音楽演奏に向いているホールCだったことも影響したのでしょう。 今回の「舞曲の祭典」テーマから本作品が選曲された理由がHPやプログラム等に記載ないのだが、「聖櫃の前の踊り」が10分超える大曲になっているためだろうか。 今年のLFJ有料コンサートの鑑賞は本公演のみ。これは是非聞きたいと言った曲が他になく、寂しい限り。先に行われたナントでのLF公演が入った公式CDを購入したが、そちらには「カルミナ・ブラーナ」が入っており、舞踊と組み合わせた公演があれば是非聞きたかったのだが。 全体的に小規模化し、曲目や演奏者にも魅力が少なくなっているように感じる。来場者も年々減少傾向で、スタッフもボランティアからアルバイトに変更され、当初の熱気が感じられない。来年についてまだHPでも公表されてないようで、どうなることやら。End
2017.05.06
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