備忘録

備忘録

下書き―年齢論



・そもそも青年期(adlescence)などという概念は、近年のものである。ゲーテ二十歳のときの最初の小説『若きウェルテルの悩み』以前には、青年期なるものはなかった。この小説が世に出たのが、ワットの蒸気機関、アダム・スミスの『国富論』、都市中産階級が現れた時代だったことは偶然ではない。…今日の25歳は、100年前の15歳(35歳を超えては生きることは難しかった)よりも、社会年齢は若い。今日の25歳は、当時の15歳よりも、社会的、精神的には成熟していない。ところが逆に、今日の15歳は、当時の15歳よりも、生理的には成熟している。青年期とは、この生理的に成熟する15歳と、社会的に成熟する25歳の間の期間をいう。(ドラッカー「断絶の時代」(1968)p354)


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